初投稿は、感想文!

コロナ禍になって本を読もうという気になった。
久しぶりに昔好きだった作家さんの本を手にしたが、歳のせいかピンとこなかった。何を読んだらいいやら、と話題になっている大賞作品を読んでみた。
初めて聞く作家さんの名前だったが、帯に書かれていた馴染みある作家さんの批評に惹かれた。
感想を書いておこうと思う。

音楽を聞いているような心地よさとまるで自分のできことのように情景が浮かび上がる作品だった。題の通り、きっと何年か後にはすべて忘れ去ってしまう一夏のできごと。ほとんど代わり映えのない日々に、ちょっとしたスパイスのように訪れる出来事、なんてザラにある。誰にでも、どんな時にでも。
でもそこに出てくる人が皆愛おしいのだ。生きていると強く感じさせる。
きっと誰もが同じような日常に退屈したり、そこにたまたま生じたハプニングに一喜一憂したりしながらも、日々を過ごしている。
そんな言ってみれば日常の一コマを切り取って書かれているだけなのに、その人らが実際隣にいるかのような臨場感は作家さんの腕所以だろう。
特別なようでそんなことはない。
ただ毎日を生きているだけだけど、その日々はもう帰らない。その時感じた想いも、言葉も、全て消え去っていくのみ。でも活字になったこの文章で生きている日常が輝くのだ。
あー、こんな毎日、普通の日々って愛おしいな、と思えた。生きているからの感動なんてこんなもん。凄いことなんか起らなくても、自分に起こる事の全てが生きているからなんだ。と思うとそれこそ生きてるだけで丸儲け、まるで歌詞のようだ。大好きなエレカシが私の頭ではBGMとしてがなっていた。
なんとなくのだらけた日常ですらきらめかせてくれた
この作家さんの本は、素敵でした。

あ、脳内BGMにはもちろん中森明菜の北ウイングも。

と感想だけ走り書きさせて貰いました。
覚え書きにもしたいから、あえて本の題名はナイショにしようかな。
わかってもらえたら、読みたいと思ってもらえたら、次回の感想で書こうかな。
初投稿です。
ここまででかなりかかりました。フーッ!
でも、学生の頃の宿題の読書感想文みたいで楽しかったな。




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