#008_IDOL is LIFE / case.01_プー・ルイ

とりあえず書くことを習慣づけたいので、大したことない内容になろうと書き続けようと思う。

最近アイドルについて学ぶ機会が増え、調べることが多くなった。
その一環で、後輩から薦められた「IDOL AND READ」という本を買った。
少しずつ読むようにしているのだが、これが非常に面白い。
所謂アイドル誌ではなく、写真は程々に、ほとんどがインタビューで構成されている。
インタビューの内容も、生まれたときの話からアイドルに至るまで、そしてこれからの人生の歩み方など彼女たちのリアルな姿を読者に伝えようとしている。
ちょっとしたインタビューであれば取り繕うことができるのであろうが、小学生時代や幼少期の話など、話全体に筋が通っていないとほころびが生じるので取り繕うのは困難だと思う。

不定期でひとりのアイドルにフィーチャーし、メモ程度にこのnoteに残していく。なにかフォーマットが決められたらとは思うがいったん殴り書く。
※前提アイドルに詳しくないので、いまさら感ある部分や拙い知識を晒している部分あるかと思いますが、目を瞑っていただけると嬉しいです

そして記念すべきひとり目は、「IDOL AND READ vol.1」の表紙を飾るプー・ルイ。BiSの元リーダーでありBILLIE IDLEの元メンバー。

きっかけは反骨心

彼女の半生を垣間見てまず感じたことは、反骨心が強い子なんだなということ。
彼女は小学校の頃からトップ層にいたが故、それを維持したくて中学高校でも頑張っていた。
けれど、トップ層にいる人についていくのがやっとで。
男を連れていることで、そのトップ層にはいれている自分を証明することがやっとで。
※ここで言うトップ層は女子のカースト上位にいる陽キャ

そんな陽キャでリア充な周りの女子から置いていかれて悔しい思いをした。
「お前の彼氏かっこよくないな」 「デブ」
とか普通に言われていたんじゃないかな。勝手な想像だけれど。
そんな悔しかった彼女が抱いた負の感情、
「こいつらに認めさせてやる」「すごいって言わせてやる」
というのが、アイドルを目指すきっかけなんだと思う。

じゃあその負の感情だけでここまで来たのか? というとそれも違う。
この反骨心がアイドルを続ける糧になったのは間違いないが、
「アイドル楽しい」という言葉も何度か出てきた。
きっかけは負の感情だけれど、続けられるのは楽しい感情もあるのだろう。


渡辺淳之介に騙された

もうひとつ、私が好きなくだりがある。
「渡辺淳之介に騙された」
彼女はそう語っていた。
彼女が出会ったのが彼でなければ丸くなっていたかもしれない。
「彼のことは好きじゃない」
「それでも彼の言うことは信じられた。結果がついてきたから」
彼が嫌いだという文字しか書かれていないが、好きじゃないと語るその向こうに、彼女の笑顔を垣間見た。

本人曰く、
「届いてほしい層は一番遠い層」
アイドルに興味のない、リア充女子にまで届いて欲しい。
一貫して、彼女のエンジンは反骨心なんだということを再認識させられた。

プー・ルイがアイドルを辞める時

そんな彼女は現在、件の渡辺淳之介氏に出資を受け、会社を立ち上げ社長兼プロデューサー兼メンバーとして「アイドル研究所(仮)」というグループを立ち上げた。
渡辺淳之介氏との絆を感じて勝手にグッときてしまった。

きっと、リア充女子が話題にするようになり(それこそきゃりーぱみゅぱみゅのように)
一世を風靡し「プー・ルイすごいよね」って世論が出来上がったのなら、
きっと彼女はアイドルを辞めるんだろう。
最高潮でアイドルを引退するってカッコイイよね。

がんばれ、プー・ルイ。

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