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変形性膝関節症と痛み

幸手市にある「風ある林整骨院」です。これまで実際にあった症例と、施術/施術後の様子を書いています。

今回は、70代女性(主婦)の方の症例のお話です。

・来院時の状況:左ひざの内側に痛み、腫れがあり、歩行困難な状態。
きっかけは、2週間ほど前、自宅で洗濯物を干す際にひざの内側に痛みが走ったとのこと。しかし、ひざの痛みがあるまま、翌日に楽しみにしていた旅行に出掛け、かなり歩いてしまった。帰宅後、痛みのある左足が冷えて冷たいことが気になる。
元々、体操教室へ通ったり、地域のコミュニティにも積極的に参加する活発な性格であったものの、ここ数年は、腰痛とひざの重たい痛みがあるため定期的に整形外科へ通院していた。

・問診/検査時の初見:痛みのある左ひざは、関節裂隙を起こしている様子。また左足の冷えは、痛みによる疎血(血のめぐりが悪い)状態

・施術(初期~中期):筋~神経の働きを呼び覚ますように筋肉に無理のない負荷を与え、痛みを取り機能改善を図る
しかし、膝関節は立っているだけでも負荷のかかる部位にため、損傷が思ったよりひどく、1ヵ月の間、週に2~3回の施術を継続するも痛みがなかなか治まらない。

・施術(後期):左ひざの痛みの治まりが見えたため、痛みをかばうためにバランスが崩れた筋肉(連動しなくなった筋肉も含め)と、神経/関節を整合する施術に切り替える。
徐々に関節機能が回復し、日常生活に支障がなくなった時点で通院での施術を終了し、自宅でご本人によるセルフケアの指導を行う。

・その後の様子:足の腫れと痛み、および冷えが改善。散歩や買い物、階段の昇り降り、自転車の運転も以前のように出来るようになり、体操教室にも復帰。正座も出来るようになったと嬉しいお手紙を頂いた。


今回の症例のポイントは、“痛みと冷えと気力の関係”です。

年を重ねることで、変形性膝関節症の症状の起こる方は多くいらっしゃいますが、何かをきっかけに症状を悪化させてしまうことがあります。
痛みはもちろん、腫れも大きくなり、血行も悪くなってしまいます。
また、痛みのある部位をかばうことで、筋肉組織のバランスが崩れること、日常生活に支障が出ることで、思ったことが出来ず、気持ちが塞いでしまうことも。
回復後に、どれほど元気に活動できているかというご報告のお手紙からも分かるように、痛みから解放されることで気力も回復します。
痛みを我慢するのではなく、痛みに向き合って心も身体も元気にすることが大切だと感じています。

#風ある林整骨院 #幸手市 #変形性膝関節症 #痛みと向き合う

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