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離れられない理由を探すより

配信された12月22日から毎日聴いている。
DedachiKentaさんの「Stay with me」

私が初めて聴いた時、霧の立ち込める公園で、
足元に紅葉した落ち葉がふわふわするぐらい
散り敷いていたから、
その景色とともにずっとリピートし続けている。
きっとこれからもそうだろう。

先の見えにくい不安が歌われている。

先日聞いたラジオのインタビューでは、
2020年夏頃、コロナ禍で友達に距離を感じていた時に書いたと仰っていた。
(「Rad〜Radio All Day」Date fm2022.1.20)

歌詞の中に、

こんなに愛してるのに 僕の声わなわなしてた
「Stay with me」MVより

と出てくる。
「わなわな」もまた、
未来がわからない、少し不安な感じがあって、
声がわなわなしていた
という意味だと仰っていた。

最初の呼吸音、
「宙ぶらりん」「暗闇 呼びかけてる」といった言葉群も、
不安な気分を的確に表している。

繊細な歌詞と透き通る声がとても合っていて、
否応なく人に距離を感じてしまう状況を受け止めたこの曲は、
これまで出されてきた曲とはまた違う魅力があると思う。
英語曲が多いが、これまでも日本語と英語の混ざった曲も出されていた。
私はどちらも(英語詞も日本語と英語の混ざった詞も)とても良い詞を書かれていると思う。

しかし今回の「Stay with me」は、
本当に美しい日本語で書かれていて、
きっとこの方は英語で詞を書く方が楽だと思うけれど、
日本語で書こうと決めて、
とても慎重に言葉を選ばれたのだなと思う。
作詞は「DedachiKenta,浦野紘彰」とあるので、
共作ということになるのだろうか。
そのあたりの現場の様子はよく分からないけれど、
読むだけでも情景の広がる良い歌詞だと思う。

歌い方も自然で、大切な人に大切に話しかけられているような気持ちになる。

離れられない理由を探すより
あたらしい日々をつくればいい

解けない魔法はいらない

離れられない理由を探すより
あたらしい日々を祝えばいい

離れられない理由を探さなくていい。
あたらしい日々がある。

澄み切った魂が語りかけてくれている。

▽MV



▽「Stay with me (English ver.)」が出ました!2022.1.28

※この曲の歌詞は、最初は全部英語で書いたそうです。その後、英語と日本語を混ぜたものにしようとして、日本語詞のみで歌うことにチャレンジしたという経緯があるとのこと。
2022.2.18 JK RADIO TOKYO UNITEDより。

▽「Ambiguous」
2019年に出された曲のRemix 2021.11.12

▽好き! 「Unbreakable」2020.12.4

「Alright」mabanua Remix 2020


3月には初めての東京でのワンマンライブが開催されるそうです。
東京近辺に住んでる人、いいなあ。
ライブの成功を心からお祈りしています!

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