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仏教は若き時にたしなめ~ゼロからわかる仏教教室~「いろは歌」に秘められた大切なメッセージとは


◆「いろは歌」には仏教の教えが謳われているといいます。諸説ありますが涅槃経の一説とも・・・。庶民にも口ずさみ易いように詠まれたそうです。

◆「いろはにほへと ちりぬるを」→「色は匂へど 散りぬるを」

いろは桜の花?華やかだけどきれいな時は一瞬、自分のよい時期はとても少ない。諸行無常を言い表しているそうです。諸行とは目に見えるもの、見えない物全て、一切のもの。無常は仏教では「死」つまり消えていくこと。

◆「わかよたれそ つねならむ」→「我が世誰ぞ 常ならむ」

私たちもいつまでも生きられるわけではないという意味で「是生滅法」を表しいていると言われています。是生滅法の法は真理のこと、つまり生じたら滅するのが真理ということ。

◆「うゐのおくやま けふこえて」→「有為の奥山 今日越えて」

苦しみのままでは終わらず今日(生きているときに)この状態がガラリと変わるという意味で「生滅滅己」のこと。それって勘違いじゃないですか?酒に酔ったり、夢をみているときのことを言っているのではないですか?と私たちは疑いたくなりますが、いえいえ!悟りの世界に今日からガラリと変わりますよ。と言っている。

◆「あさきゆめみし ゑひもせす」→「浅き夢見じ 酔ひもせず」

浅き夢を見ているのではない。酔いしれているのでもない。本当に幸せになれるのですよ。これを「摂取不捨の利益」、ガチっと収め取れる、裏切らない、不滅のという意味。この利益(りやく)は幸せのこと。

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まとめ

いろは歌は47文字重複なし。それも七五調で意味もしっかり。仏教の経典、涅槃経の一部を唄ったていた。庶民にもわかりやすく、日常口ずさみ易いように作った歌でした。つまり仏教は若きときにたしなんで、常日頃聴聞することが大事ですよ。

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