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「松岡修造のTOKYO応援宣言!」出演秘話

~2月9日にO.Aされた「松岡修造のTOKYO応援宣言!」に出演しました~

本日朝に放映された、テレビ朝日系列「サンデーLIVE!!」番組内のイチ企画、「松岡修造のTOKYO応援宣言」に出演させて頂きました。ご一緒させて頂いた松岡修造さん、ディレクターの佐藤さん、福岡さん、フットゴルフワールドカップ2020の開催コースであり、今回の収録にもご協力頂いたセブンハンドレッドクラブ小林社長様、そして取材にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。

番組の様子は以下サイトに掲載されていますので、見逃した方はこちらをご覧頂ければと思いますが、収録では、修造さんと一緒にフットゴルフをラウンドさせて頂き、フットゴルフの楽しさだけならず、素晴らしさも伝えさせて頂いたつもりです。テレビを通じて、フットゴルフという素晴らしいスポーツが日本に少しでも普及し、9月23日にセブンハンドレッドクラブで行われる第4回フットゴルフワールドカップが盛り上がればと思っています。

番組のtwitterアカウントでは撮影の裏話も載っていますので、こちらもご覧ください。

https://twitter.com/tokyosengen/status/1226743943926181890?s=09

~取材のきっかけは、『伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~』~

実は今回の取材は、テニス界のレジェンド、伊達公子さんが2019年度から始めた『伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~』をきっかけに生まれました。

ヨネックスさんとは、私が新入社員の頃からのお付き合いなのですが、私がテニスの仕事をしていることを知ったプロジェクト担当者から、伊達さんと一緒に取り組むジュニア育成プロジェクトも手伝って欲しいとお声がけを頂いたことでジョインさせて頂くことになりました。テニスをプレーしたことのない私のような人間に声を掛けて頂いたことに深く感謝する一方で、日本人として初めて世界のトップと対等に戦った偉大なるレジェンドである伊達さんの名前を汚すことのないよう、日々凄まじいプレッシャーと戦いながらサポートさせて頂いております。

私は、このプロジェクトに参画させて頂くにあたり、自分の役割を以下のように定義しています。

① テニス界における課題や問題点をテニス界の外部からの視点で把握分析し、その解決手段や方向性を提案する
② ①で導き出したテニス界における課題や問題点をスポンサー企業を含めた世の中に広く知らしめ、協力者を募る
③ 世界のテニス界におけるジュニア世代の最先端の情報を収集し、提供することでプロジェクトのより良い方向性を指し示す

そして、この3つの定義を元に、伊達さんが選んだジュニアたちに対して、世界のトップオブトップがどのようなパスウェイを通ってプロになっていくのかや、グランドスラムジュニアに出場する為の具体的なスケジュール、ポイント獲得目標等を講義形式で説明し、共通認識とすることで彼女たちの目標や目的を作り出すお手伝いをしています。

実は、これらを行うにあたって自ら発信することの重要性を感じた為にnoteを始めたのですが、テニスの話はここでの本題ではない為後日改めて記事にまとめさせて頂きます。ご興味のある方は一例として、以下リンク先の、世界トップのパスウェイ(テニスクラシック2019年8月発売号)をご一読ください。現在のテニス界の課題の一つがご理解頂けると思います。本記事をまとめて頂くにあたってご協力頂いたトップアスリートグループの皆様にはこの場をお借りして深く御礼申し上げます。尚、この記事は、2019年8月26日に変更されたITFのシステム変更は反映されておりませんので予めご了承ください。

ここまで書いておきながら自分で言うのもどうかと思いますが、実際のところはこのプロジェクトにどこまで貢献できているのかは当の本人もわかりません。前述したように、レジェンド伊達さんの名を汚さぬよう一所懸命邁進するのみです。ただ、私の講義や意見に耳を傾け、興味を持ってくれる方がいました。それが、今回取材頂いた、ディレクターの福岡さんだったのです。

福岡さんは、テレビ朝日のスポーツ報道番組を制作する、制作会社のディレクターであり、プロジェクトには、伊達さんの密着取材でほぼ毎回立ち会っていらっしゃいました。そしてある日、福岡さんは、率直に、私にこう言いました。

「軍司さんが(テニス素人なのに)なぜこんなに知っているのか不思議でした。だからネットで色々調べさせてもらったんです。」

~言語化し、公開し、発信することで新たな道が開ける~

福岡さんは、私の”がんサバイバー””フットゴルフ日本代表”という二つの経歴に注目したようで、それこそ読んで字のごとく、根堀り葉堀り聞かれました。だから私は、以下の投稿にまとめた自分の生い立ちや過去を包み隠さず赤裸々に語りました。

正直、闘病の話をするのは数年振りでしたし、スポーツを絡めたインタビューは初めてだったので、しどろもどろになっていたり、要領の得ない浅はかな回答もあったと思います。それでも私の話を聞いた福岡さんは、私にテレビに出演して欲しい、自分が担当する番組に出て欲しいと言いました。それが、今回の「松岡修造のTOKYO応援宣言!」だったのです。

番組出演を承諾してからは、自分の過去を如何にわかりやすく言語化するかに相当の時間を割きました。そして、それをnoteにまとめていくことにしました。

私は元々、自分の過去を公開することに抵抗はありません。精巣腫瘍で闘病していた2004年当時も、「22歳で余命半年と言われる大学院生等そういるはずがない。実際、ネットで検索しても何も出てこない。ということは、この後自分と同じ立場に置かれるであろう誰かの為にも、自分の体験は公開するべきだ」と考え、自分でHPを開設し、闘病記を綴っていたくらいです。今では一般的になったブログも、2004年当時はまだウェブログと言われ、サービスもあまり整っていない時代だったのですが、それでも1日1,000PVくらいのアクセス数があり、病床に伏せながらも、自分が世の中に必要とされているという感覚を感じることができました。

正直なところ、生きていく中で、自分が社会の役に立っていると感じたり、世の中から必要とされているという感覚になることはあまりありません。でも、闘病の話をベースに、体験談を踏まえながら様々なことを伝え始めた途端、空気が変わるのを感じます。それは、闘病から15年以上が経った今でも色褪せることはありません。私がいつも「がんになって良かった」と言っているのは、がんになったことで、自分の想いや熱意が人に伝わりやすくなったと感じているからです。

だから今回も、まとめたものは世の中にお披露目するべきだと考えていましたし、これを機に、今の自分の持っている色々な知識を世の中に還元していくべきではないかと思ったのです。noteには、今のところはフットゴルフの話しか書いてありませんが、時間を見つけてテニスやバドミントン、ゴルフ、サッカーなどについてもまとめていきたいと思っています。

ちなみに、noteを始めてまだ1か月ですが、noteがきっかけでまた新しい取材の相談を頂きました。新しい取材の放送日は、決まり次第また告知させて頂きますが、言語化し、公開し、発信していくことができれば、これだけ世の中から必要とされるのだということを久しぶりに実感することができた出来事でした。

だから私は、知識が続く限り、これからも発信を続けていきたいと思います。拙く稚拙な文章ではありますが、引き続きご愛読頂ければ幸いです。

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