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大手外資で最短出世する方法

皆さんこんにちは。

このnoteに興味を持っていただきありがとうございます。久々に本気でnoteを書こうと思い、アンケートの結果、このテーマを選びました。

(真面目なテーマにすると真面目に書いてしまうので、モテとリーダーシップ論を書きたかった…)
僕の本音はさておき、早速目次へと移っていきます。

0-1 記載内容と大手外資で最短出世する3つの方法

記載する内容はFortune500に載る大手外資系企業でGlobal HQ勤務も経験し、33歳でDirectorになった僕が、もっと早く知りたかった「大手外資で最短出世する方法」、厳密には大きく3つある方法の1つです。

3つの方法にどんなものがあるかと言うと

①米国、欧州に本社がある会社のGlobal本社に幹部候補として就職して、出世競争に勝ち残る
※新卒時点で管理職か、数年のTraineeプログラム後に管理職になるパターンで、当たり前ですが入社後も出世競争を勝ち抜く必要があります。一部の企業で日本法人でも同様のプログラムをやっていることはありますが、しっかりプログラムが根付いている企業は僕が知る限りかなり少ないので狭き門ですね。

②MBB(Mckinsey、BCG、Bain)に社会人3年目ぐらいまでに入り、30手前でEngagement ManagerやProject Leaderになって、ポストコンサルを高く評価する事業会社(と言うより上司の元)に、30代前半でDirectorとして転職する
※数名このパターンの方と働いたことがありますが、どなたも頭が良い上に人柄も良いです。ただ、本人の能力とは関係なく現場叩き上げ型の上司に変わってしまうとキャリアが停滞するリスクがあるので、採用時の上司の任期にはかなり気をかける必要があります。

③新卒で事業会社の日本法人に入り、出世し続けるパターン。グローバルの出世競争の最前線に食い込むには27歳ぐらいまでに管理職、海外転勤を挟んで30代前半でDirectorになっておく必要があります。
※①②の様なエリートコースとは違い、叩き上げ雑草タイプです。日本法人が日本化している(=年功序列色が強くなっている)場合はこのパターンは望めないので転職する必要があります。

僕の経歴をご存じの方はお分かりになると思いますが、今回書くのは③です。と言ってもこの速度を全員が達成する方法は競争がある以上現実的ではないので、大手外資系企業で平社員から部長になるまでの流れと攻略法を書いていきます。

念の為、外資系だとあるあるなので断っておきますが、日本法人でDirector(部長)だけど職務等級は本社のManager(課長)みたいなタイトルインフレさせる方法ではなく、本社等級でも文句なしのDirectorになる方法を書きます。もう少し具体的に書くと、日本での売上が1,500億円以上ある会社のDirector(これぐらいになると本社と等級が一致している傾向が強い)か、300億円以上ある会社のCXOぐらいだとお考えいただければそう大きく乖離しないと思います。

0-2 このnoteの構成について

このnoteは「X-Y」みたいな形で番号を振っています。Xの部分が章、Yはその章内での更に細かい節みたいな位置付けです。それぞれの章で何を書いているかと言うとざっくり下記の通りです。

0:書籍の「はじめに」みたいな内容
1:人事制度や評価手法、昇進の決まり方等、2章以降を理解し易くする「前提知識」
2:非管理職→管理職(Managerや課長)になるまで
3:Manager→Associate Directorになるまで
4:Associate Director→Directorになるまで
5:社内か社外か?に悩んだ際の判断軸
6:本の「終わりに」みたいな内容

0-3 お断り

このnoteは有料にしていますが、目次を読めばどんな内容が期待できるかわかるように設計しています。職場の上司や先輩次第では購入しても「普段聞いている内容の再確認」程度になってしまう可能性もあるので、役立ちそうな内容が無ければ購入しないことを推奨します。と言うのも、僕が部下や後輩に伝えてきたことを詰め込んであるので、職場で僕みたいに出世のことばかり考えていてその方法も伝えている人が居る場合、新しい発見が無いと思うからです。

1-0 職務等級制度と職務等級の決まり方

欧米資本の大手外資系企業の多くは職務等級制を採用しています。最近では日系企業も導入し始めているので少しずつ浸透してきた言葉だとは思いますが、基本的な考え方は

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