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京都の野外彫刻 フィールドワーク42

『朱甲面』

1988年   清水九兵衛

清水九兵衛(1922-2006)  彫刻家,陶芸家(七代目清水六兵衛)

設置場所: 京阪三条駅改札構内
 以前にも見て知っていた作品ですが,今回改めて見に行くことにしました。ところが,記憶にあった場所には作品がなく印象に残っている雰囲気とは異なっていた。設置場所が移ったのか記憶違いなのかは確認できなかった。京阪三条駅の中,トイレの横に設置されている。
 清水九兵衛さんの野外彫刻はどれもその設置される建物や環境との関係を考えた作品が多い。この作品についての碑にも「台型・壁・床との関係の中で考えたものです」と記されていた。記憶ではもう少し奥まった狭い通路の壁の前にあったような気がするが・・・。しかし,作品から少しずつ離れていき改札口から行先掲示版の奥一直線上にこの作品を見ることができるこの位置も面白いと思う。アーチ状の天井と壁,モザイク状の床,円柱の柱との関係が印象的です。