パンの日は嫌いだ

私が通っていた幼稚園は月2回の月曜日はパンの日でした。
私は菓子パンが苦手。特に一番嫌いなマヨネーズが嫌いなのでマヨネーズが入っている幼稚園のパンはにおいを嗅ぐのもいやなほどでした。
サンドウィッチやハンバーガーなどだったのでほとんどマヨネーズが入っていました。

幼稚園時代私はほとんど食べることに興味がなかったのでお弁当も母はとても工夫してかわいく、楽しく作ってくれていました。キャラ弁の走りのようなものを作っていたのではないかと思います。

パンの日は朝から憂鬱でした。パンを食べない私は「好き嫌いをする悪い子」「どんなに説得してもこたえようとしない頑固な子」のお手本として昼食の時間が終わっても、掃除の時間になって、帰りの会があっている最中でもみんなのほうに向きを机こと変えられて、「風紺紺は悪い子です。こんなにならないようにしましょう。」「きちんとご飯は残さずに、こんな風にならないようにしましょう。」と言われながらうつむいていました。

うつむきながら「こんなに嫌な思いをしてるんだから絶対に食べないぞ」と思っていまいした。
母が迎えにきたときも「またパン食べませんでしたよ。家でこれ食べさせてください」とパンをシスターは渡しました。

シスターやりすぎです。
嫌いなものを食べさせようとするのはとても苦痛を伴うことで教育ではなく、痛がらせといじめです。
みんなにさらす行為もいじめです。

「ふん、絶対食べないぞ」と思いながら長い時間空想を楽しんでいたあのころの私はファイトがあったなぁと思います。

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お母さんのお弁当。超手が込んでいます。

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