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娘が拒食症になりました。

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大学2回生から一人暮らしを始めた娘。夏休みで帰省した際には、既に拒食症を発症していた。始まったばかりの治療生活を綴っていきます。
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#心の病

【#6】入院時の選択で決め手となったこと。

娘が夏休みに帰省してから異常を感じ、いろいろと病院を受診し 最終的に、命に関わる重度の拒食症と診断されるまで約2週間。 そしてそこから、本来なら至急入院すべきだが 病床の空きが無い為、空きが出るまでの自宅療養期間が約2週間。 正式に入院ができるまで約1ヶ月かかってしまった。 その間だけでも体重は、3kg減っていた。 しかし、娘の辛く苦しい気持ち、今までの寂しかった気持ちなど 本音を沢山打ち明けてくれた為、親子で深く心を通わす時間を 圧倒的に多くとれたのは不幸中の幸いだったと

【#3】拒食症を知り、向き合い始める。

拒食症かもしれないと思い 娘の状況と照らし合わせながら ネットを色々と調べ始めた。 調べながら、娘が拒食症であることは 間違いないと思った。 治療にはかなりの時間を要する。 なぜか? 体力回復のための内科的な治療と、 食に対する歪んだ心のもつれを解く為の 心療内科的な治療、 そして、栄養管理が必要になるから。 特に精神面でのサポートは 非常に重要であると感じた。 そこがしっかり元に戻らない限りは 内科的治療をして体力が回復しても また同じことを繰り返す可能性が 非常に高い

【#2】拒食症と気付くまで。

まさか娘が拒食症? とにかく、娘としっかり話をせねば・・・ お風呂から上がって、 ソファーでくつろいでいる娘の 背骨がゴツゴツボコボコした 背中をさすりながら 私「痩せすぎてると思わへん?」 娘「うん。今は思う。」 私「食べれへんの?」 娘「うん・・・食べやなあかんと思うのに   食べれへんねん。」 私「ダイエットしたん?」 娘「違うねん。   たまたま実験授業が遅くなった時   学食もコロナで早く閉まるし、   自炊が面倒で抜き始めたのがきっかけやと思う」 拒食症かも

【#1】帰省した娘の姿を見て・・・

大学2回生の娘。 4月から一人暮らしを始め、 前期試験が終わって夏休みに入り この夏、久しぶりに帰省した。 娘を迎えに駅に行くと、 スーツケースを転がしながら 私の方に歩いてくる娘。 久しぶりに会う娘のその足取りは しっかりしつつも 見た目は、折れそうにガリガリで 顔も小さくなって痛々しい姿だった。 いったい何があったのか? 私「どうしたん?体調悪いの?」 娘「ううん。元気やで。」 私「ちゃんと食べてた?ガリガリやで」 娘「え?そう?普通やで」 私「いや、痩せすぎで痛