23歳 母の日
香川のいちご農園で働いている娘から、一週間遅れの母の日のプレゼントが届いた。
娘の気遣いをとっても嬉しく思うと同時に
ごめんねの気持ちがわく。
若くて未熟だった子育て。
よく私に張り飛ばされて泣いてたなあ。娘。
こっちも必死だったのだけど、
そんなことは子どもには関係ないものね。
めちゃめちゃ怒って、怒りをおさめられず、
伝わらない情けなさにベランダで一人泣いてた私の背中に、ぺちょっと1歳半の娘がくっついてくる。
怒られてめーっちゃ怖い母ちゃんの背中に、何も言わずにただ黙って顔をつけてじっとしていた。
その健気さに更に泣けてきて、抱きしめてあげればいいものを、わけのわからん意地でしてあげられず、ただえんえんと泣いてたなー。
23歳の情けない母の私。
その娘が作ってくれていちごジャム。
いつもありがとうねのメッセージとともに。
あの時もあの娘は言ってくれてたのね。
「ママ、泣かないで、大好きよ」って。
無償の愛情を注いでいた気になっていたけど、
ほんとうは私が娘に無限に与えてもらってたんだ。
こちらこそいつもありがとう。
23歳まで、無事に育ってくれてよかった。
希少糖で炊いたいちごジャムは、
さっぱりと甘酸っぱくてとても美味しいです(^ ^)
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