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FXにおけるブレイクアウト手法を使ったスキャルトレードのセオリーと現実

ども、かずえモンです。

ブレイクアウトを使ったトレードはFXだけでなく、あらゆるトレードで有効なトレード戦略です。

しかも、スキャルやスイングなどトレードスタイルに限定することなく、あらゆるスタイルで有効だと言われていますし、実際有効だと私も考えています。

トレードの基礎を学ぶ書籍等には、必ずと言ってよいほどブレイクアウトについての記述があり、
・移動平均線のゴールデンクロス&デッドクロス
・MACDのゴールデンクロス&デッドクロス
・オシレーターの買われすぎ&売られすぎ
と同じく有効的なトレード手法として取り上げられています。


ブレイクアウトの基本(セオリー)

そんなブレイクアウトにも基本があり、セオリーと呼ばれる”やり方”があります。

ブレイクアウトのセオリーを順を追って説明します。

  1. 高値安値などの目安となる箇所にラインを引く(水平線もしくはトレンドライン)

  2. 引いたラインをローソク足の終値が上抜ける(ブレイク)するのを確認する

  3. 再度、ブレイクアウトの目安となったラインまで戻り、ラインでサポートされたのを確認する

  4. エントリーする

これが一般的なセオリーだと考えられます。

今回の例だと上昇基調としていますので、上抜けると表現していますが、下落基調だと下方向に抜けるという意味合いに変わります。

加えて、今回はラインとしていますが、その他のテクニカル(移動平均線など)もブレイクの対象になります。

つまり、ブレイクアウト手法の基本でありセオリーは、ラインを抜けたあとにそのラインでサポートされるのを待ち、サポートされたらエントリーを行う、というのがセオリーなのです。

ブレイクアウトのセオリー
青い丸で記した箇所でエントリーするのがブレイクアウトでエントリーする際のセオリー


ブレイクアウトの現実

このようにブレイクアウトには基本的な戦略があり、セオリーがあることはわかったと思います。

基本的にはこの戦略に則ってトレードすることで、高勝率と言われるブレイクアウトによるトレードが可能となってくるでしょう。

しかし、長年トレードをしていると、このセオリー通りにトレードすることが難しいケースも経験していますし、状況によってはこのセオリーを”リスクを承知の上で”利用せず、ブレイクアウトによるトレードをしたほうがよいけースもありました。というより、あります。

スイングなどの長い時間ポジションを保有するトレードスタイルだと、これからまとめるブレイクアウト戦略は当てはまらないケースがありますので注意が必要です。そのうえで読みすすめていただければと思います。

話を戻します。

セオリーを無視したブレクアウトトレードは、スキャルにおけるブレイクアウトです。

スキャルにおいては、ブレイクアウトのセオリーをリスクを承知の上で無視した上でトレードしたほうが良いこともあります。

どういうことかというと、

  1. ブレイクしたあと、

  2. ブレイクした箇所まで戻るのを待たずに、

  3. ブレイクアウトした瞬間、もしくは、ブレイクアウトが確定した瞬間にエントリーを行う

という流れです。

青い丸の箇所でエントリーをしてしまう

なぜブレイクアウトしたあとに、ブレイクした箇所でサポートされるのを待たないのか?

いくつか理由がありますが、代表的な理由としては以下となります。

  • ブレイクした箇所まで戻ってこない

  • 戻ってこないケースだと短期的に大きめの値動きになることがある

  • 戻るのを待っていたら、スキャルの場合チャンスを逃す

  • ブレイクした箇所がラインと数pipsしか差がない

という理由が主な理由です。これはあくまでも”スキャルにおいては”という点についてはご理解していただければと思います。

この中で最ももどかしいのが、ブレイクした箇所まで戻らないというケースです。

ブレイクアウトのセオリーだと、ブレイクした箇所まで戻るのを待ってからエントリーするというセオリーがありますが、強い値動きの場合、ブレイクした箇所まで戻らないことも多々あるのです。

そうすると、チャンスを逃してしまうこともあります。もちろんその場合は、押し目が発生するまで待つのがセオリーであり、安心安全なトレードではあります。

しかし現実はというと、セオリーどおりの値動きにならず、押し目も発生しない、もしくは押し目がわかりにくい強い値動きになってしまうことも多々あるのです。

これが理想と現実の違いではないかと。

つまり現実においては、ブレイクアウトをしたのちに発生するであろうブレイクアウトした箇所まで戻らず強い値動きになり、はっきりと分かる押し目も発生しないチャートになることが多々あるのです。

よって、私は場合によってはブレイクした瞬間にエントリーしてしまうことがあります。

もちろんこれによって負けることもあります。

しかしブレイクアウトのセオリーをガチガチに守ることで生まれてしまう、”チャンスを逃してしまう”のを少しでも防ぎたいという思いから、セオリーをガチガチには守らずにブレイクアウトでトレードをするという行為を行っています。

尚、私が行っているブレイクアウトのセオリー通りにエントリーするときの注意点を以下にまとめておきます。

・ブレイクアウトして戻るのを待たずにエントリーをしているので、完全にブレイクアウトしたとは言えない、という状況をまず把握しておく。その上でエントリーをする。

・ほんの少しの値幅がブレイクアウトしただけであればヒゲとなってしまい、ライン内で終わってしまうことがあるので、ほんの少しの値幅がブレイクしただけのときはロット数を下げる。

・勢いよくブレイクした際には積極的にエントリーするが、損切りを早めに設定する

・基本的には15分足をベースとしてブレイクアウトを確認し、1分足も同時に確認しておく

あくまでもブレイクアウトのセオリーを破ってエントリーしているということを頭に入れながら、リスクを許容した上でトレードを行うこと

これを頭に入れながらブレイクアウトのセオリー通りにトレードしないこともあるという記事でした。

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