ガジェット遍歴を書いていく

iPhone3Gを購入する前までのガジェット遍歴を書いていく。

シャープPC-1200

一番最初に手にしたガジェットと呼べるのは、おそらくシャープのPC-1200だったと思う。おそらくなんのことやらわからんともうが、シャープが発売していた、ポータブルPCみたいなものだ。

形は、横長のアルファベットキーがついたガジェットで、本体上部に横長の液晶モニターがついている。モニターとは言っても、1行表示されるだけのものだったし、機能的にもプログラム電卓のようなものだった。

それでも、ナンバーキーだけでなく、アルファベットキーがついてPCっぽい雰囲気を持つ小型のPCが手に入るなんて、当時はマニア心を鷲掴みにされた。

おそらく、この頃のシャープの頑張りが、後のZaurusにつながっていったのだと思う。

HP LX200

その後、HP LX200というこれは、他のヒラに乗るノートPCを手に入れた。モニターもグレースケール液晶(だったと思う)だったが、機能的にはPCでOSはMS-DOSが使えるというものだった。ディスクもPCカード型のフラッシュディスクが使用できるようになっていて、サイズの割には、かなり拡張性も高い優秀なガジェットだったと思う。

普通に購入しただけだと、日本語が使えなかったので、使われ始めたばかりのインターネットなどを通じて、日本語化のパッチのようなものをインストールして使っていた。これで、スケジュールとか、アドレス帳などを管理して使用していた。

Apple Newton 2200

HP LX200を使用し始めたのとほぼ同じタイミングだったと思うが、Apple Newton 2200を手に入れた。スタイラスで、文字がリアルタイムで変換されるのには、本当に震えた。

ただ、Newtonは、確か並行輸入でしか入手ができなかったので、これにも日本語化キットのようなものをインストールして使用してたと記憶している。

メモ帳にも、スタイラスで線をかくと、直線になったり、三角形になったりというのも、画期的で、まさに未来が来た!というような感覚だった。

会社でも、スケジューラーとアドレス管理はこれでやっていた。

ただ、いかんせん本体が大きい。立ち上げに時間がかかる(iPhoneのようにスリープのような機能はなかったと思う)、それほど反応が早くないなど、本当に仕様に耐えられるのか、というとそうではなかったと思う。

ただ、未来のガジェットだと思い、マニアな人が頑張って使っていたという感じだと思う。

Handspring Visor

その後、Palm社のPalmOSを搭載した、Handpring社のVisorと呼ばれるガジェットを購入した。これも、スタイラスで操作するものだったが、スタイラスでの操作を限定していたので、OSの反応自体もかなり軽くて非常に実用的なガジェットだった。

任天堂のゲームボーイみたいな拡張スロットがついており、そこにモデムカードだったり、メモリーユニットを指して機能を拡張せいて使えた。

同時に、PCにインストールできるスケジューラー、アドレス帳アプリがあり、これと本体を同期することで、PCでもスケジュールを入力しても、Visorでも確認ができた。

これまで機種の中でもおそらく、Visorを一番長く使用していたと思う。

そこで、痛感したのは、ガジェットに必要なのは、通信機能(いわゆる携帯電話機能)だった。当時携帯電話がすでに個人所有で利用できるようになっていたが、ガジェットと、携帯を両手に持ち、ガジェットのアドレス帳で電話番号を確認しながら、携帯電話のアンバーキーを押すというなんとも変なことをやらなければいけないのと、携帯に登録した電話番号がガジェットに自動的に同期しなかったので、手動で同期させる必要があったので、完全に便利というわけではなかった。

当時、アメリカではPalmOSを搭載した、いわゆるスマートホンも発売されていたが、日本では発売されていなかった。

以上がiPhoneを購入する前までのガジェット遍歴だ。

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