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【セントウルステークス2023 予想】ラップ分析で予想!有力馬のラップ適性を評価!

こんにちは。KAZUです。

この記事では、「セントウルステークス」の予想としてラップ分析と有力馬6頭のラップ適性を特集します!


予想のポイント

初めにセントウルステークスの予想のポイントとして、ラップ分析をご紹介します。

ラップマトリックス

こちらは、過去10年に阪神競馬場で開催されたセントウルステークスのラップ適性をまとめた「ラップマトリックス」です。

このラップマトリックスは、独自のラップ分析のツールです。

横軸ではレースで求められる能力、具体的には底力、持続力、瞬発力の能力を6つの脚質型によって分類しています。一方、縦軸ではレースのラップスピード、そのレースが高速決着、中速決着、または低速決着かを分析しています。この2軸による散布図を用いることで、該当レースのラップ適性を明らかにしています。

ラップマトリックスの詳細な考え方については、以下の内容をご参照ください。

【参考:ラップマトリックスとは】
縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロンと上り3Fを除く道中の平均3Fのラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
グラフの縦軸から短距離戦・長距離戦や高速ラップ・低速ラップへの適性が分かり、横軸からは前傾ラップ・後傾ラップや底力勝負・持続力勝負・瞬発力勝負への適性が分かります。

セントウルステークスのラップ適性を分析すると、横軸の脚質型は底力型や持続力型が基本となっています。そのためセントウルステークスは、短距離戦らしい「底力」に加えて「持続力」の能力も求められるレースです。

次に縦軸のラップスピードは、良馬場の場合は11.10〜11.30、勝ち時計換算で1分6秒6〜1分7秒8となっています。開幕週の良好な馬場コンディションを活かしたスピード勝負のスプリント戦と言えます。

このような傾向から、今年のセントウルステークスで求められるラップ適性は、良馬場は「底力型〜持続力型×ラップスピード11.10〜11.30」、想定勝ち時計:1分6秒6〜1分7秒8の超高速決着から高速決着。
道悪馬場では「超底力型〜持続力型×ラップスピード11.40〜11.66」、想定勝ち時計:1分8秒4〜1分10秒0の中速決着から低速決着を想定します。

なお脚質としては、阪神競馬場で開催された過去10年において逃げ馬が3勝、複勝率50%以上と好成績です。良馬場であれば、開幕週を考慮して逃げ・先行有利と考えます。

有力馬の評価

ここからは、有力馬6頭のラップ適性の評価についてご紹介します。
評価についてはS、A、B、C、Dの5段階で行なっていきます。

ビッグシーザー

セントウルSに対するビッグシーザーのラップ適性ですが、良馬場は適性が合致するレースはなく、道悪馬場はマーガレットS:1着のレースの適性が合致します。
勝ち時計が1分7秒2の葵Sを3着と取りこぼしている点をふまえると、現時点では1分8秒台の中速決着が向くと評価しています。

ラップ適性の評価は、良馬場、道悪馬場ともに「B」評価です。

先行できる脚質は評価できますし、斤量もプラスに働きます。ただし、今回のメンバーにおける能力は未知数です。人気を集めそうな点をふまえると、個人的な評価はそこまで高くありません。

アグリ

セントウルSに対するアグリのラップ適性ですが、良馬場は適性が合致するレースはなく、道悪馬場では六甲アイランドS:1着と1勝クラス:4着のレースの適性が合致します。

芝1400mで勝ち時計が1分19秒5と超高速決着になった阪急杯の勝利をふまえると、芝1200mでも超高速決着や高速決着は適性が見込めると評価しています。

ラップ適性の評価は、良馬場は「A」、道悪馬場は「B」評価です。

先行できる脚質は評価ができ、馬場が合わなかった高松宮記念や前走のチェアマンズスプリントプライズの走り自体も悪くありません。
良馬場であれば、期待値は非常に高い一頭です。

ジャングロ

セントウルSに対するジャングロのラップ適性ですが、良馬場は適性が合致するレースはなく、道悪馬場では中京2歳S:1着やNHKマイルC:7着など4戦のレースの適性が合致して2勝、3着1回、着外1回の成績を残しています。

前走の芝1000mのアイビスサマーダッシュでは、勝ち時計が54秒9のスプリント戦を内枠の不利がありながら6着と善戦しました。そのため、芝1200mの超高速決着・高速決着のレースに対しても適性が見込めると評価します。

ラップ適性の評価は、良馬場、道悪馬場ともに「B」評価です。

高い先行力を持ち、逃げ・先行脚質は大きな魅力です。
ラップ適性はBですが、先行しての粘り込み勝利まで考えられ、評価が高い一頭です。

ピクシーナイト

セントウルSに対するピクシーナイトのラップ適性ですが、良馬場はスプリンターズS:1着とセントウルS:2着のレースの適性が合致し、道悪馬場ではNHKマイルC:12着、シンザン記念:1着、秋明菊賞:1着のレースの適性が合致します。

ラップ適性の評価は、良馬場は「A」、道悪馬場は「B」評価です。

先行できる脚質は評価ができますし、3歳時には勝ち時計が1分7秒1となったスプリンターズSを古馬を相手に快勝した馬です。
骨折明け以降、レース内容は奮いませんが、この馬の本来持つ能力を出すことができれば勝ち負けは必須の一頭と言えます。

スマートクラージュ

セントウルSに対するスマートクラージュのラップ適性ですが、良馬場は京阪杯:3着とCBC賞:3着のレースの適性が合致し、道悪馬場では鞍馬S:3着など4戦のレース適性が合致して1勝、2着1回、3着2回の成績を残しています。

ラップ適性の評価は、良馬場で「B」、道悪馬場は「A」評価です。

先行力があり、先行できる脚質は評価ができます。
良馬場開催だと上位人気馬と比較して能力面で見劣りするため及第点の評価ですが、道悪馬場になると不良馬場の鞍馬Sの実績から評価が相対的に上ります。
道悪馬場で先行する形になると怖い一頭と考えています。

エイシンスポッター

セントウルSに対するエイシンスポッターのラップ適性ですが、良馬場はオーシャンS:3着やCBC:6着など4戦のレースの適性が合致して1勝、2着1回、3着1回、着外1回の成績を残しています。道悪馬場では鞍馬S:1着など4戦のレース適性が合致して2勝、3着1回、着外1回の成績を残しています。

ラップ適性の評価は、良馬場で「B」、道悪馬場は「A」評価です。

追込脚質で末脚能力に優れる馬ではありますが、開幕週の良馬場で前有利の馬場傾向になると、CBC賞のような差し届かないイメージが強いです。
一方で時計のかかる道悪馬場、具体的には重・不良まで馬場が悪化すると、鞍馬Sのレース内容から期待値は一気に上がります。
重、不良といった馬場コンディションになり、勝ち時計が中速・低速決着が想定される場合は強く推奨したい一頭です。

有力馬の見解

ここまで有力馬6頭のラップ適性の評価を特集しました。

良馬場の場合はアグリ、ピクシーナイトの2頭がA評価で並びます。一方、道悪馬場では、エイシンスポッター、スマートクラージュの2頭がA評価で並びます。

その中でも、良馬場の場合は直近のレースの安定感からアグリ、道悪馬場の場合は時計がかかるスプリント戦への高い適性からエイシンスポッターが推奨馬となります。


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