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灯り

Lighthouseを観ての感じたこと備忘録その2


星野さんについて

lighthouseの冒頭付近でも仰っていた、
売れたいなら、ジャンルを一つに絞れと言われたこと。
(かの大谷選手もそうだが、それはまた別途記事にしようと思う)

これは私の中の常識にも結構深く食い込んでいて、
なんとなく一つのものを続けなければ大成しない、
というような思い込みがあったし、
そこに至れない自分を恥じもした。

だけど、星野さんを知り、
一つのものを貫くということは素晴らしいことだけれども、
そういった自分の信条やルールは自分で決めて良くて
自分が大切にしたいものを大切にすると決め、
それを貫くということがより自分にとって大事なことなのだ、
と教えてもらった気がしている。

芸能界という世界で自分のやりたい形が
いわゆる王道や常識とは違う形だった場合、
それを貫くのは、私なんかが想像するよりも
遥かに遥かに大変なことだろうと思う。
それを身を以て貫いて、
観せてくれてありがとう、という気持ちがすごくある。

若林さんについて

元々芸人さんのネタより、
芸人さんのフリートークが大好きな私は
あちこちオードリーがとても好きで。

その中で、若林さんが、
「俺は性格が悪いから、芸人やってるんだ」
みたいなことを仰られているところに、
いたく感動してしまった。

自分はいじわるだし、性格が悪い、
だからなんとか直さねばと必死になっている自分が
滑稽に思えた。
というかそれを認めていないことが、
いちばん恥ずべきことなのかもしれない。
と思わせてくれた人。

佐久間さんについて

(最近、一番面白かったのが、あちこちオードリーで、
ノブコブ吉村さんが天下取りに苦戦している話からの、
「佐久間さん、あなた、天下取りに参加しましたね?!」
と詰め寄るところ。)
確かにテレ東プロデューサーから、
あっという間に、表舞台の人になった印象。
また裏に帰っていきそうだけど。

私は、なにかの番組で仰っていた「人を勝たせる人がどうか」
という視点が面白いと感じてウォッチしはじめた記憶が。
確かに芸能界とか芸人さんとかって
「自分が前に」「自分が自分が!」という人が
多いのかな、と思ったけれど、
実際は普通の会社でも多いのよね。
自分もそういう時期合ったし。
そんな中で、きっちり自分の役割を把握し、
その役割を果たしていく人って、意外とレアだし、
大体、声は大きくないし、目立たなかったりする。
そういう人をちゃんと見抜いて活かしていくことが
良いチームづくりには欠かせないと、
肌で理解している人という印象。

Lighthouseについて

そんな三人で作った番組が面白くないわけがなく、
一気に観てしまった。

ぜひ観てほしいので、内容にはふれないけど、
星野さんも若林さんも、
暗さとかネガティブさをごまかさずに、
悶絶しながら受け止めて、
ときにはぶん投げたり、
こねくりまわしたりして、
足掻いてきた軌跡が見えるからこそ、
言葉に作品に「灯り」として
昇華できている気がする。

ネガティブな気持ちの持っていきどころを
見失いそうな今、
救われる人がたくさんいるんじゃないかな、
と思う。



#lighthouse



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