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月に数百万を稼ぐコンテンツ販売の裏側

僕の知り合いにネット起業でコンテンツ販売をしている方がいます。

その方について、昨日共通の友人と飲みをしていて発覚したことがあるので、今日はコンテンツ販売の裏側について記事にします。

ただ、憶測も多分に入っているので、私の書くことがその方の、またその他のコンテンツ販売をしている方の全てではないことは、予めお伝えします。


売り上げ=収入ではない

Youtubeでコンテンツ販売に関する動画のサムネイルを見ると、

「誰でもできる」

「かんたん」

「初月で◯◯◯万達成」(だいたい数百万単位)

 といった文言が目立つ文字で出ています。

おそらくそれは本当なのでしょうが、しかしその◯◯◯万(仮に100万とします)という売り上げは、イコール収入ではないことに注意が必要です。


普通の商売でもそうですが、仕事をする上で必ず経費が発生します。

Youtubeならば撮影の機材を揃えたり、編集用のPCを揃えたりといったお金がかかります。

仮に初月に100万売り上げでも、良い撮影機材や性能の良いパソコンを買うなどして経費に50万かけていれば、収入は50万。さらに当然税金がかかる(この場合は雑所得でおよそ20%)ので、収入としては40万程度です。

次月以降は機材の経費はかかりませんが、初月の売上のために顧客を開拓した状態で、新規に顧客を開拓していくので、その分の行動する経費がかかります。

聞いた話ですが、TwitterやFacebook等のSNSに関してフォロワーを増やすこと業者もいるそうで、宣伝のためにそういったところに依頼していたら、経費はかさむと思います。


個人なのかチームなのか

コンテンツ販売を仕掛けている側が個人でやっているか、チームでやっているかもポイントです。

私の知っている方の場合は、Youtubeで表に顔を出しているのは1人なので、最初は個人でやっているのかと思いましたが、実は4人のチームでやっているとのことでした。


多くのYoutuberにあることですが、企画担当や撮影担当といったチームでやってたりします。

それは別に良いのですが、じゃあコンテンツ販売で100万を売り上げたとして、先述の例で実収入が40万だとしたら、4人で割ると1人10万円となります。

極端な計算なので数字が極端ですが、チームでやると行動の幅が広がる反面、頭割りで収入も減ります。

そういった諸々のことを考えると、サムネイルに出ている売り上げ◯◯◯万達成! ということの実態として、いくらの収入なんだろう? と想像してしまいます。


コンテンツ販売の未来

私自身はコンテンツ販売の事業を斜めに見てしまいますが、「そういうものもありなのかな」とも思います。

しかし予想ですが、3年後には消えている or 飽和していると思います。

一昔前に与沢翼氏が「秒速で1億稼ぐ」という触れ込みで騒がれましたが、その後少しして秒速で消えていきました....

与沢氏の場合はセミナー商法でしたが、コンテンツ販売も仕組みとしては同じに思っています。

もし、自分が販売した顧客が新たに顧客を開拓したらバックマージンが入る...といった仕組みだとしたら、それはマルチ商法ですね。
(マルチ商法は1つのビジネスシステムだと思うので、否定はしません)


コンテンツ販売は今の流れに乗った仕組みで稼ぐ方法なので、普遍的なビジネスにはなり得ない、というのが私の考えです。

悪いとは思いませんが、仕組みで稼ぐと、その仕組みが使えなくなった時に、新たに1から仕組みを作り直す必要があるので、その労力を考えると長期的に稼いでいくことには向かないと思います。


仕組みで短期に大きく稼いで逃げ切るか

地道に事業を築き上げて長期的に稼げる力を身につけるか

私は、後者を選びます。

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