【中山金杯 2022】ラップ分析で予想！本命馬はこの馬だ！

新年あけましておめでとうございます。KAZUです。

この記事では、「中山金杯」のラップ分析と有力馬のラップ適性の評価、そして本命馬をご紹介します！

馬券予想にぜひご参考ください。

中山金杯のラップ分析

初めに予想のポイントとなるラップ分析を取り上げます。

個別ラップからの予想のポイント

こちらは、直近5年の中山金杯の個別ラップをまとめたグラフです。
赤色のグラフが5年平均のグラフとなっています。

直近5年の中山金杯の個別ラップの傾向としては、5年平均で見ると道中の3Fの平均が36.1、上り3Fの平均が35.5。
道中のラップよりは上りのラップの方がやや速くなっていますが、基本は中山芝中距離レースらしい持続力勝負の一戦となっています。

また上り3Fの平均が35.5とやや時計がかかっていることも特徴で、決め手としては、スピードの速さ・キレで勝負する馬よりはスピードの持続力を活かすタイプの馬が向くでしょう。

ラップ適性からの予想のポイント

次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」で求められるラップ適性を分析していきます。

このラップマトリックスとは縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロンと上り3Fを除く道中の平均3Fのラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
グラフの縦軸から短距離戦・長距離戦や高速ラップ・低速ラップへの適性が分かり、横軸からは前傾ラップ・後傾ラップや底力勝負・持続力勝負・瞬発力勝負への適性が分かります。

中山金杯のラップ適性ですが、傾向としては脚質型は持続力型〜バランス型、1F平均のラップスピードについては11.90〜12.05が基本と考えます。
このような背景から今年の中山金杯で求められるラップ適性ですが、「持続力型〜バランス型×ラップスピード11.90〜12.05」に設定します。

なお直近5年の3着内馬の4角位置取りは5.0番手。
過去5年の3着内馬の上り3Fは35.1。上り3F最速馬の平均着順は6.7着となっています。
決め手から考える好走馬の傾向としては、「持続力タイプの先行馬。先行して上り3Fを35秒台前半〜中盤でまとめられる馬」か「持続力タイプの差し馬。上り3F34秒台後半〜35秒台前半で差してくる馬」と考えます。

中山金杯の有力馬のラップ適性

ここからは中山金杯の有力馬のラップ適性について特集します。
なお評価については、S、A、B、C、D、Eの6段階で行なっていきます。

マテンロウレオ ラップ適性

まず初めにマテンロウレオを取り上げます。
上図はマテンロウレオのここまでのレースを対象としたラップマトリックスです。

プロットとしたグラフには、レース名と馬場状態・馬場指数、レース全体の上り3F、人気と着順を記載しています。

マテンロウレオの特徴ですが、ラップ適性としては脚質型は持続力型〜バランス型、中速決着の中距離戦が向く馬と考えています。
決め手については、スピードの持続力タイプの先行馬と評価します。

中山金杯で求められるラップ適性に対しては、前々走のアンドロメダS1着や前走の中日新聞杯2着のラップ適性が合致します。実績から高いラップ適性が見込めるでしょう。
ラップ適性の評価は「A」とします。

前々走のアンドロメダSは差し・追込み有利の中を先行して快勝。前走の中日新聞杯も勝ち馬キラーアビリティと同タイムの2着。近走のパフォーマンスは高い内容を示しています。能力についても、今回のメンバーでれば上位評価できます。
本命候補の一頭で評価したいです。

アドマイヤビルゴ ラップ適性

２頭目にはアドマイヤビルゴを取り上げます。

アドマイヤビルゴの特徴ですが、ラップ適性としては脚質型はバランス型〜瞬発力型、高速決着〜中速決着の中距離戦が向く馬と考えています。
決め手については、スピードの速さ・キレタイプの先行馬と評価します。

中山金杯で求められるラップ適性に対しては、日経新春杯10着、中日新聞杯10着のラップ適性が合致します。
特徴もふまえるとラップ適性の評価は厳しいと考え、「C」とします。

直近2走の結果は評価ができますが、前走は逃げ・先行有利の中で逃げて1着ですから、この馬に展開が向いた面は否めません。ラップ適性をふまえると厳しい評価です。

ラーグルフ ラップ適性

3頭目にはラーグルフを取り上げます。

ラーグルフの特徴ですが、ラップ適性としては脚質型は底力型〜持続力型、中速〜低速決着の中距離戦が向く馬と考えています。
決め手については、スピードの持続力タイプの差し馬と評価します。

中山金杯で求められるラップ適性に対しては、セントライト記念5着のラップ適性が合致します。ラップ適性が合致・近接するレースでの実績は物足りませんが、特徴や決め手を考慮すれば、一定のラップ適性が見込めるでしょう。
ラップ適性の評価は「B」とします。

前々走のセントライト記念は逃げ・先行有利の中を差して5着と展開が向かなかった印象です。前走の甲斐路Ｓは、しっかりと快勝。近走のパフォーマンスは評価ができます。能力についてもホープフルS3着の実績から、今回のメンバーでも一定の評価ができます。
しっかりとマークはしておきたい一頭です。

アラタ ラップ適性

4頭目にはアラタを取り上げます。

アラタの特徴ですが、ラップ適性としては脚質型は底力型〜バランス型と幅広く、中速〜低速決着の中距離戦が向く馬と考えています。
決め手については、スピードの持続力タイプの差し馬と評価します。

中山金杯で求められるラップ適性に対しては、前走の福島記念3着のラップ適性が近接して評価ができます。アラタのラップ適性の特徴やスピードの持続力タイプの差し馬という決め手を考慮すれば、高いラップ適性が見込めるでしょう。
ラップ適性の評価は「A」とします。

前々走の好メンバーが揃った札幌記念では、逃げ・先行有利の中を差して4着。前走の福島記念は、こちらもやや逃げ・先行有利の中を差して3着。近走のパフォーマンスは高い内容を示しています。能力についても、今回のメンバーでれば上位評価できます。
この馬も本命候補の一頭で評価したいです。

フェーングロッテン ラップ適性

最後の5頭目にはフェーングロッテンを取り上げます。

フェーングロッテンの特徴ですが、ラップ適性としては脚質型は持続力型〜瞬発力型、中速決着の中距離戦が向く馬と考えています。
決め手については、スピードの持続力タイプの先行馬と評価します。

中山金杯で求められるラップ適性に対しては、前走のラジオNIKKEI賞1着などのラップ適性が近接します。一定のラップ適性が見込めると考え、ラップ適性の評価は「B」とします。

一定のラップ適性が見込める同馬ですが、前走の菊花賞は距離が敗因でしょうがありませんが、前々走、３走前ともに展開や馬場が向いた印象です。そのため能力面は及第点止まりの評価です。抑えまでの一頭と考えています。

中山金杯の有力馬の見解

ここまで中山金杯の有力馬の見解をご紹介しました。

今回取り上げた有力馬のラップ適性をもとにした順位をご紹介すると、1位：マテンロウレオ（A）、2位：アラタ（A）、3位：ラーグルフ（B）。4位：フェーングロッテン（B）、5位：アドマイヤビルゴ（C）となります。
有力馬の中では、マテンロウレオとアラタが上位拮抗しており、本命候補の2頭と考えています。

なお、その他の出走予定馬・穴馬候補の馬のラップ適性や配当妙味・馬券期待値もふまえた最終予想となる本命馬は、レース前日に改めて更新します！

中山金杯の本命馬

◎：⑮レッドランメルト

Cコース替わりのコース、ゆったりと流れそうな展開想定をふまえると逃げ・先行馬で持続力に優れる馬を狙いたいところ。
その傾向に合致するレッドランメルトを本命で推奨します。

レッドランメルトの特徴ですが、ラップ適性としては脚質型は持続力型〜バランス型、高速決着〜中速決着の中距離戦が向く馬と考えています。
決め手については、スピードの持続力タイプの先行馬、上り3Fにおいては34秒台〜35秒台中盤が向くと評価しています。
馬場適性は高速馬場〜中速馬場が向くと分析しています。

中山金杯で求められるラップ適性に対しては、前々走の茨城新聞杯などのレースのラップ適性が近接します。
ラップ適性の評価は、「A」とします。

直近3走は展開や馬場傾向にやや恵まれた感はありますが、それでも勢いに乗っての3連勝。能力比較は未知数ながら、連勝中かつ昇級戦のディープ産駒は買い要素が大きいです。2番手・3番手からレースを進め、4角先頭で直線しぶとく粘りこむ、そのような競馬に期待してレッドランメルトを本命で推奨します。

最後までお読みいただき、ありがとうございます！

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