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432Hzを利用した大きな可能性|癒しと悪魔の周波数
1.はじめに
私たち人間は、生活する中で常に何かの音を聞いています。
耳を澄ましてみると心が安らぐ音もあれば、不快に感じる音も生活音として流れてきます。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291533/picture_pc_dc929a293b9fa0b7d2b2ac3e862ff7bf.jpg?width=800)
不快に感じる音として有名なのは、黒板を爪などで引っかく音があります。キ~ッ!というあの音はほとんどの方が不快に感じるのではないかと思います。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291553/picture_pc_d28779ea4ac0a67df4c616d8843d54ef.jpg?width=800)
実際の音として聞くことはもちろんですが、あの音を想像しただけでもゾッとしたり鳥肌が立ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
あのキーキー音は、なぜこれほどにも不快と感じるのでしょうか?
研究者たちはさまざまな説を唱えていますが、その一つとして、猿が危険を知らせる警戒音として発する叫び声の周波数に似ていることが原因だともいわれています。
(猿は人類の祖先といわれています。その猿が不快と感じる感覚が脳に取り残され、現代に受け継がれているという説です。)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291563/picture_pc_3a274e909c362cfc3dc235d07e87818d.jpg?width=800)
そして、もう一つ興味深い説があります。
それは、誰もが不快に感じる周波数帯があるということです。
人間は2000~4000ヘルツの音を不快と感じ、黒板を引っかく音は、まさにこの周波数帯と一致するそうです。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291594/picture_pc_2d349c88d9aa8738ed6db3edc90519dd.jpg?width=800)
日常で会話をする声の周波数は400~1000ヘルツといわれていますので、非常に高い音だということがわかります。
また、不快とは真逆で、心地良さを感じる癒しの周波数も存在しています。中でも宇宙の周波数、奇跡の周波数と呼ばれる音として、432ヘルツの周波数があります。そして、似たような周波数で440ヘルツがあります。
とても近い周波数ではありますが、440ヘルツは悪魔の周波数、洗脳の周波数ともいわれています。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291612/picture_pc_9646676ca3972e677c5f5222a67b0b88.jpg?width=800)
これらの周波数にはどのような秘密が隠されているのでしょうか?
今回は、奇跡の周波数432ヘルツの秘密についてご紹介します。
2.周波数とは?
さて、周波数、ヘルツといわれましても、音楽や物理学に詳しくない方にはあまり馴染みがない言葉かもしれません。
音には大きさや高さがあり、この二つを組み合わせることでさまざまな音として聞こえてきます。
音が1秒間に往復振動する回数を振動数といい、Hz(ヘルツ)という単位で表します。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291624/picture_pc_9cf27f98824cbeb95d260bb1a7602fec.jpg?width=800)
例えば不快な音で、蚊が羽ばたく音があります。
蚊は1秒間に800~1000回羽を羽ばたかせます。
つまり、蚊が羽ばたく音は、800~1000ヘルツの周波数ということになります。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291638/picture_pc_e28b98e62a0ee0519a41a802ec78018a.jpg?width=800)
この数字が高くなりますと高音になり、低くなりますと低音になります。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291649/picture_pc_204ab6fde6fb21e31367db5c3340349d.jpg?width=800)
一般的に人間が聞こえる周波数帯は20~20000ヘルツといわれています。20000ヘルツより高音になりますと「超音波」といい、イルカやコウモリなどが発したり、聞くことができる音といわれています。
人間の聴力では聞きとることはできませんが、動物たちは高い周波数で交信しているようです。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291663/picture_pc_052da444077f70cddd4d956127e1b275.jpg?width=800)
また、音には大きさや高さの他に音色もあり、この3つを「音の三要素」といいます。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291670/picture_pc_e39c5c57bece403105dce9065d5cde84.jpg?width=800)
人間の声にも個性があり、固有の周波数を発しさまざまな音色を発しています。
3.世界基準の440Hz
さて、オーケストラなどで合奏をするとき、演奏の前には必ずチューニングをすることが基本となっています。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291677/picture_pc_c9be6aba902479d9324b48e568cb0496.jpg?width=800)
その基準となる音が、440ヘルツとされています。
音階でいいますと「ラ」の音を指し英語の表記では「A」で表します。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291701/picture_pc_72dcd1aa4f9910977c1bcc0c245d6368.jpg?width=800)
ラの音といっても全ての音階のラの音が、440ヘルツということではなく、通常使用される88鍵のピアノでいいますと、ちょうど真ん中あたり(左から49番目の鍵盤)にあるラの音が基準となっています。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291716/picture_pc_a3c1c0d36c48872ee7d00c7942fa5ea6.jpg?width=800)
この音は国際基準ピッチとも呼ばれ、1953年、ISO(国際基準化機構)にて定められた周波数です。
ピッチの基準が決まる前は415ヘルツや421ヘルツで演奏をしていた時代もあり、ベートーヴェンの時代で430ヘルツが主流となっていました。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291736/picture_pc_321598bf312648096c72bf203c63168e.jpg?width=800)
時代を追うごとに少しずつピッチの基準が上昇し、現在では基準値より少し高い442ヘルツで演奏する楽団が増えてきているそうです。
この基準値である440ヘルツには黒い噂があり、この周波数で奏でる音楽を聴くことによって、人々は洗脳されやすい状態になるともいわれており、脳の委縮、攻撃性が増す、精神状態が不安定になるという噂もあります。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291756/picture_pc_7f9331a0d9772fabcc06379a15f49b2d.jpg?width=800)
シュタイナー教育で有名な神秘思想家・哲学者でもあるルドルフ・シュタイナー(1861~ 1925)は「音の基準音が 432 Hz から変更されるようなことがあれば、この世は悪魔の勝利に近づくだろう」このように述べていたそうです。
(シュタイナー教育…子どもたちが最大限に能力を活用できるよう、個性の尊重を重視した教育法)
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291770/picture_pc_5f7d29df508b719417c412fcb97c6728.jpg?width=800)
これらは陰謀論界隈では有名なお話ではありますが、実際のところ、440ヘルツの音楽は世界基準であることからも、音がクリアに聞こえること、また、馴染みがある音であるためにそれほど不快に感じる方は少ないのではないかと感じます。
4.癒しの432Hz
では、440ヘルツより少しだけ低い432ヘルツが、なぜ、宇宙の周波数、奇跡の周波数といわれるようになったのでしょうか?
音は物質が動き振動することで生まれます。
そして、発生した音は音波として空気中を伝わり耳で聞き取ることができます。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291795/picture_pc_8d952c23d4763f3201eaecbc2d723ffd.jpg?width=800)
音波は空気だけでなくどのような物質にも伝わります。
ですが、物質によっては音波のスピードが違い、伝わりやすいものや伝わりにくいものも存在します。
空気中では、秒速340mで伝わります。
水中では秒速1500mと速くなり、金属のような硬い物質では秒速5000mと速いスピードで伝わります。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291804/picture_pc_43d130502ef062755f955367a1d1974d.jpg?width=800)
ここで注目していただきたい物質は、水に伝わる音波の速さです。
水は空気中よりも4~5倍のスピードで音が伝わります。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291818/picture_pc_a471d6bd44969447411d2ab3c6db642d.jpg?width=800)
人間の肉体は約70%が水分でできています。
つまり、人間の体は音が伝わりやすいという性質を持っているのです。
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291839/picture_pc_3e40205a42e5d489d229578fe506a935.jpg?width=800)
水に音を当てどのような波紋を描くかという実験があります。
432ヘルツは美しい波紋を描いていますが、440ヘルツは、やや潰れ、歪な波紋を描いています。
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291845/picture_pc_c10d6d140ac7a43b9c74bb17cb60fbec.jpg?width=800)
この実験からも分かるように、美しい波紋を描く432ヘルツには心が安らぐリラクゼーションの効果があり、ヒーリングには欠かせない周波数であるといえます。
音による共鳴現象は、音波が体の中に入り水分に共振することで、体の細胞が活性化し修復する効果も期待できます。
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291858/picture_pc_d2268639ea6c482195b925a9e7a35bd4.jpg?width=800)
また、近年では、水という物質はさまざまな情報を記録する記憶媒体でもあることが分かってきました。このことから、体内にあるネガティブな情報を持った水分を、よい音を聴くことによって書き換えることができるのではないかと考えられています。
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90291879/picture_pc_a3fd0db3dc3feca014d0c7b2fe871a7a.jpg?width=800)
現段階では可能性でしかありませんが、音と水を使った研究を追及していくことによって、人間は誰もが穏やかな心を持ち、ストレスを抱えず、病気とは無縁の生き物になっていくのではないかと思います。
さらに、右脳を活性化させる周波数ともいわれています。右脳はひらめき・創造力・柔軟性・感情・芸術といったイメージや感情を司る直感的な思考をします。
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これらを活性化することによって、感性が豊かになりさまざまなインスピレーションを受け取ることができます。
宇宙からのイメージを受け取り、奇跡を起こす。
そういった意味も含め、432ヘルツは宇宙の周波数、奇跡の周波数といえるのではないでしょうか。
5.まとめ
いかがでしたか?432ヘルツのピッチで演奏された音楽を聴きますと、穏やかで、優しさ、懐かしさを感じ、心が癒される方が多くいるようです。
440ヘルツが国際基準となる前は、歴史に名を残す有名な作曲家、モーツァルト、ヴィヴァルディの名曲も432ヘルツで演奏されていました。
天才と呼ばれる偉人たちは、自然に音の美しさを聴き分け、聴く人の心に感動を与えていたのかもしれません。