それぞれの3・11


3,11と呼ばれる東日本大震災。私の地元茨城県の潮来市は液状化の被害が酷く、被災後半年間水や電気が通らない地域もあった。だが今では完璧に復活し、お隣の鹿嶋市にある鹿島サッカースタジアムが2020年のオリンピックの競技の一つであるサッカーを行う会場に指定された影響もあってか新しいアパートなどが増え始めている。
そんな完全復活を遂げた潮来市では震災はもう昔の話になっている。


だが、福島県四倉町にある老舗「大川魚店」は今もまだ震災と戦っている。

震災で起きた東京電力福島第1原子力発電所の事故以来、汚染水による風評を受け、その影響がまだ完全にはなくなっていない。それでも大川魚店の主人、大川勝正さん(44)は「いわきの地魚文化を復活させたい」と、魚介を商品棚に並べ続けてきた。贈答品の注文が途絶えた首都圏にも自ら出向き、地魚の加工商品を物産展などで売り込んでいる。「東京では風評を感じなくなった。7年半でやっとここまできた」と、手応えをつかんだという。

震災被害の辛さを改めて感じた。


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