無職バー 初回 6/1

6月1日(金)
売り上げ:5,400円

仕入れは
赤・白ワイン(600円くらい)
トリス(700円)
スパゲッティの味付けのやつ(500円)
…あれ?他にも買わなかったっけ?

お客様:来客数3人くらい

天候:晴れ

表記方法の一部はハルトマン師に準拠。

はじめまして。

人生初バーテンをさせていただきました。
そして、無職1日目でもあります。

バーテンへ至る経緯の詳細は別で書きますが、
お客として飲んでた時、「無職になるし、バーテンでもやりたい」
って言ったら、たけいてんちょうにより即決をいただいたのがきっかけでした。

さした打ち合わせもなく終始「ふぇっ!?」「ほぉあっ!?」とかなんとか
言っていたら、いつの間にかカウンターに立っていました。
人生何があるかわかりません。

そして当日。カフェ(昼)の時間帯から入っていました。

お客様が来たらどうしようか?
そもそも、いらっしゃるのか?
などと考えている間、mojaの落ち着いた空間はささやかな不安と寄り添う静寂をもたらしていました。
無機質な空調の音に時折聞こえる他店のドアの開閉音。
さざ波のように心は揺れています。

とりあえず、接客対応のために設備や動線のチェックをしていました。
頭の中にカウンター内部を展開させ、シミュレーションをする。
そんな事前準備も3時間も繰り返すと形骸化してきます。
仕入れも不足なく、飲食物の数量も把握済み。あとは…。

ガチャ。不意にドアが開きました

「いらっしゃいませ」

初のお客様ご来店でした。お客様への挨拶をしながらメニューの料金を脳内で確認。
エデン界隈のお客様でイベントも行ったこともある常連の方でした。
なので、釣銭の位置も教えていただけました。

教えてもらったはずの釣銭の位置も覚え直したので、完璧です。
夜はパーフェクトバーテンダーとして常連のお客様を迎えました。
集客力に難がある私にとって、
皆さまのパーフェクトフォローにより寂しくならずに済みました。
ありがとうございます。

そして、当然の流れでドミニオンを開始しました。
ざっくりルールを書くと金を集めて領土を買い、その領土の広さを
競うカードゲームなのですが、自分は金を集める段階で時間を取りすぎてしまい
いよいよ土地買うぞ、となるとそこでゲームは終了するタイプです。何も諦めてないのに。
この時もそんな流れになりそうでした。

ガチャ。え、またドア開いた?

「あぁ!いらっしゃいませ!!」

新規のお客様来店

完全に初見で新規のお客様でした。ネット経由でのお客様がほとんどですが、立ち寄られてたまたま入ったというお客様でした。
ビールをお出しし、そこからビールの好みの話になりました。
今でこそ、黒ビールが好きなほどですが、昔は飲めなかったとお客様。
当時の環境はビールを氷で割ったり、普通のビールと黒をブレンドする
風潮があったとのことで、そのおかげで慣れていったということでした。

もちろん、今、それをやられたら怒るわな、とお客様。

「カードゲームはたまにしかやらなくても覚えられるのに、
仕事は毎日やっても忘れるんですよねぇ」
と自分が言うと
「人間、嫌なことを無理してやるのはよくないよね。やりたいことやるのが一番だよ」
と返すお客様。

界隈発祥のお店でバーっぽい会話を初バーテンにしてできたのは感動しました。
基本、ネットつながりの会話になるので、新鮮だったのです。
当時、学生やフリーター時代のバイトを思い出しました。

会話は頑張るしかないけど、その他の事前準備はしっかりやるのがお店への貢献の一歩でしょう。
会話の中で、メニューがなかなか出ないとか品切れが多いとかだと流れが悪くなります。
すると、雰囲気作りも上手くいかなくてお客様の印象も良いものにはならないと思います。
スター性のあるバーテンダーなら話は別ですが、それでも一過性の集客にしかなりません。
安定して来ていただくにはこちら側も安定して準備をする。
掃き掃除やテーブル拭きをして、グラスなど昨日の残りを洗いながら、品をチェックする。
ゲスト制のバーテンの場合、意識が行きづらいところではありますが、こういう地味な継続が文化を作ります。
特別なことをやる前にできることの継続をするべきです。

それでも、お客様に来ていただけるかどうかはわかりません。
ご来店いただいた、お客様ならびに発信等をご覧いただいた方々。

よろしければ、ご来店お待ちしております。

読んでいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 ところでこの「さぽーと」って何ですかね?神が使う魔法かなんかですかね??良くわかりませんが、これ使う人は人間以上の徳がある人なんでしょうね。