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夏が終わろうとしている

(写真提供:近藤菜穂子)

台風が近づいていて、恐ろしいのだけど、それが過ぎ去ると夏が終わる。

今年の夏は色々あったけど、良い思い出もできて、遠くには行けなかったけど、それなりに良かったなと思う。でもやっぱり夏が終わるのは寂しい。

なんだか最近は、年代的にも、人生の夏の季節が終わりに来ている気がしている。これからは実りの秋、収穫の季節なんだろうけど、何も刈り取るものが無いようなそんな焦りもある。

だから多分、夏が終わるのがことさら寂しく思うのかもしれない。子どもの頃も長くて永遠に続くように思っていた夏休みは、気がつけばあっという間に終わってしまって、手をつけていない宿題の、膨大な量に途方にくれる。そんな人生のツケを感じる季節なのかもしれない。

そんな風にもやもやしながら日々過ごしているのだけど、ふと周りを見ると、いつの間にか、いつからかわからないけど、一緒にもやもやしながら歩いてくれてるやつらがいて、そいつらも、えらいもやもやしている。

よく見ると前を歩いてるやつも、後ろから来るやつも、みんなもやもやしている。
しまいには、あたり一面にモヤが出て、そこら中もやもやしている人だらけだ。

なんだみんなもやもやしてるじゃないか、むしろみんなもやもやしていたいんじゃないか?

どうせ歩みを止められない旅なら、歌を歌いながら行こう。声には自信がないけど、誰に聞かせる歌でもない。自分の声で歌を歌って、僕の旅が楽しくなるならそれが良い。

終わらない歌を歌おう
クソッタレの世界のため
終わらない歌を歌おう
全てのクズどものために
一人ぼっちで泣いた夜
キ×ガイあつかいされた日々
なれ合いは好きじゃないから
誤解されてもしょうがない
それでも僕は君のことを
いつだって思い出すだろう
終わらない歌を歌おう
僕や君や彼らのため
終わらない歌を歌おう
明日には笑えるように
明日には笑えるように
(THE BLUE HEARTS 『終わらない歌』より 抜粋)

地域と映像×もやぴの映像制作ワークショップが終わり、僕の今年の夏も終わりました。


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