【中山記念 2023】ラップ分析で予想！本命馬はこの馬だ！

こんにちは。KAZUです。

この記事では、「中山記念」のラップ分析と出走予定馬のラップ適性の評価、ラップ適性から選ぶ本命馬をご紹介します！

馬券予想にぜひご参考ください。

中山記念のラップ分析

初めに予想のポイントとなるラップ分析を取り上げます。

個別ラップの傾向

こちらは、直近5年の中山記念の個別ラップをまとめたグラフです。
赤色のグラフが直近5年平均のグラフとなっています。

中山記念の個別ラップの傾向としては、道中の平均3Fのラップが35.0、平均の上り3Fのラップが36.0。
道中の平均3Fの方が1.0秒速く、平均3Fベースでは前傾ラップで、上りは時計がかかるレースとなっています。

求められるラップ適性

次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」で求められるラップ適性を分析していきます。

このラップマトリックスとは縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロンと上り3Fを除く道中の平均3Fのラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
グラフの縦軸から短距離戦・長距離戦や高速ラップ・低速ラップへの適性が分かり、横軸からは前傾ラップ・後傾ラップや底力勝負・持続力勝負・瞬発力勝負への適性が分かります。

中山記念のラップ適性ですが、極端なレースとなった昨年を除く直近5年の傾向から求められるラップ適性は「持続力型×ラップスピード11.65〜11.80」と考えます。
勝ち時計は1.44.8〜1.46.2、上り3Fは35.3〜35.6を想定します。

好走馬の傾向

なお直近5年の3着内馬の4角位置取りは3.4番手。
過去5年の3着内馬の上り3Fは35.1。上り3F最速馬の平均着順は4.1着となっています。
好走馬の傾向としては、「開幕週の高速馬場を得意として、上り3F34秒でまとめられる先行馬」と考えます。

中山記念の有力馬のラップ適性

ここからは中山記念の有力馬のラップ適性について特集します。
なお評価については、S、A、B、C、Dの5段階で行なっていきます。

ソーヴァリアント

まず初めに、ソーヴァリアントを取り上げます。

上図はソーヴァリアントの直近10戦のレースを対象としたラップマトリックスです。プロットとしたグラフには、レース名と距離、馬場状態・馬場指数、レース全体の上り3F・該当馬自身の上り3F、着順を記載しています。

中山記念で求められるラップ適性に対するソーヴァリアントの実績ですが、チャレンジC1着のレースの適性が近接します。このチャレンジCは、高速馬場を先行して上がり3Fを3位以内でまとめる強い競馬。

この競馬内容から、中山記念に対するラップ適性は高いものが見込めます。
ラップ適性の評価は「B」とします。

本格化以降、万全な状態で望むG1級の馬との対戦は初となりますが、中山コースでの実績があり、休み明けも苦にしませんから好走を期待して良い一頭でしょう。

ダノンザキッド

2頭目には、ダノンザキッドを取り上げます。

中山記念で求められるラップ適性に対するダノンザキッドの実績ですが、富士S4着のレースの適性が近接します。
古馬になって以降は、大回りコースのバランス型や瞬発力型で良績をあげているだけに、今回の適性はやや疑問符がつきます。

ラップ適性の評価は「C」とします。

毎日王冠のように先行できれば脈がありますが、マイルCSや関屋記念のように差し競馬になると少し厳しい印象。
ここは評価しても抑えまでの一頭と考えます。

スタニングローズ

3頭目には、スタニングローズを取り上げます。

中山記念で求められるラップ適性に対するスタニングローズの実績ですが、ここまでラップ適性が合致・近接するレースはありません。
ただし、高速馬場を先行して上り3F34.3でまとめて勝利した秋華賞の走りから水準以上の適性が見込めると考えます。

ラップ適性の評価は「B」とします。

前走は馬場が悪い所を通らされた分厳しくなりました。ここまで休み明けは2戦2勝、中山中距離コースも2戦2勝ですから巻き返しが期待できる一頭です。

ヒシイグアス

4頭目には、ヒシイグアスを取り上げます。

中山記念で求められるラップ適性に対するヒシイグアスの実績ですが、一昨年の中山記念の勝利の適性が合致し、前走2着の宝塚記念などのレースの適性が近接します。
一昨年の勝利ならびに、中山芝1800mは5戦して2勝・2着2回の実績から非常に高いラップ適性が見込めるでしょう。

ラップ適性の評価は「A」とします。

宝塚記念以降に熱中症の症状が見られ、長期休養明けとなり望む一戦です。それでも長期休養明けを得意とする馬ですから、ローテーションは問題ないと判断します。

一昨年に続く中山記念の勝利を期待したい一頭。
1週前時点の有力馬の中での推奨馬は、ヒシイグアスです。

シュネルマイスター

最後の5頭目には、シュネルマイスターを取り上げます。

中山記念で求められるラップ適性に対するシュネルマイスターの実績ですが、毎日王冠1着のレースの適性が近接します。
このレースの結果ならびに持続力型で良績をあげていることから、ラップ適性は水準以上のものが見込めます。

ラップ適性の評価は「B」とします。

ラップ適性は水準以上のものが見込めるシュネルマイスターですが、気になるのは脚質と近走のパフォーマンスです。
開幕週の中山芝1800mで差し・追込脚質は厳しい印象ですし、直近のパフォーマンスは全盛期と比べると物足りません。

オッズ次第ですが、有力馬の中ではやや厳しい印象の一頭です。

中山記念の本命馬

⑪ヒシイグアス

1週前の有力馬評価で高く評価したヒシイグアスを最終予想でも高評価。
本命馬として推奨します！

中山記念で求められるラップ適性に対するヒシイグアスの実績ですが、一昨年の中山記念の勝利の適性が合致し、前走2着の宝塚記念などのレースの適性が近接します。
一昨年の勝利ならびに、中山芝1800mは5戦して2勝・2着2回の実績から非常に高いラップ適性が見込めるでしょう。

今回は長期休養明けとなる一戦です。それでも長期休養明けを得意とする馬ですから、ローテーションは問題ないと判断。
今の速い時計が出て先行有利な馬場状態もこの馬に合います。

できれば、もう少し内枠に入って欲しかったところですが、それでも期待値は高い一頭。
今年の中山記念はヒシイグアスを本命で推奨します！

最後までお読みいただき、ありがとうございます！

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