[Swift]iOS14.5 簡単にIDFA取得許可ダイアログを表示する

こんにちは。新年度になりましたね。いかがお過ごしですか。

アップルはiOS 14でのアプリトラッキング制限、すなわち「異なるWebサイトやアプリをまたいでユーザーを追跡できるデバイス識別子にアクセスするには、ユーザーの明示的な許可を得なければならない」というプライバシー保護を2021年初めに実施すると予告(当初予定から延期)していましたが、いよいよ次にリリースされるiOS14.5からは必須対応となりそうです。

それはアップル社が公開しているadvertisingIdentifierプロパティのドキュメントに「iOS14.5以降は許可を取らないとIDFAはオールゼロになる」と書かれていることからもわかります。

On devices running iOS 14.5 and later and iPadOS 14.5 and later,
if you haven’t requested authorization using the App Tracking Transparency framework.

今までIDFA取得許可ダイアログ表示を入れていなかった開発者の皆様もいよいよ対応待ったなしとなりました。

最近のメジャーどころのアプリでは先行してIDFA取得許可ダイアログを表示しているところもあるようです。(例えばAbema TVなど)

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しかし、普通にiPhoneを使っているユーザーにはこの許可ダイアログが何のことかわからないですよね。「え、なんか私の行動が追跡されているの?怖い」と考えてしまい「トラッキングの要求を許可しない」をタップされてしまいそうです。それでは広告の選定に必要なIDFAは取得できません。なので、(既にチラッと後ろに見えていますが)その対策として「次の画面で許可を押すとこんないいことがありますよ〜」と一画面かましてユーザーに説明してあげることをしているアプリが増えてきています。↓コレですね。

画像2

「だけど最初の起動画面にこれを表示させるのはどうやるんだろう?」「既存のコードにあまり手を加えたくない」とお嘆きの方に、簡単な実装方法を以下にご紹介します。

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