Summer has come
こんにちは。
音楽家の為のボディチューニングサロンValanced Tone Lab代表の大政です。
うだるような暑さの中、大阪にて連日セッションに明け暮れています。
そんな中で、皆さん驚かれるのがセッション後の声の響きのポイントの変化。
ほとんどの方は発声ポイントが喉の声帯付近まで上がってしまっているのですが、セッション後はみぞおち辺りにまで落ちていきます。
プロの方であっても発声ポイントが上ずってしまいがちで、その理由が分からずに練習不足やカラダの鍛え方不足のせいなんだと思い込み、負のスパイラルに陥りがちなように見受けられます。
というわけで、今回のテーマは声が上ずってしまう原因について。
結論から言うと、それはズバリ咀嚼不足!
「はい?咀嚼??」と感じると思いますが、まず咀嚼不足だと、胸の部分が硬直してしまいます。
しかし、この胸の部分は声の低域を担っている箇所。
そこが硬直するとカラダは必然的に呼吸が浅くなり低域が共鳴しなくなってしまい、逆に脳は潜在意識下でそれを無理やり鳴らすよう、ちぐはぐな指令を出してしまう為、結果的に絞り出すような、低域のない薄っぺらい声になってしまうんですね。
それが酷くなっていくとメンタルの不調にもつながっていくんですが、それはまた別の機会に。
また、世の中に蔓延しているあらゆる音やノイズも上ずって(高域が歪んで)しまっている為、その周波数にカラダが日々晒されて共鳴してしまうことで、同様の状態が起きやすくなっている側面もあるんじゃないか、とも疑っています。
ちょうど胸の位置に共鳴する周波数帯があるんですけど、それを振動を感じるくらいの音量でしばらく聴いて(カラダで浴びて)いると、発声ポイントが正しい位置に落ちるという実験結果も得たことがあるので、あながち間違っていないのかなと。
例えば、日本の電車の車内放送の声ってお世辞にも良い声とは言えない、不快感のある高域が歪んだ音ですよね?
それに対して、韓国に行った時に聴いた電車の車内放送の声は、低域の伴ったバランスの良い声だったんです。
J-PopとK-Popの音の違いも同様。
K-Popの音はアメリカの音のバランスに近いんです。(聞くところによると、韓国は国が助成金を出してアメリカに留学させて、本場の音楽文化を学ばせているとか)
そして、人の話し声もそう。
どうして同じアジア人なのにこのような違いが生まれるのかを考えた時に、街中に溢れる音のバランスが人のカラダに影響しているのではないかと考えるようになりました。(何故日本の音から低域が失われてしまい、高域が歪むようになってしまったのかについての考察はまたの機会に)
このように、些細な事が与えるカラダへの影響は実はとても大きいんです。
そんな外的ストレスから自分のカラダを守るには、やはり日々のセルフケアが有効。
声を出すたびに、自分は内側からも緩んで気持ち良いし、聴き手にも潜在意識レベルで安心感を感じて落ちつかせることのできる、そんなカラダを手に入れたい方はいつでもそのノウハウをレクチャーさせていただきますので、お気軽にお問合せくださいね!
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