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最強レベルの負の感情|無理に手放さない方がいい理由


1.はじめに


生きているとさまざまな感情に翻弄されます。
悪意はないのにひどく誰かを傷つけてしまった。
何かをやり抜くと強く決意したのに、すぐに諦めてしまった。
自分で自分を責めてしまう感情を罪悪感といいます。
人間である以上、誰もが多かれ少なかれこの感情を持っています。
罪悪感は過去に起きてしまったできごとに対し、後悔の念をいつまでも持ち続けるものであり、未来に向けた感情ではありません。
過去に起きてしまったことは書き消すことも書き換えることもできませんが、捉え方によっては、大きく未来を変える可能性を秘めています。
ただ、この罪の意識である罪悪感を、長く、そして強く持ち続けることに大きな問題があるのです。
なぜなら罪悪感という波動は、重くて低い波動を放っているからなのです。低い波動は、同じような波動を引き寄せてしまいます。
なぜ罪悪感を持ってしまうのか、そして、どのような人が罪悪感を持ちやすいのでしょうか?
今回は、重くて低い波動、罪悪感を手放す方法についてご紹介します。

2.罪悪感とは?


では、罪悪感とはどのような感情なのか、もう少し詳しくご説明しますね。
過去に犯してしまった罪、悪いことや非難されるようなことをしてしまった時に起きる感情を罪悪感といいます。
法を犯すような重犯罪…優しさから生まれた小さな嘘…。
どちらも罪の意識が芽生えたのでしたら、それは罪悪感であると言えます。

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自分自身で正しいと定めている枠からはみ出してしまったことは正しくないこと、つまり「悪」と認識し、「悪いことをしてしまった」という気持ちになってしまいます。
では、なぜこのような感情が湧き起ってくるのでしょうか?
実は罪悪感とは生まれ持った気質ではないのです。
罪悪感とは、人それぞれに育った環境において、成長する過程で、無意識に作られたものなのです。
主に育った家庭での躾や学校での教育で「それはやっちゃダメ!」「迷惑をかけちゃダメ!」「悪いことをするあなたは悪い子」と幼少の頃から教え込まれたことは、しっかりと潜在意識に浸透しています。

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潜在意識は無意識の領域です。
自分が定めている枠からはみ出したできごとは、「悪」であると無意識に判断し、罪悪感が自然に生まれてしまいます。
このような罪悪感は成長の過程で作られたものであることから、洗脳の一種のようなものでもあり、思いグセでもあると言えるのです。

3.罪悪感を持ちやすい人の特徴


同じことをしても罪悪感を持ちやすい人と持ちにくい人がいます。
では、どのような方が罪悪感を持ちやすいのでしょうか?

①他人に優しく自分に厳しい
 他人の失敗には寛容なのに、自分の失敗には深く落ち込み反省をします。自分を責め続けることで罪悪感も一層強くなります。
②被害者意識が強い
 どんな小さな良くないできごとにも反応し、「自分のせいだ」「自分が悪いんだ」と決めつけてしまい罪悪感を生み出してしまいます。
被害妄想が強い方は「あなたは何も悪くないですよ」と助言をしても、思い込みから聞く耳を持たないことが多いです。
③責任感が強い
 何事もやり遂げないと気が済まないという信念はとても立派である反面、達成できなかった時の反動も大きく「自分はダメな人間だ」と罪悪感が生まれます。
責任感が強いことは完璧主義にも繋がります。
また、責任感の強さがマイナスに働くと融通がきかないことにも繋がります。
④固定観念が強い 
「こうでなければならない」人それぞれのこだわりや基準といったものは、誰にでもありますが、その思いが強い人ほど枠からはみ出した時には強い罪悪感に苛まれてしまいます。
おおまかに4つの特徴を上げてみましたが、どのような人も持ちやすいネガティブな感情です。

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4.罪悪感のエネルギー


ネガティブは感情である罪悪感を持ち続けることは、あまりいいこととは言えません。
それは罪悪感が発するエネルギー、つまり波動に問題があるからなのです。

みなさんは「エイブラハム 22段階感情のスケール」という指標をご存知でしょうか?
エイブラハムとは、特定の人物名ではなく、高次元の存在であり宇宙の叡智である意識の集合体といわれています。

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主な教えとして引き寄せの法則がありますが、宇宙のさまざまな法則を説いています。
エイブラハム 22段階の感情のスケールでは、波動が軽い感情を1とし、下へいくほど重い感情を表しています。

エイブラハム感情の22段階

1には愛・喜び・感謝・自由などの感情があり、7段階までは高い波動の感情を表しています。
更に下がっていきますと10段階には人間の感じやすい感情のイライラ感、13段階には不安の感情があります。
17段階には強い負の感情である怒り、更に下がって復讐心、憎しみ、嫉妬と続きます。
そして罪悪感は21段階にあります。
22段階の感情の中で下から2段目であることから、波動としてはとても重いエネルギーを発していることが分かります。
また、この指標を見て何かを感じませんか?
8段階から下が重い波動であることから、人間が発する感情の多くはネガティブなものが多いということが分かります。

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無意識に発している波動で、それ相応のものを自分自身で引き寄せていると考えると少し怖いことかもしれません。
このような重い感情を手放すにはどうしたらよいのでしょうか?

5.罪悪感を手放す


罪悪感を完全に消し去る。これは難しいことかもしれません。
ですが、考え方を少しずつ変え手放していくことはできます。
その方法として、自分自身を「許す」ということです。
この「許す」とは自分自身を責めないこと、そして良い自分も悪い自分も、全てが自分自身であることを受け入れ、認めるということです。
罪悪感を生んでしまうのは自分自身ではありますが、そんな自分のことを責めないで下さい。
それは、そのように感じてしまう自分が悪いのではなく、そのように教えられてきたために、そのような感情に傾いてしまうだけなのです。

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これは、自分は悪くないといった責任転嫁ではないのです。
罪悪感とは無意識に作られてしまった、心の傾向ということだと認識し直してみましょう。

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罪悪感を持っているな…と感じたら、感情のコントロールが上手くできていないと自分自身を責めるのではなく、「今、そう感じているんだな」と俯瞰してみましょう。
ネガティブな感情を手放すワークといったものをよく見かけますが、「手放さなくてはならない!」と無理をすることは返って逆効果であり、「できない!」自分を責めてしまいます。

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それよりも、手放せない自分自身を癒すこと、そして、認めて許すことに意識を向けることで心が楽になり、その結果、罪悪感は薄れていき、自然に手放すことに繋がっていきます。

6.まとめ


いかがでしたか?エイブラハムの22段階感情のスケールを見ると罪悪感をはじめ、無価値観、自己卑下、恐れ、絶望はとても重くて低い波動であることを示しています。
波動が低いからダメだと決めつけず、そこで何を感じ何を学んだかが重要なのではないでしょうか。

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