人を採用するかしないか。今が判断の分かれ目
求人広告事業から。
現在、多くの企業が一旦求人を見合わせて状況を見ています。もし優秀層の囲い込みを行うか行わないかを判断するためにはこの時期での募集が重要になりそうです。
優秀層が動いている
現在、即戦力人材の流動が活発になっています。それはコロナの影響で自分の考え方を見直そうとする人が多くなってきているからだと思っています。ですが今まで通りに求人を掲載したからと言って優秀層が囲えているかと言うとそんな事はありません。
結局は自社研究が出来ている起業が一番強いのです。
自社には何もアピールするものがないとクライアントから聞くこともありますが、それは自社の魅力が見つかるまで研究してないだけなのです。もし本当にアピールするものが無いのであれば、その会社は世間から徐々に受け入れられなくなってくるでしょう。
働く人にとって魅力的とは
実は何でも良かったりします。こう言うとピンとこないかもしれませんが、現在はダイバーシティ。誰一人として同じ働き方を求めているわけではないのです。
ちょっとブラック企業があったとします。
・1日の残業時間は3時間ぐらい
・給与は23万円ぐらい
・年間休日は100日
いまアンケートを取ると一番多い傾向が下記転職者です。
プライベート重視で土日休み、定時で帰れる仕事がしたい。給与はそんなに必要ではない。
上記企業と転職者はマッチングしないように見えます。
条件検索を外して考える
当社は条件検索勝負は企業側が絶対不利になると思っています。ちょっと冷静になってリサーチしてみると大手企業ほど条件は悪かったりします。もちろん管理職になった時の給与の差は開く傾向にありますが、末端のスタッフの条件に関しては戦えることも多くあります。
ではなぜ大手に人が集まっているのかを冷静に分析すると「ストーリー」「エモーショナル」この2つが存在していることに気付かされます。
トヨタの事例
給与
学部卒業相当:月給20万8000円
修士修了相当:月給23万円
博士修了相当:月給26万4000円
高専卒業:月給18万1000円
専攻科卒業:月給20万8000円
年間休日
121日
もちろん、ここに手当が加わっていくと条件も変わってきますが、世界的なトヨタでさえ条件を並べてみればそこら辺の中小企業と一緒なのです。
トヨタが採用で強いのは「ストーリー」「エモーショナル」だと分析しています。
「ただ自動車をつくるのではない。日本人の頭と腕で、日本に自動車工業をつくらねばならない」
創業者の豊田喜一郎が言った言葉として自社HPに掲載されている心動かされる言葉です。
また社員インタビューにも力を入れていて会社説明会にいかなくてもイメージが湧きやすい内容になっていますね。
心動かされなくても良い?
私はトヨタのやっている事やこれから目指す未来に興味があり、大きく心が動かされます。一方で全く興味がない人がいます。つまりそれでいいのです。
無差別に応募者と会っていても意味がないし、企業側の思いや考えに賛同してくれない応募者を採用すると癌になります。
一番の問題は企業側の熱い思いが文章化されていないことだと思うのです。
当社では考える為のフレームワークを用意しています
当社は無駄な応募を増やすコンサルは苦手としています。有効応募をPDCAを回して増やしていく作業を自社事例や当社がコンサルしている企業事例を元にコンサルしています。
ターゲットは中小なのでコンサル費は広告費の中からやりくりしています。
まずは御社のリクルートVISIONからフレームワークに当てはめて考えてみませんか?