夢の話⑥
寝ていると、誰かの声で目が覚めた。
そこは広い部屋。周りは高校時代の知り合いばかり。
「間もなく、朗読劇を始めます。お集まりいただき、誠にありがとうござい
ます。これから○年△組の朗読劇を始めます。関係者は、ステージの裏ま
で集合をお願いいたします。繰り返します。関係者の皆様は、ステージ裏
までに集まるよう、よろしくお願いいたします。まもなく始まります。」
どういうこと?何が始まるのか、全く分からない。
すると、ブーーという開始の音が鳴り出した。
周りを見渡すと、さっきまでいた友達がいなくなっていた。
朗読劇が始まった。1人ずつがセリフを言う。
内容は人権について
1人の主人公と周りで起きる出来事に対して、立ち向かっていく啓発劇。
話もクライマックスに差し掛かると、ふと、頭によぎることがあった。
「どうして、自分は朗読劇の演者として参加できなかったのだろう?」
「当日まで何をしていたのだろう?」
こんなことを考えていたら、主人公がセリフを言う時だった。
「そうか!私は練習期間中、風邪で学校に行けなくて、参加できなかったんだ!!」と思い出した。
思い出したと同時に、いつの間にか劇が終わり、幕は降りようとした。
何だったのだろう?と劇場を帰ろうとした時だった。
演者のみんなが、私に大きな花束をくれた。
「久しぶりに会えて嬉しかった。病気で辛いこともあったかもしれないけど、今日来てくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。」
みんなは泣きながら、各々私に向けて、感謝の言葉を言っていた。
私は何の病気になっていたのだろう?
風邪のようなもの?心の病気?と思いながらも、大きな花束を手に持ち、演者の人たちと写真を撮った。
劇場を出て帰ろうと、入り口のドアを開けたとき。
まぶしい光が差してきた。そのまぶしさにふと目が覚めた。夜中の3時。
夢分析をしてみると、
劇場の夢は、主に承認欲求や自己顕示欲の現れとありました。
朗読劇ということは、自分の発言に対して承認や賞賛を得てもらいたいという現れと考えられます。
朗読劇をはじめとする発表会の後に花束を貰う夢というのは、
発表会【注目されたい】
発表会の場で花束が贈られていた場合、もっと人から注目されたいような思いが強まっているという意味。
まとめると、今回の夢は、自分の発言を認めてもらいたい、もっと注目してもらいたいという欲が現れたということ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?