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法人設立

令和2年6月1日に、一般社団法人創造遺産機構(通称 HERITA)を設立しました。

搾りかす世代の4名(知ってる人ならピンと来る澤田・村上・才本・金野)に、中堅(尾瀬)、若手(平宅)の2名を加えた6名でのスタートアップです。
代表は澤田さん。同名で一級建築士事務所の登録を行います。

下に記した定款前文にて設立趣旨がお分かりいただけるかと思います。
文化財を護り、活かし、造っていきたいと思います。
主任技術者の資格を有する技術者で、重要文化財の新たな事業展開に関心のある方の参画を歓迎します。

最初の案件は、岡山県美作市東粟倉の国指定重要文化財「林家住宅」となります。
今秋に工事着手、2022年春の竣工・開業を予定しています。

林家住宅

これまでの知見を形に留めて、未来に託したい。
搾りかす4人衆は、果たしてグラッパとなって、この世界に華やかな香りを留めることができるのでしょうか。(道半ばで腐ったりしてw)
このマガジンでは、その消息をお伝えしていきます。

◎定款前文
 平成31年4月1日に改正文化財保護法が施行され、文化財活用の時代の幕が開いた。これまでは「文化財の文化的な価値の向上」を目的に文化財の保存修理・継承が行われてきた。今後は、これに加えて「文化遺産(文化財を含む)の文化的意義を顕在化」して地域再生につなげることを目的に、文化遺産の活用に取り組んでいく必要がある。
 また、先人は現代社会に文化遺産を残したが、その現代社会は新たな文化遺産となるべきものを生産しているとは言えない。私達の世代にも、伝統構法の復活と普及、数百年を生きる建築や町並みの創造等に取り組み、未来の世代のために新たな文化遺産を産み出していく責任がある。
 しかし、文化遺産を活用し、新しく創造することで地域の歴史文化を未来に継承していく事業手法の開発そのものが緒についたばかりである。現在、こうした取り組みに見合った事業体は、日本社会に存在しない。
 文化遺産を巡るこうした時代の到来を踏まえ、文化遺産の活用と創造を推進する目的で、ここに本機構を設立する。調査し、研究し、模索し、事業展開することで、その理念と事業手法を日本社会に埋め込んでいきたい。


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