交通事故によるむち打ち症
幸手市にある「風ある林整骨院」です。これまで実際にあった症例と、施術/施術後の様子を書いています。
今回は、40代後半男性(会社員)の方の
”交通事故によるむち打ち症と腰痛”についての症例です。
・来院時の状況:約1ヵ月前、仕事で社用車を運転中、信号待ちで大型トラックに追突をされ、頚部、腰部を痛めた。
整形外科に2件通院し、痛み止めも服用したが、症状の改善が見られず当院へ。
・ご本人の要望:この痛みをなんとか抑えたい。
・問診/検査時の初見:痛みが酷く、表情も塞いでいる。
首は、前後左右屈と回旋すべてに痛みあり。
左手の2指3指に痺れ。腰も前に屈む、後ろに反るの両方に痛み。
左足の親指にも痺れ。
元々、首と腰に慢性的な痛みもあったようだが、事故を機に悪化している様子。
・施術:首まわりの筋肉を徹底的に緩めていく。その後、全身の筋肉バランスをとるように施術。
手の痺れと、腰痛がまだ解消されないので、施術を継続中。
・施術を受けてからの様子:「施術を受けて以来、快適な朝を迎えられている。電車で居眠りをしても首が痛くならなくなった。」早々に仰っていただき、来院されるたびに表情が良くなっていっている。
今回の症例のポイントは、“むち打ち症の症状と治療のタイミング”です。
「むち打ち症」とは、
交通事故や不慮の事故などの衝撃で頭が振れ、その頭の重みによって首が鞭のように撓(しな)って、頚~胸椎、後頭部/肩/背中の筋肉や、靭帯/血管/神経などに損傷が起きること。
今回のような交通事故の場合、肩首の筋肉が衝撃によって引っ張られ、その引き伸ばされた筋肉が元に戻ろうとする反射作用で、ぎゅっと縮められて痛みが出ていると考えられます。
症状の表れ方が人それぞれで、軽症かと思っていたら、酷い症状に変わってしまうなど、なかなかの厄介者。早急な治療の開始が大切です。
怖い例としては、むち打ち症が慢性化し、めまいや耳鳴り、手の痺れや顔面知覚異常など自律神経症状を伴う”バレ・リュー症候群”“自律神経失調症”などへ移行してしまうこともあります。
首には、血管/気管/神経など、大切な器官が集中しています。しかしながら、筋肉が少ない部位なのです。
“痛みは身体からのお知らせ”
事故などの衝撃での明らかな損傷は、早期に治療開始必須ですが、首こりや寝違えなどの症状も「このくらい大丈夫かな」とそのままにせず、重い頭を支えてくれている首を労い、大切にしましょう。
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