ポケモンカードと夢

先日同僚で飲みに言った際に可愛い女の子が「女のスカートの中には夢なんてないんですよ」と熱弁していた。

「そうなんだ!確認したいから見せて!」
そう言えば女の子にセクハラできる上に翌日から職場に行かなくて済むため1:2交換が成立していたのだが、生活費のことが頭をよぎった私は「なるほど〜」などと間抜けな返事をしてしまった。何が「なるほど」なのか。

しかし野暮を承知で言わせていただくとスカートの中に夢はあるのではないかと思う。簡単な計算である。「ある」か「無い」かの2択なのだから2人に1人はスカートの中に夢を隠し持っているはずなのだ。

だいたいスカートの中身はデッキタイプからして非常に多様である。スカートの中に追加の衣類を採用している場合と、採用していない場合では別のデッキだしメインアタッカーの色も様々である。
男がこの多様な中身のいずれかに憧れを抱く限りスカートの中に夢は存在しえるのではないだろうか。
そう思うとスカートの中はポケモンカードと同じである。そこには人それぞれの夢がある。君はポケモンカードに夢がないというのか。違う、ポケモンカードには夢がある。ならばスカートの中にも夢があって然るべきだ。

彼女は恐らく「そんなにいいもんじゃない」と言いたかったのだろう。理想と現実が違うことくらいは私もわかっているつもりである。しかし、理想の形でなくとも、夢を見るくらい許されてもいいんじゃないか。私はそう思う。
悲しい時、辛い時、仕事が面倒臭い時、ポケモンカードで負けた時、エロいことを考えることでメンタルをコントロールできる人間がいるのだ。ここにいる。夢によって救われる人間がいるのだ。

だからやっぱり今度彼女に伝えたい。
「休みの間考えてみたんだけどやっぱりスカートの中に夢はあるよ」

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