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ロコモティブシンドロームの予防と運動

幸手市にある「風ある林整骨院」です。これまで実際にあった症例と、施術/施術後の様子などを書いています。

今回は、日本整形外科学会が提唱している
“ロコモティブシンドローム(立つ歩くなどの移動機能の低下)を予防する”
取り組みと、身体を支える筋肉について、コロナ禍の今、外出自粛による運動不足の方も多くなっていると思いますので、お話をしたいと思います。

通称「ロコモ」
簡単に言うと、「将来介護などを受けずに、自分の足でしっかり歩いて元気に過ごすため、運動を心がけて健康寿命を延ばしましょう」という取り組みです。 詳しいことは、公式サイト「ロコモONLINE」

とても元気でこの取り組みを始められるなら、何も心配することなく運動が出来ると思います。
しかし、どこかに不調がある方や、当院に来られる患者さまとなると、話は別です。

膝に不調を抱える方が多く来院します。
中には、他院での膝のリハビリが辛くてやめたいという方も。足に重しを付けて膝の曲げ伸ばし運動をするのは、リハビリだと言われても大変なことです。同様に、腰痛のある方が腹筋を頑張っても、痛みを増すだけ。
一部の筋肉だけ鍛えても、不調を解決できません。

「ロコモ」的な運動は、適度に運動習慣をつけて運動器を大切に使い続けられるよう身体を維持することで、「立つ」「歩く」は特に重要、「歩くことは生きること」と書かれているほどです。
※出典:ロコモONLINEより
しかし、不調の出ている部位の多くは、「立つ」「歩く」に重要なところ

この「立つ」「歩く」ことに重要な、身体を支える筋肉を”抗重力筋”といい、背中~腹筋~お尻~太もも~ふくらはぎの5か所にわたっています。
重力に対してバランスをとる筋肉で、姿勢にも深く関わっていています

この”抗重力筋”の作用が衰えてくると、膝や腰へ負担がかかり始め、だんだんと痛みが出てきます。原因は、疲労や職業的なものであったり、日常生活での行動や、年齢的な面でもあります。

「じゃぁ、抗重力筋を鍛えよう」と思われるかもしれませんが、不調のある部位を抱えての無理な運動は禁物です。
どんな運動をしたら良いかも、わかりにくいと思います。

患者さまを施術をする際、不調のある部位だけでなく、抗重力筋の凝りや使われていない筋肉を、やさしく緩めてバランスをとる運動療法を取り入れています。
無理に施術を身体に受け入れさせるのではなく、不調の出ている症状に合わせて、患者さまご自身の力で整えていきます(動かすときは補助します)。
さらに、ご自宅でも出来る簡単な運動方法を実践してもらい、より自然に身体を回復させてくようにしています。

痛みなど不調は“身体からのお知らせ”です。

痛みがある場合は我慢せず、身体にやさしい運動療法で症状を改善し、無理なく出来る運動を、少しづつ取り入れて“ロコモ予防”しましょう。

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