【他競技と繋がる2つの個人技術】チャンピオンズリーグ GS第2節 リバプールvsザルツブルク
リバプールはUEFA Champions Leagueグループステージ第1節vsナポリ戦わ0-2と無得点での敗戦となった。2連覇を目指すリバプールにとって痛い敗戦になったがここから巻き返せるのか?
今節は開幕戦を6-2と大差をつけ勝利をしたザルツブルクとの試合。
どちらもプレッシャーが速いチームなだけに、バチバチな展開が見れそうですね❗️
スタメンはこちら❗️
・リバプール🔴
フォーメーションはいつも通りの4-3-3。怪我で離脱していたナビケイタがベンチ入り。そしてマティプの負傷によりゴメスが久しぶりのスタメン復帰を果たす。
・注目選手
・No.9 フィルミーノ
・No.66 アーノルド
・No.10 マネ
・ザルツブルク
こちらはフォーメーション付きで❗️
4-4-2の布陣を組み右には日本代表の南野がスタートに、そしてベンチにも奥川選手が❗️
前節前半だけでハットトリックを決めたハーランドはベンチスタート。ファンヒチャンとコンビを組むのはダカになった。
注目選手
・No.18南野拓実
・No.9ファンヒチャン
・No.37奥川雅也
1.試合の流れ。
立ち上がりからやはりリバプールが攻め込むシーンがあったがこのシーンから見える通り昨シーズンよりも全体的にダイレクトパスで狭いスペースを崩すことが上手くなっていると思いました。
多少パスがずれるシーンも見られますが、意思があった時のダイレクトパスでの狭い空間の打開はシーズン始まる前にクロップがトレーニングを積んだのだろうなと感じるものでした。
なので人数をかけてボールを奪った時の狭い空間を2タッチもしくはダイレクトで素早く打開し、逆に展開するシーンが昨シーズンよりも多くそして鋭さが増してると感じました。
しかしこの試合ファーストシュートを放ったのは南野だった。
そしてこの試合ザルツブルクの前半で気になっていたのが守備時の配置です。
以前リバプールのプレッシャーのブログを書かせていただきましたが今回ザルツブルクの方がボールサイドに極端に寄って即時奪還、誘い込んではめ込むように守備をしていました。まさに前回のブログ言葉でいうならサイドを分割させて逆サイドの選手を寄せきりサイドに二層の網を引く形が見られていました。
↓二層の網についての記事です。よければ読んでみてください!
ですがこの網を張ってもボランチ等縦の間隔や守備の認識が甘く取りきれないかったシーンが何度も見られた中で前半8分ゲームが動きます。
マネがボールを受けた時につり出されたクリステンセンとオンゲネの間には広いチャンネルができます。
そのチャンネルをマネがドリブルで突破しクリステンセンが抜かれたあと一個遅く出てきたオンゲネはフィルミーノパスを出された時に4バックラインに段差を作ってしまう。
これを仕留められ1-0リバプール先制。
さらに24分。
ファンダイクからロバートソンへ。
左足でボールを止めオープンの体制で南野に縦を切らせます。そうしたことで中にドリブルを運びヘンダーソンへパス。
ヘンダーソンとサラーで中央にタメを作りアーノルドへ相手のサイドの背後にパス。その間斜めにゴール前に入ってきていたロバートソンに対してアーノルドのクロスがピタリと愛2-0。
35分にはロバートソンからチャンネル間で待ち構えていたマネにスルーパス。
マネのクロスは遅れてきたフィルミーノがヘディングで合わせるもキーパーセーブ。しかしこれがサラーの前に落ち詰めて3-0。
しかしここからザルツブルクの反撃が始まる。
38分右サイドでボールを奪われるとムウェプが運びファンヒチャンへ。
ボックス内でファンダイクをキックフェイントでかわしファーサイドは強烈なシュート❗️
これが決まって3-1。
後半に入り54分。
またも右サイドで今度はファールをリスタートしフリーになったファンヒチャンのクロス。
ダカがゴール前に入り後ろのスペースが空いたことで南野の前に広大なスペースが❗️
クロスボールをダイレクトで合わせて3-2。
これについてはクロップももう笑ってましたよね。笑
そして59分。
ムウェプがタメを作りロバートソンとファンダイクのチャンネル間にパスを出すとこれに反応した南野がグラウンダーでクロスを上げ中でバーランドが合わせて3-3❗️
昨年度覇者に3-3とは凄すぎる。
そしてアジア人の活躍が本当に嬉しい😃
しかし68分またもリバプールが見せます。
サラーのクロスをクリアするも中途半端に落ちファビーニョに拾われます。
これをフィルミーノが頭で落とすと抜け出したサラーが決めて4-3。
さすが昨年度覇者というかすごいなフィルミーノとサラーのホットラインて感じです💧
2つの個人技術
最後にこの試合で見えた2つのプレーが他競技と重なると思ったのでご紹介しします!
①サディオ・マネのフェイント=ジャンプステップ
まずは先制点の起点となったサディオマネが見せた面白いフェイント。
このフェイントを見たときに何かに似てるなとすぐ思いました。それがこれです。
いま日本で人気なラグビーワールドカップでよく目にするのではないでしょうか?
それのラグビーのステップの中でも似てると感じたのはジャンプステップ。
この相手の感覚を狂わす一瞬のステップがちょうどラグビーのジャンプステップとマッチしているのではないかな〜と感じました。
②フィルミーノの受け方=パラレラ→ケブラ
もう1つ気になったのがフィルミーノのオフザボールの受け方。
図にするとこんな感じ。
まずはパラレラについて。
フットサルの動きの中で基本となる動きでパラレラとはパラレラとはタッチラインと平行にボールを受ける動きのことです。
この画像ではフィルミーノがハーフスペースでパラの動きをしています。
その次に斜めに進んでいますがこれがケブラの動きです。
厳密に言えばケブラとは、ポルトガル語で「折れる」という意味の動きのことです。
この2つを組み合わせることで相手の背後を取ったりハーフスペースをパラレラ→ケブラの動きで開けてドリブルのコースを開けたりといろんな活用の仕方があります❗️
ケブラについて↓
パラレラについて↓
最後に
試合展開的には前半はリバプールがさすがと思わされるシーンが多かったと感じますが徐々にザルツブルクが修正をしつつリバプールに慣れ始めて自分たちのスタイルを見せてきたなという印象でした。ですがさすが昨年度覇者。勝ち方を知っているなといった感じでしたね。
また最後の2つの例のように他競技の個人戦術、動きがサッカーにも生かされてるなと感じる試合になり、もっと他競技を勉強しようと思わされました。
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