2回福島2日目第11競走 第73回ラジオNIKKEI賞 予想 



※レース概要

1952年に3歳限定・別定の重賞競走「中山4歳ステークス」として創設され、第1回はなんと皐月賞の前哨戦として4月上旬の中山競馬場で行われた。
現在の福島競馬場芝1800m戦に変更されたのは1979年のことで、さらに
負担重量も2006年にハンデ制へ移行。それと同時に「ラジオNIKKEI賞」に
名称も改められている。
3歳限定で行われる唯一のハンデ重賞で、出走馬の殆どが春のクラシックに
出走できなかった馬や、重賞を勝ったことのない馬である。
歴代の好走馬のなかには、このレースを飛躍の足掛かりとした馬も多い。

※コース概要

スタンド前をスタートしすぐに登坂に差し掛かる。1コーナーまでの距離は
約300mでゴール板を過ぎてから2コーナーまで緩やかに下り、向こう正面で
再びの登坂となる。4コーナーの残り400mから下りはじめ、ゴール前直線で
登坂を駆け上がってゴールに達する。最後の直線走路は292メートルでJRAの
全場のなかで1周の距離が最も短いが、細かい起伏が連続する
コースで知らず知らずのうちに体力をそがれる難コースといえる。
ペース配分の器用さと粘り強さが要求される。

※好走馬の条件

内枠先行が有利

小回りの福島競馬場らしく逃げ・先行馬、そして内枠い入った馬の
勝率が高い傾向にある。昔からの競馬ファンなら、かつての福島競馬場の
芝コースは開催が進むと内が荒れて外差しが決まるシーンが多くみられたが
エクイターフの導入や、2回開催前のエアレーションなどで芝の状態が保たれるようになり、開催が進んでも内から伸びるケースが多い。
外差しが決まるのは、雨の影響で内が荒れ放題になったときくらいで
基本は、内枠・逃げ馬・先行馬の3つのキーワードでの絞り込みが定石だ。

距離短縮組に注目

本レースの開催距離1800mを基準として、同距離、距離短縮、距離延長の
各組の成績は以下の通り。

同距離:3-2-1-42
距離延長:1-2-4-33
距離短縮:6-6-5-41

以上のように、距離短縮組の好走率の高さが目立つ。また距離短縮組の
勝ち馬6頭全てと勝ち馬を含む3着内17頭中13頭が前走でオープン、重賞の
レースを使っていた。


※注目馬

ヤマニンアドホック

前走の山藤賞を見事に逃げ切り勝ちした。しかし同レースは小頭数で
しかもかなりのスローペースと展開が向いたをいう見方が出来なくもない。
メンバーの中では若干の割引が必要かもしれないが、さすがにノーマークと
いう訳にはいかないだろう。血統的には、馬場が渋った方が走ると思われるが、中央競馬全場のなかでも馬場が柔らかい方に分類される福島競馬場。
さらに、鞍上の津村騎手はJRA所属騎手の中では道中のペース読みにかけては破格の巧さを誇る(と筆者は思っている)騎手。
上位争いしてもおかしくない。

オフトレイル

ハイペースの未勝利戦を先行から抜け出して勝利した。
スローからの上り勝負も苦手ではなく、ヌレイエフ系らしい
ペースの対応力の高さが武器。
流石に極限の上り勝負ともなると分が悪いが、福島競馬場ならば
そんな展開にはなりにくいだろう。
大崩れもみられず軸馬向きと言える。

※今回の予想印


  • ◎4番ヤマニンアドホック

  • 〇5番オフトレイル

  • ▲12番ショーマンフリート

  • △8番サトノシュトラーセ

  • ×1番シリウスコルト

  • ×3番セットアップ

  • ×6番ウインマクシマム

  • ×7番アレグロブリランテ



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