PMBOKだとWBSってスコープマネジメントの成果物でスケジュールじゃない
ご指摘ありがとうございます。PMBOKガイド第7版でのWBS(Work Breakdown Structure)の位置づけについて整理してみましょう。
WBSはプロジェクトスコープの定義プロセスにおいて作成される重要な成果物です。プロジェクトスコープを階層構造で分解し、管理可能な作業パッケージレベルまでブレークダウンすることで、プロジェクトの全体像を明確にします。
WBSはスコープベースラインの一部を構成し、スコープ管理の基盤となります。WBSとスコープベースラインは、プロジェクトスコープの管理やコントロールにおいて重要な役割を果たします。
一方で、WBSはスケジュール管理プロセスにおいても重要な入力情報となります。WBSで定義された作業パッケージをもとに、アクティビティの定義、アクティビティシーケンスの決定、アクティビティ期間の見積もりなどのプロセスが行われ、プロジェクトスケジュールが作成されます。
つまり、WBSはスコープマネジメントの成果物であり、スコープ管理の基盤となりますが、同時にスケジュール管理プロセスへの重要な入力情報としても機能するのです。WBSはスコープとスケジュールをつなぐ重要な役割を担っていると言えます。
ご指摘のとおり、PMBOKガイド上ではWBSはスコープマネジメントの成果物に位置づけられていますが、スケジュール管理とも密接に関連していることを理解しておくことが大切ですね。
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