運動会の直会(休み編)
台風が過ぎた快晴の朝。
風が強かったせいか、家から出た途端に金木犀の香りが漂ってきて、
まだ金木犀があったことを思い出した。
運動会に向かう、良い1日の始まりに感じた。
今回は島内に2つある小学校のうちの1つの運動会。
途中参加だったので、着いた時には競技が随分と進んでいて、
ちょうど綱引きが始まっていた。
島では小学生も大人も交ざって競技をする。
少子高齢化だからこうなるとか、小難しい話はさておき、
みんなでわいわい騒ぐのは落ち着く。
運動会が終わると、恒例の打上げがあって、
島では打上げのことを、直会(なおらい)と呼んでいる。
つまみの枝豆は島でとれたものだし、漁師が捌いてきた刺身も食卓に並ぶ。
途中でラグビー日本代表の試合が始まり、鍋をつつきながら皆でテレビ観戦。トライが決まるたびに、わーっとなって、面白いくらいにテレビに夢中になっていた。まだテレビが珍しかった頃は、こんな風景が当たり前だったのかな。