見出し画像

Instagramのひとりごと#104「スリランカの破綻と日本の未来」


今日はこの記事からの考察です。

そもそもですが、スリランカという国が破綻したのをご存知でしょうか?そしてそれが構造上、日本の国にとても似ているのをご存知でしょうか?

スリランカの破産原因については、多くの人が
いろんな理由を上げています。1つで正解ではありません。しかしながら、その挙げられている原因の多くが今日本に起こっている事と同じということは
一致しています。

この記事の面白いところは、日本と比較しているところ。スリランカの破産そのものに触れず、スリランカの破産原因について、考察しているところにあります。

 小学生でもわかるスリランカ破産という記事なので、ぜひ読んでほしいと思います。

日本経済は長く続いていたデフレからインフレに変わりつつあります。インフレそのものは決して悪い事では無いのですが、給与が上がらないで物価だけ高騰し続けるとハイパーインフレが起こりやすくなります。
以前、このInstagramのひとりごとでも、スリランカ破産の前に、スーパーインフレの話を書かせていただきましたが、やはりスリランカは7/5に破産してしまいました。

スタグフレーションについてわかりやすくカップ麺の例えで書かせて頂いています。良ければ過去記事もご覧下さい。

スーパーマーケットに行けば価格の上昇がわかります。「おうちごはん」の良さは、おうちで作ること以上に買い物も自分でやるところにあります。
男の人は食材の10円の上がり下がりに敏感では無い方が多いでしょうが、普通の主婦は「政治経済」をスーパーマーケットで知ります。

そういう意味でも、男の人には積極的にスーパーマーケットでの買い物を毎日してほしいものです。
そしてスーパーマーケットで買い物をしておうちごはんをするようになると「飲食店ビジネス」の「メニューの価格」が高いか安いか?がわかるようになります。

よく政治家の方に価格を訊いてとんでもない価格を言う政治家の映像を見ることがありますが、それくらい
実はリアルな現実に疎いことが、わかります。いつもならば、この時期にゴーヤが安くて100円くらいなのに、普通のスーパーの平均価格が198円と2倍するとか、その理由が

沖縄県産ゴーヤーの価格が高騰していて沖縄協同青果によると、1キロ当たり前年同期比1・7倍の558円。キロ単価が2091円と今年の取り扱い開始後の最高値で理由は、植え付けが始まる2022年2~3月の平均気温が前年と比べて0・9度低く不作だったことが原因だったとか、ネットで調べれば、直ぐにわかるわけですが。

電車でも「なにも関心がなく、ゲームに勤しんでいる」姿を多く拝見します。
「物価高騰」に関心がない。見て見ぬふりをする先に待つのは、大規模なリストラです。
よほど余裕があるのでしょうか?これから仕事で
ゲームに勤しむ姿に。残念さしかありません。
ゲームを否定しているわけではありません。

1日の始まりの大事な可処分時間にゲームをしている神経が、怖いのです。その一日の大事なスタートですから。

商品の価格が高くなれば、買わないというよりも躊躇します。AppleのiPhoneがこの秋、円安で価格が1万円上がるとのこと。やはり躊躇しますよね。
このInstagramのひとりごとでは、7ヶ月前に、価格が上がりますよ。iPad mini6も早く買った方が良いですよ。と書きましたが、その通り円安になりました。

Appleは、日本で売れなくても構いません。
海外で売れれば良いので、全体を調整すれば良いからです。外国人が日本で買い物すれば円安メリットもあります。グローバルな世界企業は、1つの国に影響されにくいので、そこが凄いところです。

国内では売れない場合生産者は生産を減らすわけで、生産が減れば、流通量が減るので、また価格が上がるわけです。

生産が減れば、人も減らします。
人を減らすといざ生産を増やそうと思っても、今度は人手不足で増やせない。

そうすると人件費の単価を上げて
募集するのですが
やはりその分が価格に乗るので高騰します。

内部留保が増え、企業は従業員の給与に転化しないので、価格は上がれど、給与は上がらない構図がどんどん悪くなっていきます。
そして企業と従業員の関係は企業が強くなりますが
その前に転職が増えます。先の読める優秀な人材ほど
先を見て行動を起こすのです。

特に食材に関しては、食材単価を下げることは
鮮度や産地を替えるリスクに繋がります。
スーパーマーケットではロス削減で、賞味期限の偽装や産地偽装が増えますが、実は、小さな飲食店では
食材をくんくん匂いを嗅ぎながら調理する可能性も
増えていきます。
スーパーマーケットは、価格を下げれば、見切り処分品は消費者は殺到するので0ゼロ切りは無いですが、飲食店は、価格を下げる仕組みは無いので、棄てる分の補填は、産地偽装が増えるわけです。

そう言ったことを意識しながらInstagramのおうちごはんを日々、アップしているので、そういう視点で楽しんで頂けたら幸いです。

単純に四人家族で年間1万点の消費をしたとして
(例えばガソリンも1Lを1点とするなども含めて)
1点20円の価格の値上げだとしても、年間で20万円が
上がる事になります。正しいインフレでは、給料は50万円上がれば、生産者も、消費者もwin-winで
結婚しよう、子供を作ろうなど大きな動きになるわけですが、20万円年間上がって、給料は上がらない。下手すれば、リストラのリスクがある。残業代や交通費が出ないなど見えないコスト削減の中で、景気ムードが冷え込む中で、消費が一気に冷え込む中で、高額商品やお酒のような贅沢嗜好品などを節制し、値上がり分をなにかカットして補うしかありません。

もちろん副業が増えます。
例えばYouTubeやInstagramで、長い目でビジネスとして成功させたい。になれば、優秀なサラリーマンがSNSに今のインフルエンサーのライバルとして参入してきます。サラリーマンはビジネスのプロです。
単なるインフルエンサーよりも、交渉が上手です。
これからそういう副業の人が増える中でInstagramのインフルエンサーの案件も依頼は減るし単価はどんどん下がっていきます。

もうひとつは可処分所得が減ることで、Instagramのインフルエンサーのモノを買わなくなります。そしてInstagramのインフルエンサーは広告収入ですから。
企業が自分たちでInstagram運営するのが増えていくなど少しずつ大きな変化が起こるのが、この年末年始に大きく影響してくるでしょう。理由は、一斉の値上がりがこの秋から価格に転化されるからです。そしてやはり年末年始の消費が大きな金額の部分を節約するからです。年末年始のお酒の量を減らす。高級な食材は使わない。

Instagramで、飲食店応援でInstagramアップしている方は多いですが、デフレ時代からインフレに変わりスーパーインフレに変わろうというこの時に、デフレ時代の映えが、今映えていると思っているのが、既にインフルエンサーとして失格です。
案件で宣伝すれば金になるんでなんでもいい。という意味はわかりますが、企業に宣伝効果が無ければ、仕事は無くなるので、お先は真っ暗です。

Instagramで1分動画を使うことは
自らのインフルエンサーとして価値を維持すること
に繋がります。私が親しくさせているInstagramのインフルエンサーは、すでにストーリーが、ほぼほぼ30秒以内の動画で毎日発信しています。さすが、インフルエンサー。世の中に敏感です。

さて、スリランカ破産の話に戻ります。

スリランカの危機的状況は来年も続く見通しで、混乱の長期化は必至です。
ガソリンなどの燃料が極度に不足しており、AFP通信によると、給油所で自動車に乗って数日間列に並んでいた60歳の男性が車内で死亡しているのが見つかった事件もありました。あの東日本大震災が起こった直後のことが僕の頭をよぎります。

東京大学名誉教授の論文を拝見していると
日本の主食の変化に驚くべき、時代変化があることに
気がつきます。

ご存知のように、主食 お米はグラフで言えば
転がるように右肩下がりに急下降のグラフで
今もなお、下がり続けています。

そして小麦であるパン食やパスタが主食になっていたわけですが、このウクライナとロシアの小麦高騰で

主食が「畜産」になった

のです。お米もパンも食べない。

お肉(卵)と野菜だけ

という食卓になります。

私のInstagramのおうちごはんも、再生数や映えなどを全く意識していない。リアルな晩御飯ですが。
私もお米は全く食べなくなりました。
お肉と野菜は食べます。

今回描くつもりは無いですが、パン食が小麦高騰で
お米のチャンスでしたが、やはり上手に戦略的にお米の良さを販売促進出来なかった。業界の変われない古い体質が、チャンスに乗れなかった。それはお酒でも同じです。小麦のビールが値上がる中で、日本酒などの日本の誇る酒蔵がチャンスだったのですが、SNSでもなにもしない。Instagramでは渡辺さんのように頑張ってやっているところは、売上が倍、倍、倍と伸びており、その利益を海外進出に投資しておそら10倍以上の売上になっていくと思いますが、なにもしないことを正義にした酒蔵は、本当に厳しい。

デフレ時代が30年以上と言われる中で、インフレそのもののビジネスを知らないので変われないのは仕方がないですが、そういう目線で日々、注意深くアンテナを持っていれば全く違う意識で動けたはずです。

インフルエンサーとは、
時代を先取る人です。

変化をチャンスとする人です。


いつも金の話ばかりしている
生き残らなくても良い人のことではありません。


相手に求めることばかり多く
急がせるような昭和な経営感覚ではなく
誰よりも、未来を予測して
小さな気づきを大切にして

そういう生の情報発信する人を
大事にしていく中で、変化の波を
感じる組織が出来てきます。

そして、周りに共有することがビジネスになりがち
で会議ばかりの企業も多いですが、これからは
日々変化が起こる時代です。
「集団よりも個」の方がスピーディーです。

スピード第一の時代に入りました。
消費の質よりもスピードが第一です。

スピード無き業界。スピード無き個は
かなり厳しい時代に入ります。

そして日々情報発信は当たり前の時代で
1日どれくらいの数発信できるか?

いろんな意味で、大きくこの秋から
変化した人とそうでない人の差が出始める。

この夏は準備期間と言えます。
新型コロナウィルスも、増えています。
今は熱中症で死ぬリスクの方が高いため
マスクはほどほどで。という感じですが
この秋冬は爆発的に増える可能性があります。

理由はこの経済状況では海外の観光客を
全面的に復旧せざるを得ないからです。

飲食店も酒蔵もスーパーマーケットも
観光業も、Instagramのインフルエンサーも。

新しいSNSの使い方を考えに考え
差別化し、次のステップに入るきっかけに
したいものです。


ありがたいことに、多くの酒蔵の方々から
いろんなコメントをInstagramでもいただくようになりました。元々、日本酒応援で始めたnoteだったので、過去記事を読んでくださり、多くの相談も頂くようになり、成功している酒蔵さんも多くなっています。

地産地消とSNSは日本の大切な未来です。
素晴らしいモノづくりを、如何に世界に発信できるか?単なる、美人だけがウリのインフルエンサーではなく、そのモノづくりを深く深く理解して
新しいInstagramでの宣伝方法やその案件に相応しい
本気の応援をお願いしたいものです。

単なる金稼ぎでなんでもいい。売れればいい。
の必死の情報発信ではなく
購入する消費者の立場に立って
しっかりとSNSで消費者が納得出来る
そんなSNSマーケティングをお願いしたいものです。

お金が取れるコンテンツづくりを。

本気で模索する時がきています。

差別化できなければ、利益単価は落ち続けます。
大型百貨店がまさに、差別化出来ず。
コストコや多くの外資のディスカウントに
敗れています。
これはどの業種でも起こっており、他人事ではありません。
「価格が通らない」のです。


Instagramで、モノを売るのではなく
Instagramで、ブランディングをもっと
強化していくこと。

大事だと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?