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市役所の備品「譲渡会」検証結果!

こんにちは!

2022.1月に開催された、旧市庁舎で備品の無償譲渡会の検証結果がでました。

今回の譲渡会によって、敦賀市はどうなったのか?
しっかりと市職員さんが検証してくれていました。(ありがとうございます)

譲渡会については、下記の note をご参照ください。
簡単に説明しますと、旧庁舎から新庁舎へ引っ越しする際に、備品で不要なものが出てきます。その不要なものを市民の皆さんへ譲渡するのが「譲渡会」で、2022.1に開催されました。

譲渡会の効果はいかに!

今回のnoteでは「譲渡会」についての検証です。
どれだけの反響や効果があったのか?の検証結果となります。

まず、譲渡会をしたことで、一番手応えを感じたのは市職員さんではないでしょうか?  年始早々の1月8日・9日の2日間。
冬の寒い、暖房もない中での譲渡会でしたが会場は熱気というか、ワクワク感に包まれていました。

市職員さんの清掃や案内によって、多くの備品が譲渡されていきました。

これは、私の感想ですが、
私、2007年から市議会議員をやっていますが、過去最高の施策・事業だと思いました。
というのは、譲渡会に参加されていた方がハッピーな感じで、楽しそうで、「このような譲渡会ならまたやってほしい!」
「とてもありがたい!」
「市民にとっても、市役所にとっても良い取り組みだ!」
などなど、直に市民の方々から良いご意見を沢山いただきました。

実感としても、市民の方がめちゃくちゃ喜んでくれていましたし、楽しそうでした。何回も来れられる方や、知人を案内する方も沢山いらしゃいました。こんなに喜ばれる事業って敦賀市役所の単独事業では初ではないか?と思います。

敦賀市の施策・事業の中で、最も、市民の皆さんに喜ばれた事業になったのではないでしょうか。(イベントや行事は除く)

ほんとに素敵な譲渡会だったと思います。

さらに、譲渡会の経費は不用品の備品なのほぼゼロ(職員さんの人件費ぐらい)

ほんとに、いい譲渡会だったなと思います。

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譲渡会での不用品の机や椅子など(マイクは別)

譲渡会の効果は?

さらに、さらに、譲渡会をすることで、こんな効果がありました。

譲渡率はなんと!6割

旧庁舎には、備品が約5600点 → 譲渡・再利用3300点(59%)

内訳:地区215点・市民&事業者618点・出先機関740点・新庁舎での再利用1700点 合計約3300点

ネットオークション出品 17点(副市長の机など)

逆に、2283点の備品は捨てられてしまった・・・(もったいない)

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たぶん捨てられた議場の質問席の椅子・人気がなかった・・・

お金に換算すると

これを廃棄するためにかかる費用は、約3400万円かかると予定されていましたが、譲渡会をしたことにより、1770万円の廃棄費用が削減され、実際にかかった廃棄費用は1630万円とのこと。

ようするに、1770万円の廃棄費用が浮きました。

1770万円の経費が浮く。

この1770万円の経費が浮くことにより、新庁舎整備の外構部分で、お金が足りなくて諦めていた、マンホールトイレの設置1000万円、駐車場からの屋根の設置300万円などの経費を捻出することができます。

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市長の机と椅子・人気のため譲渡あり


ちょっとの発想と行動でかわる!

今回の譲渡会は、いろんなところで応用ができると思っています。

また、期間についても、今回は2日間だけでしたが、

せめて、2週続けての土日で4日間など、工夫をすることで、さらによい譲渡会となり、譲渡率も60%から、100%近くまでいくと思います。
譲渡率が上がれば、1600万円の廃棄費用もさらに安くなりますので、譲渡会のやり方については、いろんな方法を考えていくといいと思います。

捨てればゴミですが、見る人によっては宝の山なんです。

今後は、公共施設の統廃合や、備品の更新が多くなることが予想できますので、是非、今回の経験と知見を活かして次回につなげていってほしいなと思います。

備品は、市民の税金で購入したものなので、市役所のものではありません。(気持ちの部分)なので、捨てる前に市民にチェックしてもらうことが大切なのかもしれませんね。

それでは、また

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2020年6月議会  前川和治 提案



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