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恐れが発するエネルギーが及ぼす影響|その恐れはどこからくるのか?


1.  はじめに


人間にはさまざまな感情があります。
嬉しい、楽しいといった感情だけならば、何の苦労もなくバラ色の人生を送ることができることと思います。
人間は一日に約6万回の思考をするといわれています。
約6万回の中で80%はネガティブな思考をしているといわれており、基本的に人間はマイナス思考な生き物であるといえます。
ネガティブな思考によって生まれる感情もさまざまです。
悲しみ、苦しみ、憎しみ、怒り、焦り、苛立ち、不安…このような感情は重く苦しい感情ですが、ネガティブな感情の中でも最も辛い感情は「恐れ」ではないでしょうか。
ひと言で恐れといってもいくつかの種類があります。
そして、恐れという感情は、ただ重くて苦しいものというだけでなく、魂の目的である霊的な進化を妨げる最大の原因となっているのです。
私たちを苦しめる最大の根源である、恐れという感情とどのように向き合えばよいのでしょうか?
今回は、苦しみの感情、恐れについてご紹介します。

2.  恐れという感情


恐れという感情は、人間にとって最も根源的な感情です。
このような感情はできれば味わいたくないものですが、恐れを感じるからこそ危険を回避することができるため、生命を持つものにとっては、なくてはならない感情でもあるのです。
例えば、数メートルもある高い場所で、綱渡りをすることはとても危険なことですよね。

足を滑らせて落下をし、大けがをするのではないかと思うと恐怖心が湧いてきます。
怖いと感じるからこそ、綱渡りをやめる、命綱をつけて渡るといった安全な選択をするのではないでしょうか。

このような恐れは根源的な恐れであり、生命を維持するためには必要な感情です。
ところが、根源的ではない恐れもあるのです。
それが、心理的な側面からくる恐れです。

3.  心理的な恐れ


恐れの中でも心理的な恐れは、環境から感じ取るもの、そして、人それぞれの経験からくるトラウマのようなものなど多岐にわたります。

もう少し細分化していきますと、否定・拒絶からくる恐れ、どうなるかわからない未来に対する恐れ、失うことに対する恐れ、失敗に対する恐れ、死に対する恐れ、束縛・コントロールされる恐れなどさまざまです。
これらは、生まれ持ったもので危険を回避し、生命を維持するための恐れではなく、ただただ、漠然と「恐い」と感じる恐れです。

自分の感情でありながら原因もよく分からないこともあり、無意識下で「恐い」と判断されてしまい、何か行動に移そうという積極的な気持ちになっても、ブレーキがかかってしまうこともあります。
心理的な要素を含んだ恐れのエネルギーはとても重くて苦しいエネルギーです。
それを表している指標を一つご紹介したいと思います。

4.感情の指標


感情からは常に何らかの波動を発しています。
その波動には高い・軽い波動と、低い・重い波動があります。
宇宙の視点からすると、どちらかが良い、悪いといった区別は存在しませんが、物質界の地球では、波動の高さはこだわりを持ってしまう大きなポイントになります。

感情の段階を分かりやすく表したものとして、エイブラハムの22段階、感情のスケールという指標があります。

エイブラハムとは、特定の人物名ではなく、高次元の存在であり宇宙の叡智である意識の集合体であるといわれています。
主な教えとして引き寄せの法則がありますが、宇宙のさまざまな法則を説いています。
エイブラハム22段階、感情のスケールでは、波動が軽い感情を1とし、下へいくほど重い感情を表しています。

1には愛・喜び・感謝・自由などの感情があり、7段階目までは高い波動の感情を表しています。

更に下がっていきますと10段階目には人間の感じやすい感情のイライラ感、17段階目には強い負の感情である怒り、更に下がって復讐心、憎しみ、嫉妬と続きます。
そして、恐れという感情は、この指標の中でも最下位である22段階目にあります。

このことからも恐れとは、とても重くて低いエネルギーを発していることが分かります。
また、この指標は8段階目より下は低い波動を表していることから、人間の感情の多くはネガティブなものが多いことがよく分かります。

引き寄せの法則ではポジティブな思考(波動)には良いできごと、ネガティブな思考(波動)には、良くないできごとを引き寄せるといわれています。自分自身が発する思考が波動となり、それ相応のできごとを引き寄せているのだと考えると、日頃の思考がとても大切であることがよく分かります。

5.恐れの波動が与える影響


低い波動を出し続けることが良くないという認識は、誰もが持っていることと思います。
では、恐れという低い波動を発し続けることでどのような影響を与えるのでしょうか?
それは、魂の進化に致命的な影響を与えてしまうということです。
人間は魂の進化を目的としてこの世界に誕生しています。
何度も転生を繰り返すことで、霊的に向上することを魂は求めているのです。

心理的な恐れという感情は、本来の自分自身が持っている個性を封印し、表現することを止め、ありのままの気持ちを制御する働きを持っています。
それは、恐れという感情が自分自身を支配し、自由意志を奪われている状態であるともいえるのです。
何かを決断するにも自由に判断することもできず、失敗することさえも許されないことだと思い込み、立ち向かおうとする気持ちも恐れという感情に打ち消されてしまいます。魂は経験することで輝きを増します。
それは、良い経験も悪い経験も貴重な経験であり、霊的な進化として向上していきます。
心理的な恐れは、ただ低い波動というだけでなく、経験のチャンスを奪うことで魂の進化にも大きな影響を与えてしまうのです。
では、恐れを克服するにはどうしたらよいのでしょうか。

6.恐れの克服


心理的な恐れを克服することは、とても難しいことかもしれません。
ですが、恐れを軽減することは不可能なことではありません。
恐れを克服するには2つのポイントがあります。
まずは、自分が何に恐れているのかを知ることが大切です。
ものごとを深く追求していくと、恐れていることの一部分は、根拠のない恐れに結びついていることもあります。
何に恐れを抱いているのか分からない場合は、自分の心に蓋をしてしまっていることがほとんどです。

心に蓋をしている状態とは、自分に自信がなく、他人の意見ばかりを尊重してしまい、挙句の果てには自分が何を感じているのかさえも、分からなくなっている状態だといえます。

このような場合は、まずは次のように自分に問いかけてみてください。
「恐れというものがこの世に無く、何をしても完全に自由だとしたら、今の自分はどうしたいのだろう。(どう思うのだろう)」

そこから出た答えは、魂が伝える本当の自分の声です。

根気よく自分に問いかけてみることで、心の蓋は少しずつ外れていくことと思います。

そして2つ目はあるがままの自分を受け入れるということです。(自己受容)
完璧な人間は存在しないことは、誰もが知っています。
どんなにキラキラと輝いている人にも、必ず欠点はあります。
自分の欠点を受け入れることは苦痛なことかもしれませんが、魂を成長させるためには恐れを抱く弱い自分自身さえも受け入れることも必要なのです。(「弱い自分でも大丈夫。何も問題はない」と自分に声をかける)
自分の感情を恐れず受け入れることは、自分を大切にすることにもなり、何が起きても大丈夫だという自信にもなります。
(自分を否定しないことがとても大切です)
心理的な恐れは、完全に消すことはできませんが、少し意識を向けることで軽減することができるのです。
これこそが霊的な向上、真の目覚めへと繋がっていくのです。

7.まとめ


いかがでしたか?恐れの感情に囚われていることは、魂の進化を大きく妨げるものとなります。
そして、自分を知ること、認めること、受け入れることは、とても勇気がいることでもあります。
これらを乗り越えた先には、喜びに満ちた世界が待ち受けていることでしょう。

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