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【安田記念2023】今年のポイントは天候と馬場|ラップ分析で予想!

こんにちは。KAZUです。

この記事では、「安田記念」の予想を特集します!

馬券予想にぜひご参考ください。

安田記念の予想のポイント

初めに安田記念の予想ポイントとして、ラップ分析をご紹介します。

個別ラップ

安田記念のラップにおける特徴ですが、主に3点あげられます。

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1.勝ち時計が1分30秒台後半から1分32秒台前半と高速決着であること。
2.スタートからゴールまで11秒台のラップが持続的に続き、道中のラップが緩まないこと。
3.上り3Fが33秒台から34秒台前半と非常に速いこと。
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このような特徴をふまえると、「高速マイル戦への適性」、「スピードの持続力」、「直線スピードの速さ・瞬発力」が求められるレースと言えるでしょう。

ラップマトリックス

次に独自の分析ツール「ラップマトリックス」を用いて、過去10年のラップ適性から求められるラップ適性を分析していきます。

過去10年の安田記念で良馬場開催となったレースを分析すると、脚質型は持続力型が5回、バランスが3回。ラップスピードは11.36から11.63となっています。
一方、道悪馬場開催については過去2回あり、脚質型は底力型が1回、持続力型が1回。ラップスピードは11.45から12.10です。

このような傾向から、求められるラップ適性は、良馬場の場合は「持続力型〜バランス型×RS11.40〜11.55(上り3F:33.6〜34.7)」、道悪馬場の場合は「底力型〜持続力型×RS11.65〜12.00(上り3F:35.1〜36.9)」を想定します。

好走馬の傾向

また好走馬の傾向ですが、高速決着に強く、かつ直線スピードの速さ・瞬発力に優れた差し・追込馬と分析します。

道悪馬場開催になると傾向が変わる可能性がありますが、例年通りの良馬場開催であれば、末脚の能力に長けた差し・追込馬が狙い目でしょう。

安田記念の出走予定馬の評価

ここからは、出走予定馬のラップ適性の評価についてご紹介します。
評価についてはS、A、B、C、Dの5段階で行なっていきます。

ソダシ

【特徴】
クロフネ牝馬産駒らしいスピードの持続力に優れたマイラーと言え、高速決着や高速馬場のマイル戦で高いパフォーマンスを発揮してきます。高い先行力も兼ね備えます。
東京芝1600mは、この馬にとってベストな条件の一つといえ、ここまで3戦して2勝・2着1回と好成績をあげています。

そのため、良馬場開催であれば非常に高いラップ適性が見込めます。

【ラップ適性】
実際に良馬場において求められるラップ適性に対しては、昨年のヴィクトリアマイル:1着が合致するなど好成績をあげています。

ラップ適性の評価は、良馬場でA、道悪馬場はBです。
道悪馬場はやや不向きな印象で、対応できたとしても稍重まででしょう。

好走馬の傾向である「瞬発力に優れた差し・追込馬」とは異なるため勝ち切るイメージまでは湧きませんが、ラップ適性からは高評価な一頭です。

ジャックドール

【特徴】
先行力とスピードの持続力が武器の馬で、澱みない流れを先行して、終いもまとめて粘り切るという形が勝ちパターンです。
モーリス産駒に多い、ミドルペースの持続力勝負に強い馬と評価しています。

【ラップ適性】
マイル戦は、今回が初めてとなります。
ミドルペースの持続力勝負に強い点をふまえれば、期待を寄せられる点はありますが、それでも高速決着のマイル戦となるとラップ適性は未知数と言わざるおえません。

ラップ適性の評価は、良馬場でC、道悪馬場はBです。
道悪馬場については、低速馬場となった札幌記念での実績があるため、評価を一段階高めました。

個人的には、良馬場では見送り、道悪馬場でも評価しても抑えまでの一頭で考えています。

シュネルマイスター

【特徴】
直線スピードの速さ・瞬発力が武器の馬で長い直線での末脚比べで高いパフォーマンスを発揮してきます。父系にキングマンやグリーンデザートといったスピード血統を持っており、高速決着も得意です。

東京芝1600mは、この馬にとってベストな条件といえ、ここまでG1を3戦して1勝・2着1回・3着1回と好成績をあげています。

そのため、良馬場開催であれば非常に高いラップ適性が見込めます。

【ラップ適性】
実際に良馬場において求められるラップ適性に対しては、3歳時のNHKマイルC:1着や一昨年の安田記念:3着、前走のマイラーズC:1着が合致するなど好成績をあげています。

ラップ適性の評価は、良馬場でA、道悪馬場はCです。
道悪馬場は、中速馬場以降は明らかに実績が落ちるため、大幅に評価を割引ました。

好走馬の傾向である「瞬発力に優れた差し・追込馬」である点をふまえると、良馬場開催であれば本命候補の一頭です。

ソングライン

【特徴】
底力、持続力、瞬発力の能力がいずれにおいても高いレベルにあり、左回りコースのマイル前後の距離であれば、安定して高いパフォーマンスを発揮することができます。
キズナ産駒でタフさもあり、連戦も苦にせず、休み明けよりも2戦目の方がパフォーマンスを上げてくる印象です。

東京マイル戦は、ここまで6戦して4勝、2着1回、着外に敗れた昨年のヴィクトリアマイルも不利があったことが敗因です。
昨年の安田記念の覇者であることもふまえると、非常に高いラップ適性が見込めるでしょう。

【ラップ適性】
実際に求められるラップ適性に対しては、3歳時のNHKマイルC:2着などが合致、昨年の安田記念:1着などが近接し、好成績をあげています。

ラップ適性の評価は、良馬場でA、道悪馬場はBです。
道悪馬場は実績こそ乏しいものの、血統からはこなすイメージです。

この馬も好走馬の傾向である「瞬発力に優れた差し・追込馬」であり、良馬場開催であれば本命候補の一頭と考えています。

セリフォス

【特徴】
ダイワメジャー産駒ながら、底力・持続力よりも瞬発力の能力に優れており、現役でもトップクラスの瞬発力を誇るマイラーと言えます。

東京マイル戦は、ここまで3戦して1勝、4着2回。
その中でも昨秋の富士Sのパフォーマンスは、非常に高いものをしています。

【ラップ適性】
この富士Sは、求められるラップ適性と合致します。
またマイルCS:1着の適性が近接することもふまえると、良馬場においては非常に高いラップ適性が見込めるでしょう。

ラップ適性の評価は、良馬場でA、道悪馬場はCです。
道悪馬場は適性が未知数ですが、この馬の瞬発力が削がれると判断して評価を落としました。

候補が多くなりますが、シュネルマイスター・ソングライン同様に、この馬も良馬場開催であれば、本命候補の一頭で考えています。

シャンパンカラー

【特徴】
底力、持続力、瞬発力の能力のバランスが良いドゥラメンテ産駒で、母父のスプリンター・レックレスアバンドンの影響でマイラー色が強い馬と言えます。
馬場適性は高速馬場、低速馬場を問わず、道悪になってもパフォーマンスを落としません。

東京マイルで3戦3勝の成績をふまえると、現時点では大回りの直線が長いコースが向きます。
そのため、今回もコース適性は高いと言えます。

【ラップ適性】
ラップ適性に目を向けると、安田記念の良馬場で求められるラップ適性に対しては、実績がありません。
一方、道悪馬場で求められるラップ適性に対しては、前走のNHKマイルC:1着などが合致します。

このような傾向から、狙うなら道悪馬場の馬でしょう。
ラップ適性の評価は、良馬場でC、道悪馬場はBです。

NHKマイルCのレースレベルが高くなかったことをふまえると、G1馬とはいえ能力面で見劣る点は否めません。
道悪馬場開催になって、どこまで浮上できるかといった評価です。

ソウルラッシュ

【特徴】
ルーラーシップ産駒らしい長く良い末脚・持続力が特徴の馬で底力の能力も豊富です。一方で瞬発力の能力はやや劣るため、上り3Fは明らかに時計がかかった方が良績です。馬場も低速馬場向きで、道悪馬場はここまで3戦3勝と完璧な成績を残しています。

マイルにおいては能力の底を見せておらず、条件が揃えばG1を勝ち切れるポテションシャルを秘めます。

【ラップ適性】
安田記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場で前走のマイラーズC:3着などが合致、道悪馬場では、昨年のマイラーズC:1着などが合致します。
ラップマトリックスの傾向からも、道悪馬場で期待値が上がります。

ラップ適性の評価は、良馬場でB、道悪馬場はAです。

良馬場でもある程度のパフォーマンスが見込めますが、それでも上位陣と比較すると瞬発力が足りません。
一方、道悪馬場になると、この馬の適性が抜けてきます。

道悪馬場になれば、本命候補・筆頭格の一頭です。

ナミュール

【特徴】
直線でのスピードの速さ・瞬発力が武器の馬で、馬場においてもスピードが活かせる高速馬場で良績です。
休み明けに強く、叩いて2戦目になるとパフォーマンスを落とす傾向です。

【ラップ適性】
安田記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場で東京新聞杯:2着が合致します。
道悪馬場では、チューリップ賞:1着などが近接します。

ラップ適性の評価は、良馬場でB、道悪馬場はDです。

良馬場であれば、一定のラップ適性が見込める馬ではあります。
ただし、パフォーマンスを落とす傾向にある叩いて2戦目のローテーションを考えると評価を下げざる負えません。

軽視の一頭で考えています。

ガイアフォース

【特徴】
高い先行力と3コーナーから4コーナーにかけての機動力、そして持続力が武器の馬と考えます。
馬場は国東(くにさき)特別のレコード勝ちをふまえると、高速馬場が向きます。揉まれ弱い点があり、その点は注意が必要です。

【ラップ適性】
安田記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場で前走のマイラーズC:2着が合致します。
道悪馬場では、国崎特別:1着が合致しますが距離が異なりますし、この馬の特徴をふまえると高い適性を見込むのは厳しいでしょう。

ラップ適性の評価は、良馬場でB、道悪馬場はDです。

良馬場であれば高いラップ適性が見込めるガイアフォース。
能力面もセントライト記念でアスクビクターモアを力で捩じ伏せており、一定の評価ができます。

良馬場でどこまで上位陣に食い込めるかといった評価です。

レッドモンレーヴ

【特徴】
ロードカナロア産駒らしい豊富なスピードが武器で、直線スピードの速さ・瞬発力に長けています。
東京コースで良績の点をふまえると大回りで直線が長いコースが向き、馬場はスピードを活かせる高速馬場が良いです。
距離短縮ローテで3戦3勝と良績をあげています。

【ラップ適性】
安田記念で求められるラップ適性に対しては、前走の京王杯SC:1着などが合致するなど好成績を残しています。
この馬の特徴もふまえると、良馬場であれば高いラップ適性が見込めます。

ラップ適性の評価は、良馬場でB、道悪馬場はDです。

良馬場であれば高いラップ適性が見込めます。
ただし、良馬場開催になると能力面で優れる有力馬のラップ適性も高いです。
能力比較ならびに初の距離延長ローテから、今回は軽視の一頭で考えています。

展望(有力馬)

ここまで出走予定馬のラップ適性の評価を特集しました。

良馬場における評価の順位は、1位:ソングライン、2位:シュネルマイスター、3位:セリフォス、穴馬はガイアフォース。道悪馬場における評価の順位は、1位兼穴馬:ソウルラッシュ、2位:ソングライン、3位:シャンパンカラーとなります。

最終予想

◎⑱ソングライン

今年の安田記念の大きな予想のポイントと捉えていた馬場状態は、良馬場でレースが開催されそうです。そうなると、上位人気馬のラップ適性が高いです。

その中でも、ソングラインは昨年の安田記念の覇者で非常に高いラップ適性が見込めます。東京マイル戦は、ここまで6戦して4勝、2着1回とコース適性も抜群です。

休み明けとなった前走のヴィクトリアマイルは、ソダシを破り勝利しましたが、本来は叩き良化型の馬です。
相手メンバーはかなり強力ですが、ここは前走以上のパフォーマンスが見込めると考え、本命で推奨します。


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