舞台を整えたら舞台をととのえ返された話

2015年7月。フリーランスのデザイナーとして活動してた私は、どうにも手が回らずスタッフを募集したのだった。

「清水の舞台から飛び立つために
清水の舞台から飛び降りて
Mac、フォント、ソフト
もう一台分全部そろえました。
舞台は整った!
あとは、それを使ってくれるアナタを待つばかり」
と、人材募集広告費0円でFacebookで呼びかけた。

友人のシェアで、この文章を読んだ方が「この人に会ってみたいと」と来てくれたのが、いまではカザーナの両腕となりデザイナー・イラストレーターとして活躍してくれているはまこちゃんである。そして翌年、「弊社」という文字を遠慮なく使えるようにと株式会社カザーナになるのでした。(フリーランスの時って弊社っていうのなんかもぞもぞしちゃうから)

そんな彼女が昨年末、なんやコソコソしてるなと思っていたら。
私が2007年から2016年まで書いていたブログをnoteに移してくれていたのである。

「さあ、ねえさん!舞台は整えた!あとはアナタが書くだけです」と舞台整え返しの術を披露してくれた。

そこから1ヵ月、自分が書いた文章読み返して、ずっとクスクス笑ってるというおバカで平和な時間を送っておりましたが、そんなために彼女は舞台を整えてくれたわけじゃない。
さすがに、この舞台にはあがらないわけにはいかない。
清水の舞台から飛び立つために。

待たせたな!

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