040_20231102_エクセル♥サーガ
基本情報
六道神士(りくどうこうし)さんによるギャグ漫画
少年画報社の「ヤングキングアワーズ」誌上にて、1996年〜2011まで連載
全27巻で完結済み
メディア展開
1999年10月から、テレビ東京系でアニメ化(全26話)
大まかな紹介
イルパラッツォ率いる理想推進機関アクロスが、腐った世界を是正する第一歩として、
F県F市の市街征服を目論む。
アクロスの構成員である少女エクセルとその仲間たちは、
対抗勢力である蒲腐博士率いる市街安全保障局との戦いをこなしながらも、
生活費や活動費のためにバイト三昧の日々を送っていた。
マンガペディアのあらすじより
導入
頭にヘッドギア、白手袋にマントの美青年が、演説している
世界は腐っている!
今世界はすべからく是正されねばならない!しかし唐突に世界を統べても愚民どもはついてこれまい
そこで一国!いや息切れするだろうから、無理なく世界征服する第一歩…
市街征服!
そこに際どい衣装の金髪の女性が呼応する
ハーイル!イルパラッツォーー!
そこは、某都市某所の某地下、市街征服を企む秘密結社あクロスの秘密基地
女性が騒いでる
「最高ですイルパラッツォ様、このエクセル日の中だろうーが水ん中だろーが!」
いってきたまえ、イルパラッツォと呼ばれる男が紐を弾くと、地面が空き、エクセルは水に落ちる
「イルパラッツォ様、この穴は…?」「浅かったかね?」
それでは本日の計画だが…VTRを移すと老婆が歩いている
が、エクセルは「あ、電話だ」と話し、そのままバイトに行ってしまう
次の場面、エクセルは路上警備のバイトで交通整理している
いずれ私達の街になるのだ、意地悪な車にも、寛容になれるってものです
とか言うて赤棒持ちつつ調子こいて踊ってると、大事故を誘発してしまう
偽名使ってて良かった…
自宅のアパートに帰り、一人寂しく今日在ったことを壁に独白する
そういえばあのVTRのババアはなんだったのだろう
反対派のゲリラ?そうに違いない
アパートの隣の部屋の青年はカップ麺を食ってるが
隣からのババアがー!!という寝言に飯をぶちまける
次の日、秘密基地にてアクセルはイルパラッツォに問う
昨日の老婆は一体
老婆?いったいなんのことかね?
ここで一話終
感想
今回、「最後まで読んでない状態」でレビューしている
いつもの主義に反して、完結作品なのに最後まで読んでない状態での評価(14/27)
恐らく「最後まで読んだ人」とは評価が異なると思うので、ご了承を
うがった見方、うがった興味で観始めた
古い絵面で、完結作だが、割と「巻数が長い」
どんな面白さと、どんな「長く続く話」で、どんな人気だったのだろう?
そんな「外形・外堀からの興味」で読み始めた
1980年代〜1990年代の「イラストレーション」の香りがプンプンする
女性がスレンダーで足が長く目が大きいスタイルで、肩パットがあって、線が細いキャラデザ
自分の青春時代の懐かしい絵だなと
例:ラムネ&40とか
ただ実際は、1990年代末〜2010年代なのでズレている「当時ですら最新の絵じゃない」の可能性があるのだが
一応「エヴァンゲリオンが放送してた時期開始の作品」なので「手足細いよね」とかは、まあその当時の絵かもしれないけれど
作品の「ジャンル」を、もう一つ定義しにくい
強いて言うならSF不条理ギャグマンガ&群像劇、とかそんなのかな
作品の雰囲気的には「究極超人あーる」や「かってに改蔵」「さよなら絶望先生」等の久米田作品を思い出した
今、半分読んだ状況では「マンガの質がゆっくりと変わってきている」感じがしている
1巻は「総統としもべ」「キレイなお姉さんが出てきて痛い目に合う」みたいなシチュエーションを決めた日常ギャグ
2巻〜3巻くらいは、登場人物を増やしたドタバタコメディ
4巻〜6巻くらいは、アンドロイドとかも組み入れた不条理SFコメディ
6巻〜12巻くらいは、二陣営に別れ、交わりそうで交わらない日常ギャグ&サブカル・パロディギャグ
13巻〜(今読み中14巻)以降は、シリアス成分を増したストーリー漫画成分を増分
当時、迷走してたのか、あるいは「ニーズに答えて変えてった」のか、はたまた「作者がしたいこと」が変わっていったのか
一巻くらいから「なんか隠された謎や深い設定があるのでは?」という匂わせがあって「これ、ストーリー漫画ちゃうか?」と疑いつつも…
話が動くのが13巻以降という
なんとなく「ストーリーを期待してしまった」自分としては、2〜5巻くらいは、だいぶ読むのが辛かった
ただそれは「こうあってほしい」というただの願望なので、それを作品の評価とするのは作品に失礼
そも「最終巻までに謎解いてストーリー漫画として完結するのか」というところも(読んでないので)ワクワクしている
自分的には「ジャンルやフォーマットが揺れてる」と思うので、最後まで「何漫画だったんだこれ…」となりつつ読めるのは、ある種読むのに加速付いてきた
わりと早い段階でアニメ化されている
5巻時点(1999年)アニメ化
ストーリーやバックボーンが明かされていないその時点で、読者人気がしっかりあった、ってことだろか
個人的には三石琴乃と南央美というキャスティングが気になって観てみたい
総評
今日は「おすすめ」というより、みなさんに「ご依頼」
この「令和5年」の今、この作品をみうらと一緒の時期に読んでみて、感想を教えてほしい
当時や過去ではなく、今初見で読んでみた反応を知りたい
今の10代、20代、30代、40代…の感性を経た評価を聞きたい
脳内が渦巻いてて、評価が言語化出来ないので…たのむぅ
最後までお読みくださり、ありがとうございます!
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