「ラノベ書きめざしてるのにラノベが楽しめなくなった」相談について炎上覚悟で答える

どうも。コピーライター件作家の風倉です。
先日、自分のもとにある非常に切実な相談が届きました。
この相談に関して、僕の答えは、実はあります。……けど、これははっきりいって「世間に叩かれる」系統の答えになるので、今までは特に表ではいってきませんでした。
しかし「これは、ラノベ志望者以外でも、通じる悩みだろう」と思ったので、どうせならしっかり書こうと思って、記事として書くことにしました。
(なんかメッチャ長くなりました)

↓↓↓ まずは、以下がその切実な相談になります
    注釈※ここでいうワナビとは、作家志望のアマ作家のことです

わなびのなやみ

わなびのなやみ2

要するに「プロを目指してプロの作品見まくったら、壁を感じて落ち込むばかりで、もはや作品を楽しむことすらできなくなった」ということですね。
おかしいよね。好きで目指してたはずなのにね、みたいな。

……ただ、これはね。めっちゃありますね。

僕はビジネスも人に教えますが、ビジネスでもめちゃくちゃかかる人います。何人もみました。向上心が高くて、真面目な人にほど起きやすいですね。なんで、相談者さんは、そういうタイプなんでしょうね。

これ、僕なりの解決策はあります。僕はこうならないので。
が、先にいったように。
結構「世間的には批判を浴びるだろうなー」という解決策であることは先にいっておきます。だから今までは黙ってました。

3つ言おうと思ってるけど。特に3つ目がキレイな解決策ではありません。ちょっと邪道です。そしてこれをしろともいいません。ただ、こういう思考や方法もあるよという話です。それを前提として、続きを読んでください。

いいですね?警告はしましたよ。




さて!では心構えもできたところで。早速答えといきましょう

といきたいですが……。さらに伝えたいことがあります。

小説はメンタル作業なんで、メンタルの保護は全てに優先されます。

どんな理論だろうが作風だろうが「見て自信なくすなら見なくていい」です。


まあ小説以外でもそうだと思ってるけど。例えば「あんたの同級生は今は社長で数億円稼いで美人の嫁さんいるらしいよ。あんたと違って」って親から話きいて凹むなら、聞く必要ある?ないよね。ないです。知らなくていい。

そんな感じで、これから語る僕の理論も、あなたにとってマイナスのメンタルを引き起こしそうなら、即座に閉じて下さい。貴方がそう感じたなら、それは正しいのです。無理して読まなくてもいいです。割と、一般的でないこともいうんで。OK?

OKなら、続きます。

なんかこの序文だけでもある程度解決してそうだけど、続きます(笑


さて。対応策としては、大きく3つ。1つずつ語っていきます



まず1つ目は……

「勝てないと思った相手とは、戦う必要がない」


ですね!まー、まずはここからかな。少なくとも「今は」ね。
正確には「戦わないような路線を全力で考える」だけど。
ここ間違うと、もうあと全部間違うからね。

「自分より圧倒的に実力が上の相手に勝つ戦略」というのをお話しすると。
「勝てる強さが身についてから戦う」ということにつきるんですよね。
じゃあ「強さが身につくまではどうするの?逃げるの?」といわれたら。
「そうですよ。逃げるんです」と答えます。正確には「今の自分が頑張れば頂点取れそうな狭いエリア」でまず頑張るというのが先になります。

ツイッターでもいったけど。創作とは、スポーツや対戦ゲームなどとは違って、商売よりで。「勝敗」ではなく「サバイバル(生き残り)」が大事な場所なんですね

まず「狭い分野で頂点をとる」これを目指しましょう
「強いトップといきなり戦う」ことはしません。やった時点で負けです

ネット小説でいったら、総合ランキング1位を目指す前に。月間ランキングであったり。日間ランキングであったり。ジャンル別日間ランキングであったり。それを目指すのが先ってことです。
小説家になろうできついなら、ノクターン(R18)とかハーメルンとかカクヨムとかで戦うとかね(そっちのがきついときもあるが)。
またR18でも、純愛ラブラブと、冒険ハーレムと、催眠陵辱は全部違うジャンルなんで。さらに細分化して、その中での狭いトップを目指す、というのが大事になる。そこで狭いトップを取るために頑張る、というのを繰り返すのが。いずれ「大きいトップ」をとるための最速最適の戦略になります

まあ簡単にまとめると。
「あ、これは逆立ちしても勝てないな」と思ったら「頑張れば勝てそう」という分野に移れというメッセージなんだ、と受け取ろうということです。

「一流はどこでも勝てる」とかいうけどあれ嘘です。全てに一流な人なんていません。ショートショートの天才、星新一は、ラブコメやミステリ、長編が書けない悔しい、でも短編は俺得意だから、長編諦めてそっちでくってくわ。人生諦めが肝心。と自著で書いてました。そんなもんです。全部の能力で勝たなくちゃいけないってことはないんです。

星新一に習いましょう。「勝てそうと思った分野でまずは勝て」です。
目指すのは「何でも書ける筆力」ではなく「唯一無二の居場所」です
頑張れ。

「勝てないと思った相手とは、戦わない」これが1つ目。


そして、2つ目は……

「小説のアイディアや技法を学ぶために、作家志望はありとあらゆる小説を読むべき」がそもそも間違ってる

ですね。ああ、身もふたもないけど。いやまあ、間違ってますね。
まあこの一言だけだと叩かれるんで、解説しますけど(笑
いや、小説をたくさん読むこと自体はとてもいいことです。素晴らしい。僕も大事だと思いますし推奨しますよ。だけど、大事なのはその「目的」です。

ぶっちゃけるとですね

技法を学ぶなら小説「だけ」に絞る必要って全くないですよ。
「指南書」的なのを読んだほうが100倍速いです。実際、自分はセールスの文章の勉強するときに、セールスレターを参考程度にはみても、たくさん読み込んだりはしませんでした。そのかわりセールスレターの技法を解説する本をたくさん読みました。
なんで技法書よまない人多いんだろ?そんなに「見て盗む」が好きなのかな?昭和的というか、非効率だと思うんですがね。
料理がうまくなりたいなら、料理作るのを1000回みるより、レシピ本かったほうが1000倍速いと思います。

また、ライターに限りません。漫画の技法書や、映画の技法書、お笑いや落語、マジシャン・催眠術師・占い師・宗教家の会話術、講演家や経営者、セールスマン。もちろん脚本や小説の技法書も読みました。あとは実践ですね。
え、小説は面白いけど、技法書は面白くないから読まない?なるほど。それには「指南書も面白くないなら読む必要ない」と返します。面白い文章書きたいんだから、面白いのだけ読めばいいじゃん。シンプルゥ!(笑
大体指南書も腐るほどあるんだから、面白いのだけ読んでも成長できるよ

そしてアイディアを学ぶのも同じです。
話のネタは、小説に限らず。アニメ。映画。漫画。ゲーム。同人。似たものはたくさんあります。TVにラジオ、音楽、Youtubeやニコ動。やる夫スレや、Twi漫画もあります。絵本からも学べるし、誰かの自伝や、講演。そこらのお店や友達の話だってネタになります。もちろん自分の経験もです。

つまり、アイディアや技法は、小説に限る必要なんてなんもないです。もちろん小説からもたくさん盗めますが、そこに限らないほうがむしろ良い

他ジャンルだったらそんなに凹むこともないしね。ダウンタウンみて、小説家の心が折れる人いますか?あんまいないでしょ。そういう副作用もある。


あと、こういう同業のみで情報収集してる人にありがちなこととして!

「あらゆる」っていうけど、ちゃんとつまんない作品も、目にしてる?です。これね。同業をみて凹む人にメッチャ多いんですけど。

「上ばっかみすぎ」なんだよね!

そりゃ凹むだろうよ。上ばっかりみてたら。首も疲れるわ。
両方見て下さい。両方。上も、下も。両方。あらゆる小説をみるってそういうことだわ。両方見ないと、自分の実力なんて常に最下位だわ。
僕はネット小説は、面白いのも山程みてますが、つまんないのはさらに何倍も見てますよ!(笑
別にスキでやってないけど(笑 面白いのを探す過程で、つまんない(あわない)のもたくさん読まざるをえないよねっていうだけで。

大事なこといいます。「視点は2つ以上持て」です。
上を見る視点と、下を見る視点。1つだけは潰れます。

上だけをみたら、凹みます。下だけをみると、成長がない。
両方が大事なんです。ちなみに、上8割下2割か、下8割上2割ぐらいがいいと思います。どっちがいいかはメンタル状況によります。

これ人気あるけど、俺こいつには勝てると思う」という作品もちゃんと見て下さい。性格悪いって?そう思われるから書きたくないけど(笑
いや、大切なことなんです。自信を持つことと、客観視するためにはね。

むしろそういう場所こそ!本当にあなたが戦える場所なんですよ!語ると長くなるから省くけど!※後で少し補足します

というわけで
「アイディア、技法を学ぶのはそもそも小説に限らなくていい」+「それでも読むなら、ちゃんと下も見よう」というのが2つ目の答えです。

以上です。




2つ終わりました。では、3つ目ですが……

3:「傲慢なユーザー視点を持て」です


はいきた。これが、世間にはぶっ叩かれるであろう意見です(笑
いやーこれねー。いうの本当どうしよかなと。思ったね。うん。
ま、でもこれかなー。うん。3つの中で一番いいたいかなこれが。
「読むのが楽しめなくなってる」というなら、一番はこれですかねー。
これを強く意識してほしい。

そうですね。これはインプットの時もアウトプットの時も言えるけど。
視点は常に、2つ持つようにすると良いです。2つの視点とは。

「作り手視点」と「ユーザー視点」です。

何度も言うけど。1つの視点だけだと、大体行き詰まりやすいですよ。

まあ、説明します。
作り手視点とは、作り手の立場でみることです。まんまだな!

「この面白さはこの技法が使われてるな」「ここはあえて谷展開をしたな?」「執筆3年!?大変だったんだな」「これ600円で数千部って、利益でてるのかな」というような、裏の労力や仕掛けを察する視点でみることですね。

これは既に相談者さんは強く持ってますね。なんなら持ちすぎてますね(笑
いや、いいことですよ!ただ、これだけというのがよくないだけで。
作り手なら、作り手の視点で物事をみるというのは超大事です。

対して、ユーザー視点とは。そのまま。ユーザーの視点でみることです
より正確には「ドライで、傲慢で、適当な」ユーザー視点です

「これ面白いな!」「これつまんないなー」「執筆3年?だからなんだよ」「つまんなかったから600円と読んだ時間返せ」など裏の苦労や仕掛けなんて知ったことか!という、わがまま全開視点のことです(笑
作り手でも、創作に関わる前は必ずもっていたであろう、視点のことですね。そして作り手からすると「作る側の苦労も知らないで!」という、実に腹正しく、SNSでうかつに表明すると下手すりゃ炎上ものの意見です(笑

これな。でもこの「ユーザー視点」ってのを、持つことを強く勧めます。
作り手なのに?そう、作り手なのにです。なくす人多いけど。

いや、俺もこういうの余りいいたくないですよ?(笑 叩かれるからね。
「作り手なのに作る側の苦労を考えないとは何事か!」言われるんで。
でも、意図的に持つようにしてます。大事だから。

もう少し詳しく話します。

例えばワンピース。世界一売れてる漫画。じゃあ、不満、ゼロですか?
全巻、買ってますか?ちなみに筆者は途中で降りました。不満箇所があったんで。ハリーポッター、ソードアート・オンライン、ガルパン、けもフレ、進撃の巨人、ナルト、ブリーチ……不満ゼロなんてあります?売れてる作品を全部買ってるんですか?まあ、かってないでしょ。
あなたの周りの人はどうです?おじいちゃんおばあちゃん、全部買ってますか?つうか、知ってますか?
なぜですか?なぜ全部買わない?
答えは簡単「貴方や彼らにとっては買う価値がないから」です。
それ以外ないです。つまり、凡作、あるいは駄作だからです。

これは強くいいます。


「世界一売れてるような作品でも、業界の神が作った作品でも、合わない人にとったら欠点だらけの駄作で、神はただの人」です。


バッサリいえばね。そういうもんです。それが、ユーザーの本音です。苦労も労力も知りません。「どうでもいいし、知ったことではない」のです。
そして「知らぬままにボロクソに不満点をいったり、出したりします」

上のワンピースの例えでいうと、僕は空島編は面白くないと思ったし、過去編は長すぎると思ったし、自爆した鳥は復活してほしくなかったし、そこらで脱落しました(個人のユーザーとしての感想ですよ)。

作り手視点だったり「お前が作れ」とか「実績で上回ってからいえ」とか言われたら、こんな意見は到底だせません(笑  無理。怖すぎ。
ワンピースは伝説の作品で、ケチなんてとてもじゃないけど言えない。

でも……業界に知識や信仰のない、いちユーザー視点だったら「不満や改善案」がボロボロ出てくる。そんなもんは、たくさんあります

マックが世界一のファーストフード店でも、値段に合わない。不味いと思ったら批判する。それがユーザーです。作り手からすると、文句あったら、同じ規模の店作ってみろっていうでしょう。ごもっとも。でも、同時に、知ったことじゃあありませんそれが、ユーザーです。
「作り手の裏事情なんて
どうでもいい」これが、ユーザーです。
彼らの社長は、彼らの業界じゃ神かもしれません。でも、ユーザーからは何でもない人です。なんだったら、客の不満を何もわかってない愚人です。

こんな「ユーザー視点」をもつ必要がある?あるんだなこれが(笑

なぜなら。その「不満」や「改善案」こそが、創作の結構強い原動力であり「勝てない相手にも勝てるようになるスキマ」になったりするんです。

なにより。それが(あわなかった)ユーザーの本音だから。だから、そこをケアした作品を作れば、居場所ができるって話でもある
太宰治氏らを、作り手として叩ける人はほぼいないでしょう。でも、ユーザーとしてなら、話は別です。文が古い、舞台が古い、固い、暗い。読みづらい。異世界じゃない、転生じゃない、魔法がない、スキルがない(笑 終わり

こんな感想ふざけてるとおもいますか?天下の太宰にむかって?僕はまったくふざけてると思いません。こうでないなら例年ベストセラーになってるはずだからです。現代のユーザーとして普通の感想だと思います
興味ない一般人の前では、神ですらゴミになる。

作り手だけではなく、ユーザーとしても作品を読みましょう。
そしたら、不満の数だけ、戦える場所があるということに、それを求めてる消費者が隠れていることに、気づけるはずです
そんな傲岸不遜なことはできないですか?
識者に叩かれるのが怖いですか?そうですね。うかつな言い方をすれば叩かれるでしょう。
でも、あなたがしなくても、それを切ったユーザーの本音はそこですよ
上が取りこぼしたユーザーを、それを知らずにどう取るんです?

そして、作品が楽しめなくなるのもそういうところも実はないですか?
つまり。つまんないものに、堂々と「つまんねー!作者は分かってない!もう見ない!サヨナラ!」と言えなくなってるということです
創作者としての視点や立場、に縛られてね。太宰治つまんねーとか言えないとか(笑  これは強烈なストレスですからね。そんなのやってたら、誰だって読むの嫌になりますよ。

でも、やっていいんです。
(表でぶちまけるかは別です。表でぶちまけないほうがいいですw)

どんな神の評価をうけてる作品でも。つまんねーものにはつまんねー!と思ってよいのです。作者分かってねえよ!俺のほうが分かってるよ!と思っていいのです。伝説級の作品にも、業界の権威的作品にも「わかってねえよ!」「分かってるの俺だよ!」といっていいんです。裏の苦労なんざ知ったことか!歴史的価値とか業界の権威とかしったことか!と、自由に批評していいんです。そういう自分を、心の片隅にもっていていいんです。いや、持っていなくてはならない。
さもなくば、一般ユーザーの感覚から、どんどん離れていきます
自信もガンガン崩れていきます。

本人の前でいうとかは別ですよ。それはマナーですからね
ブサイクにブサイクといったら戦争ですからね。法廷だと負けますからね(笑
でも、内心の評価は自由です。自由なユーザー視点をもつべきです

相談にある「プロは自分より上の人みてやる気なくさないのか?」の答えは、大半の人がこうだと思ってます

彼らは、都合よく「作り手としての自分」と「ユーザーとしての自分」を使い分けてるんです。傲慢で、ドライな消費者視点を、心の中で飼ってます。だから、他人の神作品も好き勝手に楽しめる。絶望なんてしない。「この作品はダメだな!俺には作れないけど!」みたいな。「この作品神だな!もっとよくもできるけどな!」みたいな。

そしてだからこそ、一般人とセンスが近いんです。一般人の求めるものがわかる。傑作がかける。「情」をクリエイター側に移していない。これは、ユーザー視点を持ち続けていないとできないことです。

ユーザー視点っていうのは、大事なんです。失ってはいけない。だけど、作り手になると、放っておくと失われやすい。
どうしても「裏の労力」がみえてしまう。そこを「加味した評価」を下してしまう。そのうち「ユーザーとしての評価」ができなくなっていく。
なので意図して持たないといけないのです。僕は相当強く意図してもってます。


ただ、1つだけ注意があります。

それは「ユーザー視点」だけでもダメってこと。

ユーザー視点だけだとどうなるか。自作を作った時に、こういう意見が自分の中から湧いてきます。「こんなの一線級には及ばないよ。駄作だ。出すのは諦めな」……まさに、ドライな視点が。
しかしそこで折れてはいけない!
こういうときは「作り手視点」の出番です。

「はん!作りたいと思ったもの作って、何が悪いんだ?法律違反でもしたか?大体、創作の苦労を知らんやつに、なにか言われる筋合いはない。それに好きなやつもきっといるし、俺も作るたびに成長する。素人はだまっとれ」

これ。この視点が、作ってるときとか、世の中にだした後は大事。マジで。これがないと、心折れるし。作る気にもならんから。

インプット時:作り手&ユーザー視点
執筆中:作り手視点
推敲時:ユーザー視点
世に出した後:作り手視点
こんな感じかな。行き来する感じ。

このね、2つの視点。

それぞれ、都合よく使い分けることが、メンタル保護しながら同時に他人の作品を楽しみ、学ぶ、良いやり方だと思います。オススメ。

補足
「自分が戦えそうな場所はどこか」
を探すにもこのユーザー視点は使えます。さっき書きましたよね。「居場所」作りが大事だって。
人気作でも、たくさん読んでるとですね。

「これは凄い!書けない!人気が出るのも当然だ!」というのがある反面

「なんでこれ人気なんだ?これなら俺でもいけそうだが……」
とか「なんでこうしないかなあ〜!俺ならこうするのに!そしたら絶対人気だぜ。ほら読者も不満でてるじゃん!作者わかってねえなあ〜」というのが必ずあります。

それ!大事なの、それ!
見下した感情とか、不満や改善点とか「自然に」でてくるやつ!
それが「あなたが戦いやすい場所」です。ナチュラルに、全体図が見えるやつ。人気作に対してもそれがでてくるなら、間違いないです。

あのですね。上もいったけど「欠点のない作品」なんてありえないんですよ。もし欠点が見えないなら、それは欠点がないんではなく「あなたが見えるレベルではまだない」というだけです。そうでしょ?あなたが憧れて欠点が見えない場所って、あなたが大して知識がない場所のはずです。弱点も見えない相手にどうポジションをとると?
そんな場所で戦っても、討ち死には確定です。
逆に「こうすればいいのに」という改善案が山程でてくる場所……そここそが、あなたが戦うべき場所です。
ぜひ「あなたが優位に戦える場所」探しのヒントにしてください


……というわけで。

「傲慢なユーザー視点を持て」でした。
真摯に学ぶ、作り手視点だけじゃなくてね

「世界一売れてるような作品でも、合わない1ユーザーにとったら欠点だらけの駄作」で「業界の神でも、興味ないユーザーにはただの人」なのです。

「あえて持ち上げない」ってことです。
これぐらいの傲慢さで、作品を楽しんで下さい!
なに、昔を思い出すだけですよ。好き勝手に楽しみましょう!
「最近のアップルは分かってない」とか「アマゾンは使いづらくなった」とか、業界以外のことは好き勝手いってるでしょうよ。
その感覚を、自分の業界のものについても、もてってことですよ。

「大御所とか超絶技法とか教養とかしらねーよ!つまんねえもんはつまんねえし面白いもんは面白いんだ!」

それでいいのです!心のなかで、自由に批評する許可を!
(でも作家として表で発言するときは謙虚にな!)



さて。そんなこんなで。
3つ。

1:「勝てないと思った相手とは、戦わなくて良い」
2:「小説のアイディアや技法を学ぶために、作家志望はありとあらゆる小説を読むべき」がそもそも間違ってる
 →小説以外からも技法、ネタは集めれる
 →上も下もみよう
3:「傲慢なユーザー視点をもて」


あと最初にいった「作家にとってメンタル保護はなによりも最優先される」をお伝えしました。

この3つはシナジーがあって。
傲慢なユーザー視点で+下をみることで、勝てる場所と相手を知り。
勝てないとこでは戦わない+上をみることで、ユーザーとして作品を楽しめたりする。という風に動けたりします。


まあ、この方法が万人に効くかはわからないけど、これを読んだ人に有効であることを信じて筆を取らせてもらいました。

ぜひ、今日から頭の片隅にインプットして。
心安らかな作り手ライフにいそしんでください。

んで、この方法がけしからん!という人は……僕に見えない場所でつぶやいてください(笑
あるいは、君が書くんだよもっと優れたやり方をほらほら(傲慢な作り手視点)

と、まあそんなとこで。

ここまで読んでくれてありがとうございました!

最後に。なかなかよいとおもってくれたら、Noteにスキとか。TwitterのリプにもいいねやRTなどお願いします。

またTwitterなどで主に活動してるので、気軽にみてください。
他の作品も下に紹介してるのでよろしくおねがいします。

アデュー!




追記:
自分の最も読まれたノートです。2000スキ以上。
月間MVP2回達成。週間は5回ぐらい達成。
タイトルに興味ある人はみてみてね。作家志望なら損はさせんよ

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