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ChatGPTを使う前に、今後の変化を考える軸となる「仮想化」について整理してみませんか?


ChatGPT、すごいですね。
少し前までトークンエコノミーやメタバースについて考えていたのに、追いつくのが大変です。
いったい今後の社会はどのように変化していくのでしょうね。
今回は、「仮想化」という視点で整理することで、今後のトレンド考える軸になるのでは?という提案です。
完全な予想は難しいものの、今後の大局的なトレンドを考える際に有効な視点を探しているという方におすすめです。
では、どうぞ。

「仮想化」を補助線として今後のトレンドを整理してみる

テクノロジーの進化によって、物理的な制約がどんどん無くなっています。
ChatGPTがわかりやすいですよね。
「オシャレな家を建てて」とお願いしたら、AIがイメージを出力してくれて。OKしたら、設計図を3Dプリンターに投げて、瞬時に家が建つなんて未来は笑い話に感じなくなりました。
ここで整理したいのは、「家を建てる」という仕事が物理的に家を建てるところから、情報として家を建てるところにシフトしているという点です。
正しい指示さえ出せると大抵のことが自動で出力されるようになるでしょう。
物理的な家を建てる技術はAIやロボットが担い、人間は頭の中(仮想空間、情報空間)で家を建てることが仕事になります。

ということで、仮想化を「物理的なモノやコトよりも、情報としてのモノやコトの重要性が高くなること」と考えると今後のトレンドを整理できるんじゃい?という話に戻ります。

AIやロボットに任せることで、物理的なモノを作るハードルはどんどん下がります。
その結果、社会はどう変化するでしょうか?
物理的な制限が無くなるにつれて、価値の多様化が進み、個々人に合わせたオーダーメイドが求められるようになります。そして、新しいものが次々生まれるので、変化のスピードも加速します。
今後は、より多くの人の細かいニーズを考慮しながら設計し、変化のスピードを上げることが求められます。
んー、ハードモードなゲームですね…。

今までと比較して、「これをやればうまくいく」という、答えらしきものが無くなる。現在うまくいっていることも、いつうまくいかなくなるかわからない。そのため、常に検証をしながら修正していくしかない。
それがアジャイルな開発が主流になっている背景で、今後この流れがより広がるのではないでしょうか?
そのために、今まで定量化できなかったモノやコトをIoTで数値化して検証する。売りっぱなしになってクレーム以外でユーザーの不満を拾えなかったモノやコトをサブスク型にして検証する。極力リソースをかけずに失敗できるように、ECやD2Cという選択肢をとる。これらの動きも加速するでしょう。

まとめ

今後は、時間や場所を問わない「仕事の正解」が無くなり、常に検証と改善を繰り返すことが仕事になる。
その結果、「答え」よりも「問い」を設定することが重要になる。
そして、「問い」に対する答えを探しつづけることが仕事になる。
これからは、モノやコトを作るという行為が物理的な作業を指すのではなく、情報として作る作業を指すようになる。
どうでしょうか?「仮想化」という軸で今後の社会の変化を考えてみました。
今後のビジョンを考える上で、参考になったら嬉しいです。

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