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【東スポ杯2歳ステークス2023 予想】ラップ適性から有力馬を評価!

こんにちは。KAZUです。

この記事では、「東スポ杯2歳ステークス」の予想を特集します!

馬券予想にぜひご参考下さい。


ラップ分析

まず初めに予想のポイントとなる「ラップ分析」をご紹介します。

上図は、直近5年の東スポ杯2歳Sの個別ラップをまとめたグラフです。赤色のグラフは5年平均を示します。

東スポ杯2歳Sのラップの特徴は、東京芝中距離戦らしい高速決着の瞬発力勝負が挙げられます。勝ち時計は1分45秒台から1分46秒台、上がり3Fは34秒前半から中盤が基本です。

実際に過去10年の上り3F順位別の成績では、1位が複勝率83.3%、2位が71.4%と好成績です。

脚質を問わず、速い末脚が使えるかどうかが好走の鍵と言えるレースです。
では、「どのように末脚能力を見極めるか」についてですが、データとして前走の上り3F順位が参考になります。

過去10年の前走の上り3F順位別成績を分析すると、上り3Fの順位が1位または2位だった馬が好成績を収めていることがわかります。
特に、勝ち馬においては、上り3Fの順位が1位または2位だった馬が独占をしています。この傾向から、前走での末脚の質に着目し、上り3Fで1位または2位に入った馬が狙い目と言えるでしょう。

またデータ傾向については、上図の内容がポイントとして挙げられます。
次以降でご紹介する有力馬の評価については、個別ラップの傾向を判断軸にデータ傾向もふまえながら評価を行っていきます。

有力馬の評価

ここからは、有力馬の評価についてご紹介します。
有力馬の評価については、2歳戦でキャリアが浅い馬が多いため、従来のラップマトリックスによる評価ではなく個別ラップの傾向に基づき行っていきます。

評価については、良馬場・道悪馬場に分けた上で、S、A、B、C、Dの5段階評価で行なっていきます。

シュトラウス

上図は、東スポ杯2歳Sとシュトラウスの新馬戦、サウジアラビアRCの個別ラップの傾向をまとめたグラフです。

シュトラウスはここまで2戦、瞬発力型で低速決着の新馬戦は1着、バランス型で高速決着のサウジアラビアRCは3着の成績を収めています。
どちらのレースも上り3Fは34秒台で一定の瞬発力が求められるレースとなっています。ただし、前走のサウジアラビアRCのレース内容、持続力勝負に強いモーリス産駒の血統背景を考慮する限り、瞬発力タイプよりは持続力タイプの馬と評価しています。
前走上り3F2位以内のデータ傾向を満たせていない点も気になります。

そのため、良馬場開催において直線スピード・決め手が求められる東スポ杯2歳Sに対するラップ適性は、そこまで高い評価はできません。
一方、道悪馬場になると新馬戦で示した道悪適性やこの馬の持続力が活きてきます。
ラップ適性の評価は、良馬場は「B」、道悪馬場は「S」評価です。

前走のサウジアラビアRCのメンバーレベルは高いと思いますが、良馬場だとキレ負けする可能性があります。
道悪馬場おいては本命候補ですが、良馬場だと3着候補の一頭と予想します。

シャンパンマーク

上図は東スポ杯2歳Sとシャンパンマークの新馬戦の個別ラップの傾向をまとめたグラフです。

シャンパンマークはここまで1戦、超瞬発力型で超低速決着となった新馬戦で1着の成績を収めています。
脚質型が超瞬発力型となった新馬戦は、個別ラップのグラフから明らかなように完全な直線での瞬発力勝負となっています。レース全体の上り3Fも33秒7と超高速です。
そのレースにおいて好位から上り3F最速の33秒1で差して快勝。シャンパンカラーの半弟で父キズナとなると持続力タイプの印象ですが、新馬戦の内容からはその瞬発力・決め手を評価せざる負えないでしょう。
ラップ適性の評価は、良馬場、道悪馬場ともに「A」評価です。

前走のメンバーレベルは未知数ながら、新馬戦で見せた決め手は今回でも上位評価できます。
良馬場、道悪馬場のどちらにおいても対抗候補の一頭で考えています。

ファーヴェント

上図は東スポ杯2歳Sとファーヴェントの新馬戦の個別ラップの傾向をまとめたグラフです。

ファーヴェントはここまで1戦、超瞬発力型で超低速決着となった新馬戦で1着の成績を収めています。
この馬もシャンパンマーク同様に、新馬戦は完全な直線での瞬発力勝負となりました。レース全体の上り3Fは33秒6と超高速になっています。
そのレースにおいて、先行して上り3Fを最速の33秒4でまとめて快勝。ハーツクライ産駒らしい大飛びで柔軟性に富んだ走りからは、瞬発力タイプの馬と考えており、末脚能力の高さがうかがえます。
ラップ適性の評価は、良馬場は「A」、道悪馬場は「B」評価です。

前走の新馬戦で2着以下の馬は、その後に2頭勝ち上がり、上位馬も未勝利戦での好走が目立ちます。その点から新馬戦のメンバーレベルも評価ができます。
決め手に優れる瞬発力タイプの馬ということで、良馬場の対抗候補の一頭と考えています。

フォルラニーニ

上図は東スポ杯2歳Sとフォルラニーニの新馬戦の個別ラップの傾向をまとめたグラフです。

フォルラニーニはここまで1戦、瞬発力型で低速決着となった新馬戦で1着の成績を収めています。
この新馬戦は上り3Fが加速ラップとなり、その加速幅も大きいレースです。中山芝コースながら決め手・瞬発力の能力が強く求められるレースとなり、残り1Fの急坂のコース形態も考慮すると、この加速ラップのラップ構成は高く評価できます。

そのレースにおいてフォルラニーニは、2番手からレースを進め、4コーナーで大きく外に膨れるロスがありながらも上り3F最速の34秒6で快勝。上り3Fの時計もこの馬が大きく抜けており、その末脚能力は高く評価できます。
新馬戦のレース内容とエピファネイア産駒であることを考慮すると、豊富なスピードと瞬発力が武器の馬と考えます。またレース内容を見る限り、左回りで大回りの東京コースに変わるのはプラス材料です。
ラップ適性の評価は、良馬場は「S」、道悪馬場は「B」評価です。

新馬戦のレースレベルは未知数ながら、加速ラップで見せた鋭い末脚から今回のメンバーにおける末脚能力はNo.1と評価。
良馬場であれば末脚・決め手が結果に直結する東スポ杯2歳Sですから、好走が期待できます。
良馬場における本命候補です。

本命馬

◎:フォルラニーニ

馬場状態は、レース当日の朝で良馬場まで回復しています。今週からCコースに変わることも考慮すると、例年通りの高速馬場での瞬発力勝負が想定されます。好走するためには、末脚能力が求められると予想します。

本命馬のフォルラニーニは、中山芝2000mで行われた新馬戦で上がり3Fを加速ラップで圧勝しました。加速ラップの構成は「12.0-11.6-11.1」で、中山のラストの急坂も考慮すると、その末脚能力は高く評価できます。

新馬戦のレース内容とエピファネイア産駒をふまえると、豊富なスピードと瞬発力が特徴の馬と考えており、直線が長い東京芝1800mもプラスと捉えます。追い切りの状態もまずまずで、陣営からは新馬戦からの上積みに関するコメントが出ており好印象です。

このような背景から、フォルラニーニを本命で推奨します。


今回、特集した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。

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