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野外彫刻フィールドワーク    in 横浜⑪

 横浜市中央図書館は,JR桜木町駅南口から野毛山動物園に行く坂道の途中にある。この図書館には何度か行ったことがある。館内には佐藤忠良の「冬の像」など何点かのアート作品が展示されている。それらとは別に,今回大階段下のベンチに新たに作品を見つけた。すぐに柳原義達の鳩だと気づいた。以前は車で来て,違う入口から入館したために気づかなかった。
 ベンチの鳩に気づき,その周辺を見渡すと他のベンチや塀にも鳩の作品があった。四羽の鳩を見つけたけれど,まだいるのかもしれない。ベンチの「道標 鳩」柳原義達のプレートが貼ってあった。実際の鳩よりも少し大きな印象だ。それぞれの鳩の形態や動きが違っていて面白い。置かれいてる場所や鳩の向いている方向もいろいろだ。道標とは,人が迷わないように進むべき方向とかを示すものだが,この鳩たちは,どこに進めといっているのだろうか。あちこちに置かれた鳩の群像の横に座って考えてみたい。