昆虫食、ねぇ…

最近昆虫食、特にコオロギが喧しいが、コオロギは共食いするから養殖も難しいし、だいたい「食」として適切かを考えると、かなり問題がある。
「本草綱目」には、「微毒」、「妊婦には禁忌」とある。
何故、わざわざコオロギを昆虫食の代表かの様に担ぎ出したのか。
しかも、コオロギはまだ食品として安全なのか言い切れない。
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コオロギ食の問題
(1)総計して、好気性細菌数が高い。
(2)加熱処理後も芽胞形成菌の生存が確認される。
(3)昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある。
(4)重金属類(カドミウム等)が生物濃縮される問題がある。
(出典:食品安全関係情報詳細、内閣府 食品安全委員会)
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それに昆虫食というなら、地域限定とは言え普通にスーパーマーケットでも手に入る「蚕の蛹」、「イナゴ」などあるではないか。特に蚕の蛹は、養蚕の副産物として必ず得られるものであるし、食品としても長い間食べられてきたものだから安全性も担保されている。
絹は取れるし、食品にもなる、そして養蚕技術は確立しているし、蚕の餌は桑であり、これは実も葉も食することが出来る。実はマルベリーとして知られ、そのまま食べても美味しいし、ジャムにもなる。葉は、糖尿病の予防効果、高血圧抑制、血中脂質抑制、便通改善などの効果が知られている。 亜鉛、カルシウムなどのミネラル、食物繊維も豊富であり、お茶として飲まれてもいる。
どうしても昆虫食を考えたいのであれば、先ずはすぐに使える蚕を使ってみたら良いのではないか?
しかし、コオロギを持ち込んできた。
そしてそれを養殖する技術はまだ未熟と言っていい。
つまり、これから開発しなければならない技術には「補助金」がでるからだ。
食糧危機を煽って、何らかの利権を得る、これが真の正体なんだろうな。
「危機ビジネス」万々歳ってところか。
金の亡者は、何でもするもんだよ。

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