刈谷市に行ってきました

刈谷市に行くのは2回目です。

初めは2019年です。名古屋の全国大会の帰りに寄り道して刈谷市に向かいました。その前に「三百人一局集」に掲載されていた植田さんの住所宛に葉書を送ったのですが、返事はありませんでした。

そのときの話は以前何処かに書いたと思うので省略しますが、要するにお留守でした。向かいの家の方に尋ねたら「いつもいると思うよ」とおっしゃっていたので暫く粘ったのですが諦めて、つみき書店の本を何冊かと名刺を置いて帰りました。
でも、ガラス戸の向こうにはマグネット盤と図面用紙がありましたから、ここに済んでいらっしゃること、今も詰将棋を作っていることは確認できました。

それから暫くはコロナ禍もあって、つみき書店の新刊が出ると手紙をつけて送るということを続けていました。しかし返事は「詰将棋の本を作っても儲からないから」というだけ。

儲からないのは、その通りなんですけどね。

そして今年の全国大会は三重県の桑名。名古屋のちょっと先です。やはり帰りに刈谷市に寄ることにしました。

前回は刈谷までJRで行き、そこから乗り換えて刈谷市という駅におりました。そこが一番近かったのです。
今回は刈谷の手前の逢妻という駅で降りました。実は大会前に体調を崩していたのでタクシーを使おうと考えたのです。それならJRの駅で一番近いところの方がタクシーを捕まえやすいかなと考えたのでした。

ところがその考えは甘かったです。JRの駅といっても駅前にはバス停が一つあるだけ。近隣のタクシー会社に電話してみましたが、どこも今日は混んでいてすでに待ちが6件もあるからいついけるか分からないといった感じの応答。諦めて歩くことにしました。

駅前の自動販売機でお茶のペットボトルを3本買って歩き始めましたが、到着するまでに2本消費してしまいました。(帰りはどうしよう……)

そして住所の場所に着いたのですが、以前とは随分感じが変わっていて、綺麗な新しい家が目立ちます。しかし何回かウロウロしている内に、記憶と一致する植田家が見つかりました。

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