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家二郎に挑戦

ラーメン二郎が食べたい!

突然衝動的に食べたくなるのが二郎の悪魔的要素の一つ。僕は世に言う「ジロリアン」達には程遠く、人生でまだ3桁は食べていないが、半年に1回くらいはQJT(急に二郎が食べたくなったので)が襲ってくる。行けるタイミングがあれば絶対に行くが、近所にはなく、なかなか行くことができないので、普段はコンビニのインスパイア系で済ませている。しかし今、せっかく時間があるんだし、自分で作ってみよう。そうすればまた改めてお店のありがたみが身に染みるだろうし。

【必要と思われるもの】


野菜
にんにく

旨味調味料

二郎と言ったら豚。チャーシューじゃなくて豚。これがなければ二郎っぽさが半減すると言ってもいい。本当ならブロックで買うべきなんだろうけど、柔らかくなるまで煮込んでたら空腹で死んでしまう。なのでカレー用のカット済みのものをセレクト。

やっぱり問題は麺だよなぁ。あのワシワシした独特の麺、スーパーに売ってるかなぁ。。。

あるわけないんだよなぁ

というわけで、比較的入手が容易で雰囲気が近い、大勝軒山岸さんのつけ麺用の麺をチョイス。

野菜

これは野菜炒め用のもやしミックス一択。

にんにく

言わずもがな。なければ二郎ではない(入れるかどうかは本来任意)

これはラード一択でしょう。ただ、個人的には普段脂マシしないので、今回はパス。

旨味調味料

実際に入れているかどうかは知らないけれど、そもそもガラからダシ取るなんてハードルが高すぎる。ここはアミノ酸系うまみ成分のグルタミン酸に頑張ってもらうことに。加えて鶏がらスープの素も併用し、イノシン酸とグアニル酸も確保。

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ステップ① 豚を煮込む

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ガラでスープを作らないから、一番時間のかかる工程は豚の煮込みになる。豚肉を醤油、酒、みりんで煮込む。だいたい1:1:1で大丈夫。

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沸騰したらアクを取り、落し蓋をして弱火で煮込む。

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柔らかくなったらOK。

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そしてこの煮込んだ汁を、ラーメンのかえしとして使います。丼に煮汁、旨味調味料、鶏がらスープの素を入れておく。特に旨味調味料は今までの人生で経験したことのないような量をぶっこむのをおすすめする。

ステップ② 野菜を茹でる

二郎といえばクッタクタの野菜(失礼)、だがこれがいい。僕はいつもはマシで止めるけど、一度だけマシマシにしてみたことがある。あれは修行だった。まだ若かったからいいけど、大豚ダブル野菜マシマシとか、胃袋が3つくらい必要だよ。

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茹でる、クタクタまで。

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野菜を引き上げたら

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野菜の旨味が溶け出してるゆで汁は丼に入れてスープにする。

ステップ③ 麺を茹でる

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沸騰したお湯に麺を入れて茹でる。ワシワシの食感にするのは難しいけど、せめてもの悪あがきで少し硬めに。

茹で上がったら麺だけを引き上げて一度流水でぬめりを取りつつ軽く締め、再びお湯に戻して温めたら湯切りして丼に入れる。

ステップ④ 盛り付け

麺の上に野菜と豚を乗せたら

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にんにくを荒くすりおろし(刻んでもOK)好きなだけ乗せる

完成

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うーむ…なんかもっとこう、画的にはエモさが足りない。やっぱ脂? でも普段から入れないからなぁ…でも脂かぁ。ラードは必須ですな。

実食

まずは天地返し。野菜を下にして麺を引き出しススる。二郎はスープを味わってからとかそんなことはない。そもそもレンゲもないし、丼を持ち上げてスープを飲もうものなら野菜の山が崩壊し大惨事が起こる。天地返しもテクニックがないと大惨事になるので、良い子はマネしないように。

食べてみて、うん、悪くない。だいたいこんな感じじゃなかったっけ。でもなんかエモさに欠けるんだよなぁ。

たぶん、たぶんだけど、脂の感じと、なによりも麺が全然違う。あのワシワシの食感はつけ麺用の麺では当たり前だけど再現できない。二郎系の麺、売ってくれないかなぁ。

なんだかんだ言いながらも、空腹過ぎて、食べるときに写真を一切撮ることなく食べきってしまった。失態。

作ってみて

再現度は70%ってところだろうか。麺が近づけば90%くらいまでは再現できそうだけど、この10%は家庭では越えられない壁な気がする。麺を探して、豚にもう少しこだわって、スープを取らなくても限りなく二郎に近い家二郎に再挑戦してみようかしら。。。

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