見出し画像

【AJCC 2023】一強ムードが漂うレースを制するのは!?

こんにちは。KAZUです。
この記事では、「AJCC」の予想を特集します。馬券予想にぜひご参考ください!

AJCCのコースと個別ラップ

AJCCは、中山芝2200mでレースが開催されます。
中山芝2200mは2コーナーから向正面、そして3コーナーにかけて下り坂が続き、直線は310mと短く、かつラスト200mで約2.2mの高低差の急坂があるため上り勝負にはなりにくいレースです。

中山芝2200m

そのためラップ適性は、持続力型やバランス型への適応力が求められます。

実際に直近5年のAJCCの個別ラップをグラフ化して分析した場合、2019年のシャケトラが勝ったレースを除けば、基本的にラップ高低差が少ないワンペースな持続力勝負の傾向を示しています。

AJCC 過去5年の個別ラップ

次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」で求められるラップ適性を分析していきます。

AJCC ラップマトリックス

【ラップマトリックスとは】
縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロンと上り3Fを除く道中の平均3Fのラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
グラフの縦軸から短距離戦・長距離戦や高速ラップ・低速ラップへの適性が分かり、横軸からは前傾ラップ・後傾ラップや底力勝負・持続力勝負・瞬発力勝負への適性が分かります。

AJCCのラップ適性ですが、シャケトラが勝った2019年を除けば脚質型は持続力型が中心です。その上でラップスピードは良馬場であれば、12.05〜12.15が基本と考えます。

今年のメンバーから展開を考えた場合、逃げ馬候補はバビットとシャムロックヒルの2頭。バビットはワンペースで、シャムロックヒルは溜め逃げするタイプの馬ですが、逃げ馬候補が2頭いることをふまえるとスローペースになる可能性は低いと予想します。
そのため例年通りの脚質型・持続力型想定で良いと判断します。

求められるラップ適性は、「持続力型×ラップスピード12.05〜12.15(上り3F:35.7〜36.0)」に設定します。

AJCCの出走予定馬のラップ適性

ここからはAJCCの有力馬のラップ適性の評価について特集します。
なお評価については、S、A、B、C、Dの5段階で行なっていきます。

ガイアフォース ラップ適性

ラップ適性:B評価
能力評価:A評価

まず初めに、ガイアフォースを取り上げます。
上図はガイアフォースの直近6戦のレースを対象としたラップマトリックスです。

プロットとしたグラフには、レース名と馬場状態・馬場指数、レース全体の上り3F、人気と着順を記載しています。

ガイアフォースのラップ適性ですが、脚質型は底力型〜バランス型で実績を残しています。この実績からAJCCで求められる脚質型である持続力型は合うでしょう。
ラップ適性が近接する菊花賞の敗戦については、最内でチグハグな競馬になり、かつ距離が長すぎた印象で評価を落とす必要はありません。

そのため、ラップ適性の評価はBとします。

新馬戦でドウデュースのクビ差2着、セントライト記念では菊花賞馬アスクビクターモアを力でねじ伏せて勝利。中距離戦では、現役馬の中でも能力評価は高いです。

馬場状態も稍重の中速馬場までなら問題はないでしょう。その他、ローテーション、コース適性など不安要素は少ないです。
水準以上のラップ適性に抜けた能力評価となると、人気を集めそうですが、勝ちに最も近い馬と言えるでしょう。

エピファニー ラップ適性

ラップ適性:B評価
能力評価:B評価

2頭目には、エピファニーを取り上げます。

エピファニーのラップ適性ですが、ここまで瞬発力型を中心に勝ち星を重ねています。そのため、持続力型のAJCCへの適性は未知数です。
ただ陣営からは、「一瞬の脚よりも持久力に優れる」というコメントが出ており、その点は評価ポイント。

ラップ適性の評価はBとします。

中距離戦の重賞クラスとの対決は初めてになりますが、条件戦で見せるパフォーマンスの高さからは重賞初挑戦でも通用する可能性は十分と評価します。

不安点をあげるとすれば、芝2200mへの距離適性。ここまで6戦は全て芝1800m、前向きな気性面からもやや疑問符がつきます(血統背景からはこなすイメージですが…)。

不安材料もありますが、今回のメンバー構成であれば人気通りに上位評価して良い一頭でしょう。

ユーバーレーベン ラップ適性

能力評価:B評価
ラップ適性:C評価

3頭目には、ユーバーレーベンを取り上げます。

ユーバーレーベンのラップ適性ですが、バランス型や瞬発力で良績をあげており、持続力型のAJCCやラップマトリックスの傾向から強調する材料は少ないです。

能力については、今回のメンバー構成においてG1馬ですから一定の評価をすべきでしょう。
ただし、近走のパフォーマンスは奮わないため過大評価は禁物です(天皇賞・秋はやや見所がありましたが)。

コース適性も小回りコースよりは大回りコースの方が良績なため評価はできません。大味な競馬が基本なので、外差し馬場になれば浮上の余地ありといったところでしょうか。

推奨できるポイントが限られるため、能力を評価したとしても抑えまでの一頭と考えます。

ノースブリッジ ラップ適性

能力評価:B評価
ラップ適性:B評価

有力馬の最後に4頭目には、ノースブリッジを取り上げます

ノースブリッジのラップ適性ですが、持続力型〜バランス型で中速ラップ〜低速ラップに強い中距離馬と評価します。

持続力型〜バランス型で中速ラップ〜低速ラップに強いラップ適性の傾向はAJCCで求められるラップ適性とも合致しますので一定の評価ができます。実際にラジオNIKKEI賞3着の実績があります。

ラップ適性の評価はBとします。

能力についても、今回のメンバー構成での重賞ウイナーですから水準以上の評価ができます。
ただし、気になるのが距離適性。ここまで芝2200m以上のレースは青葉賞・セントライト記念と2戦していずれも2桁着順です。
この点から前残りの馬場傾向という条件が揃って、抑えまでの一頭かと予想します。

AJCCの本命馬と推奨穴馬

本命馬:◎⑩ガイアフォース

断然の1番人気ではありますが、逆らわずにガイアフォースを本命とします。推奨ポイントは「抜けた能力」と「水準以上のラップ適性」、「不安材料の少なさ」です。

まず抜けた能力ですが、新馬戦ではダービー馬・ドウデュースとクビ差2着、セントライト記念では菊花賞馬アスクビクターモアを力でねじ伏せて勝利。この実績から、中距離戦における能力は現役馬の中でも高く、今回のメンバー構成では能力が明らかに一頭抜けています。

予想の鍵となるラップ適性についても、底力型〜バランス型で実績を残しており、AJCCで求められるラップ適性に対しても水準以上のものが見込めます。

馬場状態も良馬場であれば問題ありませんし、ローテーション、コース適性など不安要素も少ないです。

このような背景から人気馬になりますが、⑩ガイアフォースを本命で推奨します!

推奨穴馬:☆⑦スタッドリー

次に馬券期待値が見込める推奨穴馬には、⑦スタッドリーを推します。
推奨ポイントは「高いラップ適性」と「相手なりに走ってくるタイプの馬」です。

まず高いラップ適性ですが、前走快勝したオリオンステークスのラップ適性がAJCCで求められるラップ適性と合致して高く評価ができます。
ラップ適性は、メンバー中においても高い適性が見込めるでしょう。

好走の鍵となる能力面については、重賞クラスとは初対戦になりますが、「相手なりに走ってくる」この馬の特徴が魅力と捉えています。3歳春以降12戦して3着内は10戦、3着内を外した2戦も4着と常に安定した走りを見せています。
このような「相手なりに走ってくる」タイプの馬は、メンバーレベルが上がっても、そのレベルに合わせてパフォーマンスを上げてくることが多く、2着・3着で穴をあける傾向があります。(一方、勝ちきれない側面もありますが…)

この「相手なりに走ってくるタイプの馬」で「高いラップ適性」が見込め、さらに馬券期待値も高いとなれば、この馬を推奨穴馬で推したいと思います!

その他、ラップ適性が高い穴馬候補にはバビットがあげられます。
ただ馬場傾向や展開想定から、逃げて3着内まで残れるかと言われるとやや疑問…。そのため、スタッドリーの方を評価して推奨穴馬としています。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!

最後にスキ(ハートマーク)、フォローをタップしてもらえると予想の励みになり嬉しいです(^^)
よろしくお願いしますm(_ _)m


記事をお読みいただき、ありがとうございます!スキやフォローしていただける嬉しいです✨いただいたサポートは、より良い予想を目指して競馬予想ツールに使わせていただきますm(__)m