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「本とメイドの店 気絶」で働きたいあなたへ

「本とメイドの店 気絶」の舎長かすやかずのりです

こちらのnoteでは、気絶で働いてみたい、という方に向けての募集要項&メッセージをお伝えしていきます

メイド募集については原則的にこちらのnoteに記載の手順でのみ受け付けします

現在募集中かどうかのステータスはこちらのページでご確認ください 
http://roon.noor.jp/kizetsu/recruit/

ありがたいことにTwitterや問い合わせフォーム経由での「気絶」で働いてみたい、という問い合わせを定期的にいただいております。ただその問い合わせを見ると、気絶をコンカフェと勘違いされている方がいらっしゃるようです

まず断言しておきますが、気絶はメイドカフェ・メイドバー・コンセプトカフェではありません

一応店について説明を求められた時には「メイドがいるブックバー」だったり「オルタナティブメイドカフェ」と言い張っていますが、これも本質を捉えているとは言えません

「気絶」は「気絶」なんです

もともと唯一無二の店であろうと思って作っているので、実のところはこれ以外に回答のしようがありません

なので気絶未体験の方が安易に応募されるのは不幸なアンマッチを招く恐れがあります。まずは実際にお客さんとして気絶にお越しいただくことを強くお薦めします

応募していただく上で必要な資格は特にありません。18歳以上であれば年齢はまったく不問です。50代、60代の方にも応募いただきたいと考えています。若さや外見的な可愛さをウリにするのではなく、自分が培ってきた経験や知識を生かした接客をしていただきたいです

髪色・ネイル・ピアス・タトゥー、自由です
年齢・性別、問いません
疾患・リスカ・ODもそれを理由にお断りすることはありません

求めているのは、
あなたになぜ気絶が必要なのか
気絶になぜあなたが必要なのか

という説得力だけです

その説得力を舎長に作文でプレゼンテーションしてください(1000文字程度を目安にお願いします)

作文はtwitter(@k_i_z_e_t_s_u)のDMにて受け付けています
DMは気絶の全メイドが自由に閲覧できるようになっていることをあらかじめご了承ください

応募を開始するとDMがたくさん届くのでスムーズなやりとりのためDMの受付時間は午前8時から午前10時までに限定させてください。受付時間以外に届いたDMは選考の対象外となりますのでご注意ください

条件については決して厚待遇でないことをご承知おきください。
・交通費は全額支給ではありません
・時給は東京都の最低賃金+α程度です

お客さんからドリンク・フードをご馳走いただいたり、チェキの注文があった時にはバックがありますが、お客さんにおねだりはしないでねというスタンスなのですごく稼げるわけではありません

またこれは気絶の特徴的な点のひとつだと思いますが、接客にあたり、守っていただくマニュアルやルールはほとんどありません。自分が正しいと思った方法でお客さんに接してください

もちろん、マニュアルがないからと言っても何をしてもいいというわけではありません。むしろルールがない分、いちいち言語化できない「マナー」には相当厳しいです

そんなに小言を言うんだったらマニュアル作ってくださいよ、と言われたこともありますが、気絶が一番したくないのは「画一的な接客」なので、考え方が根幹から変わることでもない限り接客マニュアルについては未来永劫作らないです。その場その場で最適と思える動きを選択・実行していってください

気絶のメイドには常に意識してほしい2つの行動指針があります

I.お客さんをむやみに退屈させない
II.自分が主役になろうとしない

順番に説明します


I.お客さんをむやみに退屈させない

お客さんにいかに気絶での時間を楽しんでもらうか、それが気絶メイドに最優先で取り組んでいただきたいテーマです

気絶の店内ではメイドよりお客さんの数の方が多い時間がほとんどなので、どうしてもお客さんを放置してしまうタイミングが生まれることはあります。でもそれを「仕方ないこと」で終わらせずに、その時間をどうしたら短くできるか、ひとりのメイドで複数のお客さんを同時に楽しませる方法はないか、という試行錯誤を続けてほしいのです。結果として上手くいかないこともあると思います。でもそこで思考停止せずお客さんに喜んでいただけるためのアイデアを出し続けてください。特にお客さんを放置してメイド同士で盛り上がるとかは絶対に避けてほしいです。見ててすんごいイライラしちゃう…

II.自分が主役になろうとしない

自分に注目を集めたいとか、多くのお客さんの推しになりたい、とか、そういうスタンスを前面にだした接客は避けてください

いや、なんならそういう野望を胸に秘めててもいいんですが、手段と目的を間違えないで欲しいのです。「わたしはこういう人間です」「わたしはこういう物が好きです」「わたしはこういう人になりたいです」っていうアピールは人間関係の中で少しずつ伝わっていくことであり、それを言葉に出したアピールはかっこ悪いと思います。攻めの接客はいりません。当たり前のことを、丁寧に取り組んでください

結果として自分を推してくれるお客さんが現れることはすごくいいことですよね。でも「この人は自分のお客さん」みたいに考えるのはやめてください。気絶に来てくださったお客さんは気絶のお客さんです。自分だけを見ていて欲しいなら、自分でお店を始めることをお薦めします。いわゆる「推し」を作りたいという方は気絶向きではないと思います

この辺りのスタンスはメイドのお店としてはかなり独特だと思うので、あらかじめ納得した上でご応募いただきたいです

気絶でお客さんに提供したいのは「美味しいお酒」でも「こだわった料理」でもありません。「居心地」です

最高の「居心地」を提供するためにある程度のお酒や料理は用意していますが、それは気絶のウリではないのです。気絶は狭小店です。資金的な体力もありません。あらゆる面で一流を目指すことは不可能です。だからステータスを居心地に全振りしています。提供に時間のかかる凝った料理は提供しません。置き場に限界があるのでお酒の種類も絞り込んでいます

気絶で働くならそのことは忘れないでほしいです

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最後に気絶のコンセプトについて触れておきます

ここは疲れ果てて気を失ったメイドたちが見ている夢の世界…

お屋敷の屋根裏、メイド部屋に大好きな本と玩具を詰め込んで、気の置けない友人達とおしゃべりに興じる何にも代えられない一時の夢

正気に還ったメイドたちは主人に仕えながらまた願うのだった

今日も気絶したい、と

気絶はメイドの見ている夢の世界です。自分達が住まうメイド部屋で大好きなお客さんをお出迎えしているのです。だからお客さんのことは「ご主人様」とは呼ばないし、お客さんをお迎えすることを「お給仕」とも呼びません。「おかえりなさいませ」も「いってらっしゃいませ」もありません
大好きな人たちに心を込めて自分なりのおもてなしをすること、それが気絶の接客スタンスです

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ここまで読んで、それでもまだウチで働いてみたいと思っていただけるなら、多分あなたには気絶でのお仕事を楽しんでいただけると思います
ぜひご応募いただければ幸いです

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(2021/04/04 追記)
昨年ごろから気絶のある湯島周辺に、立て続けにメイドカフェ・コンセプトカフェの出店がありました

気絶とこれらのお店との掛け持ちに関しては一律不可とさせてください

これらのお店について悪感情はまったくありませんが、気絶のメイドが近隣の店舗さんで働くことで、謀らずもお客さんの取り合いのような現象が起きてお互い気まずくなったら嫌だなあと思っての措置です

自分が湯島の他店さんによく遊びにいくので、そんな時に気絶で働いてるコがいたら落ち着かない、という極めて個人的な事情もあります

ご応募の際はその点もご考慮ください。よろしくお願いします

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